スタア誕生
A Star Is Born
ポスター(1937)
監督ウィリアム・A・ウェルマン
脚本ロバート・カーソン
ドロシー・パーカー
アラン・キャンベル
原案ウィリアム・A・ウェルマン
ロバート・カーソン
製作デヴィッド・O・セルズニック
出演者ジャネット・ゲイナー
フレドリック・マーチ
アドルフ・マンジュー
音楽マックス・スタイナー
撮影W・ハワード・グリーン
『スタア誕生』(スタアたんじょう、A Star Is Born)は、1937年
のアメリカ合衆国のドラマ映画。ウィリアム・A・ウェルマンが監督、ジャネット・ゲイナーとフレドリック・マーチが主演した。テクニカラー作品として製作されている。ジョージ・キューカー監督の1932年の映画『栄光のハリウッド』を下敷きとし[4]、ハリウッドの光と影を描いている。現在は米国・日本共にパブリックドメインDVDが発売されている。
1954年(ジュディ・ガーランド主演)と1976年(バーブラ・ストライサンド主演)と2018年(レディ・ガガ主演)にリメイクされている(後述)。 ハリウッドの栄光と悲劇を描く。 映画スターに憧れ、ハリウッドへやってきたエスター・ブロジェット(ジャネット・ゲイナー)は大スターであるノーマン・メイン(フレドリック・マーチ)との出会いをきっかけに女優「ヴィッキー・レスター」として大スターとなり、ノーマンと結婚する。しかし、ノーマンは人気に翳りが見え始め、酒に溺れるようになって行くと、ついにはエスターがアカデミー賞を受賞した晴れの舞台に泥酔状態で現れるという醜態を見せたことで療養所に入ることになる。 退院したノーマンは俳優として既に過去の人となっていたにもかかわらず、それを受け入れられずに再び自暴自棄な行為におよび、警察に留置されてしまう。この事態にエスターは愛する夫を介抱するために引退を決意する。それを知ったノーマンは愛する妻のために死を選ぶ。 心身ともに疲れ果てたエスターは田舎に戻ろうとするが、そこに祖母が現れ、エスターを励ます。こうして復帰したエスターは新作映画の試写会の場でマイクを通じて全国のファンに向かって「私はノーマン・メインの妻です」と挨拶する。 Rotten Tomatoesによれば、20件の評論の全てが高評価で、平均点は10点満点中7.7点となっている[5]。Metacriticによれば、5件の評論のうち、高評価は4件、賛否混在は1件、低評価はなく、平均点は100点満点中77点となっている[6]。 賞部門対象者結果
ストーリー
キャスト
エスター・ヴィクトリア・ブロジェット/ヴィッキー・レスター:ジャネット・ゲイナー
ノーマン・メイン:フレドリック・マーチ
オリヴァー・ナイルズ:アドルフ・マンジュー - プロデューサー。
レティ・ブロジェット:メイ・ロブソン
ダニー・マクガイア:アンディ・ディヴァイン(英語版)
マット・リビー:ライオネル・スタンダー
スタッフ
監督:ウィリアム・A・ウェルマン
製作:デヴィッド・O・セルズニック
脚本:ウィリアム・A・ウェルマン、ロバート・カーソン、ドロシー・パーカー、アラン・キャンベル
音楽:マックス・スタイナー
撮影:W・ハワード・グリーン(英語版)
美術:ライル・ウィーラー
衣装:オマー・カイアム(英語版)
編集:ジェームズ・E・ニューカム
作品の評価
映画批評家によるレビュー
受賞歴
第10回アカデミー賞作品賞ノミネート
監督賞ウィリアム・A・ウェルマン
主演男優賞フレドリック・マーチ
主演女優賞ジャネット・ゲイナー
原案賞ウィリアム・A・ウェルマン
ロバート・カーソン受賞
脚色賞ロバート・カーソン
ドロシー・パーカー
アラン・キャンベルノミネート
助監督賞エリック・ステイシー
特別賞W・ハワード・グリーン(英語版)(カラー撮影)受賞
第9回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞トップ10映画(英語版)受賞
第5回ヴェネツィア国際映画祭(英語版)ムッソリーニ杯(外国映画賞)ノミネート
リメイク
スタア誕生(1954年、A Star Is Born)
ジョージ・キューカー監督、ジュディ・ガーランド、ジェームズ・メイソン主演。ミュージカルとして再映画化した作品。
スター誕生(1976年、A Star Is Born)
フランク・ピアソン監督、バーブラ・ストライサンド、クリス・クリストファーソン主演。舞台が映画界から音楽界に変えられ、登場人物の名前も変更されている。