スズキ・SV
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SV(エスブイ)とは、スズキが製造販売しているスポーツタイプのオートバイであり、シリーズ車種として数車種が生産されている。
モデル一覧
SV400 / SSV400S(ハーフカウルモデル)SV400(ネイキッドモデル)

SV400は1998年に発売された。4ストローク水冷90度V型2気筒エンジンを搭載しており、スポーツ性を強調したハーフカウルモデルであるSV400Sと、タウンユースを優先したネイキッドモデルのSV400の2種類がある。

当初は前輪ブレーキがシングルディスクであったが、SV400Sは2000年、SV400は2002年にダブルディスクに変更された。定価はSのほうが9万円以上高かった。共に2006年12月をもって生産終了となる。

なお2009年に発売されたグラディウスが後継車種にあたる。
SV1000 / S2004 SV1000S

SV1000Sは2003年に発売された。以前発売されていたフューエルインジェクション (FI) 採用の同型エンジン搭載車であるTL1000S/Rの評価が良くなかったことから、イメージを一新させるため角調の斬新な車体デザインとなっている。後に下位車種と同じようにネイキッドモデルのSV1000も発売されたが、先に生産が終了されSV1000Sのみに一本化された。また、400や650と異なり、エンジンにはセミカムギアトレーンを採用している。なお当時の馬力規制により日本仕様は94psとなっていたが、欧州仕様では120psまで発生させていた。

400と同じく日本仕様は2006年12月に生産終了となった。輸出仕様も2008年に姿を消している。
SV650 / S

SV650は1999年に発売された。当初は400の排気量上位版として、400同様にSV650SとSV650の2車種を発売したが、人気が芳しくなく国内ではそのまま販売終了となった。

しかし輸出先での欧州では人気が高かったことから、後にモデルチェンジを受け1000の排気量下位版として車体構成やエンジンが一新され、K7型からはABS仕様も追加された。また、SV650系エンジンはイタリア・カジバのRAPTOR650にも搭載されている。

2008年9月30日にSV650系エンジンを使用するネイキッドモデルの新型車となるグラディウス(英:Gladius, SFV650)が発表されたが、SV650Sは2011年以降も併売された。

Suzuki SV650S(旧デザイン)

Suzuki SV650S(側面)

Suzuki SV650S

2016年モデル

SV650 ABS

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基本情報
排気量クラス大型自動二輪車
メーカースズキ
車体型式2BL-VP55B
エンジンP511型 645 cm3 4サイクル水冷90°V型2気筒DOHC4バルブ
内径×行程 / 圧縮比81.0 mm × 62.6 mm / 11.2:1
最高出力56kW 76.1PS/8,500rpm
最大トルク64Nm 6.5kgf・m/8,100rpm
車両重量196 kg

      詳細情報
製造国
製造期間 2016年-
タイプ ネイキッド
設計統括
デザイン
フレーム ダイヤモンド(スチールトラス)
全長×全幅×全高 2,140 mm × 760 mm × 1,090 mm
ホイールベース 1,450 mm
最低地上高 135 mm
シート高 785 mm
燃料供給装置 燃料噴射装置
始動方式 セル
潤滑方式 ウエットサンプ
駆動方式 チェーン
変速機 常時噛合式6段リターン
サスペンション テレスコピック
スイングアーム
キャスター / トレール 25° / 106 mm
ブレーキ 前ダブルディスク
後シングルディスク
タイヤサイズ 前120/70ZR17 58W
後160/60ZR17 69W
最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 13 L
燃費 (WMTC)26.6 km/L
カラーバリエーション
本体価格 684,000円(税抜)
備考
先代 グラディウス650
後継
姉妹車 / OEM
同クラスの車 ヤマハ・MT-07カワサキ・ER-6

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2015年にはネイキッドスタイルでABS仕様も加えた SV650/A としてフルモデルチェンジされ[1]、日本仕様は2016年8月11日より SV650 ABS として発売された。

エンジンはグラディウス650に搭載していたものを欧州EURO4排出ガス規制(日本の平成28年規制と同等)対応のため改良し、また極低回転域での補助を行う「ローRPMアシスト」を搭載した。車体もグラディウスからの改良で大幅に軽量化されている[2]
SV650X

2017年東京モーターショーにおいて世界初出展の参考出品車でカフェレーサースタイルのメーカーカスタマイズモデルである。同年、ミラノで開催されているEICMAにおいて2018年初頭にヨーロッパなどでの販売を予定していることが発表された[3]
SV650X ABS

SV650のバリエーションモデルとして2018年に登場した、SV650Xの2023年モデル。前年モデルから仕様変更はなく、カラーバリエーション変更のみ。2019年以来のシルバーを採用した。ABS標準装備。発進時にエンジン回転数をわずかに上げる「ローRPMアシスト」も搭載。[4]

写真は2021年モデル。マフラーをヨシムラ・サイクロンへ変更後。
脚注[脚注の使い方]^スズキ、ミラノショーで海外向け二輪車の新モデルを発表 - スズキ・ニュースリリース 2015年11月17日
^【ミラノショー15】スズキ SV650/A 新型…ローRPMアシストやイージースタートで利便性向上 - Response.・2015年11月18日
^ 【EICMA 2017】スズキ SV650X 新型を出展…2018年より欧州などで販売開始 - Response.・2017年11月7日
^ 中古車情報誌Goo,バイク情報誌グーバイクの株式会社プロトコーポレーション. “スズキ (SUZUKI) SV650X”. www.bikebros.co.jp. 2023年4月16日閲覧。

外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、スズキ・SVに関連するカテゴリがあります。

スズキ・SV650 ABS

スズキ・SV650X ABS

スズキ(グローバル)SV650/A


スズキ・ニュースリリース1998年9月22日 SV400/S

スズキ・ニュースリリース1999年3月30日 SV650/S

スズキ・ニュースリリース2003年8月21日 SV1000
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