スズキ・バンディット
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この項目では、二輪車について説明しています。四輪車「ソリオ・バンディット」については「スズキ・ソリオ」をご覧ください。

バンディット(Bandit)は、スズキが販売しているオートバイの車種。排気量、製造年次、仕様地別に数種類がある。車名のバンディットとは「山賊」や「無頼漢」などを表す語[1]

なおバンディットの正式型番はGSF(ジーエスエフ)であるため、本項ではGSFシリーズとして発売された車両についても記述する。目次

1 モデル一覧

1.1 バンディット1250 ABS / S ABS / F ABS

1.2 GSF1200/S / S-ABS・バンディット1200 / S

1.3 GSF750

1.4 バンディット650 / S

1.5 バンディット600 / S

1.6 バンディット250 / バンディット400


2 脚注

3 関連項目

4 外部リンク

モデル一覧
バンディット1250 ABS / S ABS / F ABS

バンディット1250/S

基本情報
排気量クラス大型自動二輪車
エンジン1254 cm3 水冷4ストローク直列4気筒DOHC
最高出力74.0kW(100.0PS)/7,500rpm
最大トルク107N・m(10.9kg・m)/3,500rpm

      詳細情報
製造国
製造期間 2007年-
タイプ EBL-GW72A
設計統括
デザイン
フレーム ダブルクレードル
全長×全幅×全高 2,130 mm × 790 mm × 1,235 mm
ホイールベース 1,480 mm
最低地上高 135 mm
シート高 770-790 mm
燃料供給装置 燃料噴射装置
始動方式
潤滑方式
駆動方式 チェーン
変速機 常時噛合式6速リターン
サスペンション

キャスター / トレール
ブレーキ 前油圧式ダブルディスク
後油圧式ディスク
タイヤサイズ 前

最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 19 L
燃費 27 km/L
カラーバリエーション
本体価格 1,029,000円
備考 スペックは2007年式1250S
先代
後継
姉妹車 / OEM
同クラスの車

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バンディット1250/S ABSは2007年に発売された。それまでに発売されていた、スズキ伝統の油冷エンジンを搭載したバンディット1200/Sの外観はそのままに、新開発の水冷エンジンを搭載したモデルである。エンジン以外の外観はそのままであるが、ダウンフレーム径を従来型よりも10%大径化している。

この水冷エンジンは、従来の油冷エンジンに比べストロークを5mm拡大したもので、排気量は従来の1,156ccよりも98ccアップの1,254ccとなる。最大トルクは107N・m(10.9kg・m)となり、これを従来型よりもさらに低回転となる3,500rpmで発生させることとなった。また、二次バランサーが搭載され、騒音や振動を低減させ、よりスムーズなエンジンフィールを得ている。

エンジン水冷化に伴い、従来のキャブレター方式からインジェクションに変更されている。このインジェクションシステムにはSDTV(Suzuki Dual Throttle Valve)が搭載されており、ライダーのスロットル操作に対して、理想的な吸気速度を補助的に制御し、リニアなスロットルレスポンスと共に、排出ガスの低減に貢献している。

トランスミッションはエンジン水冷化にあわせて6速となった。全体のギア比は従来型から再設定されているが、高速巡航時のエンジン回転数を低減している。

また、このモデルから、日本販売のモデルに限っては、ABS搭載が標準となった。ABS検出部はアクティブセンサーとし、センサーローターはプレート式を採用している。

2010年4月にはバンディット1250F ABSが発売された。この車両は欧州では GSX1250FA として販売されているもので、前面にGSX-Rシリーズのデザインを流用したフルカウル仕様となっている。なお、この車両もABSは標準装備となっている。

ネイキッド版のバンディット1250 ABSは、発売から短期間で日本のラインナップから外されていたが、Fと車体構造を共通化し異型ヘッドライト装備させるなど外装を一新し、2010年6月から日本でも再び発売された。

なお、全車種とも日本仕様は2016年にメーカーより生産終了が公表されている。
GSF1200/S / S-ABS・バンディット1200 / S SUZUKI 2006年型Bandit1200S GSF1200P

GSF1200は1995年に発売された。低回転域のトルクの重厚さを売りにした車両であり、4000回転で最大トルクを発揮する強力なエンジンを搭載している。日本国外ではBandit1200の車名で輸出されていた。国内ではモデルチェンジとして発売されたイナズマ1200を挟み、2000年に再びモデルチェンジを受けてバンディット1200として発売されることになった。なお共に型番「S」のハーフカウル仕様もある。また、GSF1200Sには、二輪車には当時珍しかったABS搭載車種も存在した。

当車には白バイ仕様(形式はBC-GV75C、車名もバンディットではなくGSF1200P)も存在しており、ハーフカウル仕様のGSF1200SのABS仕様をベースモデルとして、専用カウル、速度取締メーター、SMPスイッチ、サイレンパトライトの取り付けやサイドパニアケース、大型エンジンガード、大出力オルタネーター警察無線用機材などの専用部品の装着が行われている。2004年の千葉県警察を皮切りとして、警視庁を中心に各道府県警においても、旧型のVFR750P(RC35)の置き換えとして導入が進んでいる。都道府県によっては導入数は現在[いつ?]の主力車種であるVFR800P(RC49)に並ぶほどとなっている。

なおスズキは2004年8月6日に国土交通大臣へ対しGSF1200Pのリコールの届出を行っている。リコール内容はスピードセンサーパネル圧入不良。

2000年3月発売

形式 BC-GV77A

フレームナンバー GV77A-100001?

機種番号 GSF1200Y(ネイキッド) / GSF1200SY(ハーフカウル)

カラー ソニックシルバーメタリック(YD8) / ダークスペースブルー(Y7H)



2001年11月発売

形式 BC-GV77A

フレームナンバー GV77A-101226?

機種番号 GSF1200SK2

カラー ソニックシルバーメタリック(YD8) / ダークスペースブルー(Y7H)



2003年2月発売

形式 BC-GV77A

フレームナンバー GV77A-101630?

機種番号 GSF1200SK3

カラー ソニックシルバーメタリック(YD8) / パールディープシーブルー(YAR)



2003年10月発売

形式 BC-GV77A

フレームナンバー GV77A-101859?

機種番号 GSF1200SK4

カラー ソニックシルバーメタリック(YD8) / パールディープシーブルー(YAR)



2004年7月発売

形式 BC-GV77A

フレームナンバー GV77A-102101?

機種番号 GSF1200SK5

カラー ソニックシルバーメタリック(YD8)



2005年1月発売

形式 BC-GV77A

フレームナンバー GV77A-102284?

機種番号 GSF1200ZK5


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