スコッツバレー
[Wikipedia|▼Menu]

スコッツバレー
Scotts Valley

空港の跡地
位置

サンタクルーズ郡内の位置
座標 : .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯37度3分5秒 西経122度0分48秒 / 北緯37.05139度 西経122.01333度 / 37.05139; -122.01333
歴史
市制1966年
行政
アメリカ合衆国
  カリフォルニア州
 サンタクルーズ郡
 市スコッツバレー
地理
面積 
  市域11.900 km2 (4.595 mi2)
    陸上  11.900 km2 (4.595 mi2)
    水面  0 km2 (0 mi2)
      水面面積比率    0%
標高171 m (561 ft)
人口
人口(2020年現在)
  市域12,224人
その他
等時帯太平洋標準時 (UTC-8)
夏時間太平洋夏時間 (UTC-7)
公式ウェブサイト : ⇒http://www.scottsvalley.org/

スコッツバレー(Scotts Valley)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクルーズ郡にある都市。人口は1万2224人(2020年)。サンタクルーズの北の盆地にあり、サンタクルーズとサンノゼを結ぶ州道17号線が市内を縦断している。
歴史

西洋人の到来以前はオローニ族が住んでいた。知られるかぎり西洋人ではじめてスコッツバレーに住んだのはカムチャツカ生まれのロシア系スペイン人ホセ・アントニオ・ボルコフで、1833年に現在のスコッツバレーに相当するランチョ・サン・アグスティンの所有を認められた[1]。1839年に、テネシー州生まれのアメリカ系スペイン人で、ボルコフと姻戚関係にあったジョゼフ・ラッド・メージャーズがわずか400ドルでボルコフからランチョを譲られた。

ランチョの3代目の所有者がハイラム・ダニエル・スコットである。スコットは今のメイン州生まれの船乗りで、サンタクルーズに住んでいたが、カリフォルニア・ゴールドラッシュのときに金を掘りあて、またストックトンへ行って、サンワーキン川の渡し船の事業とホテルの経営によって大金持ちになった[2]。1852年にサンタクルーズに戻って、メージャーズのランチョを25,000ドルで購入した。「スコッツバレー」という地名はスコットにちなむ。スコットが住んだ家は現在も保存されている。スコットは1856年に父に土地の所有権を移し、その後本人は今のアリゾナ州に引っ越した。19世紀後半にスコッツバレーはサンタクルーズ山地を越える駅馬車の駅のある土地として知られた[2]。州道17号線は1940年に完成した[3]

1947年に、風変りな形に曲げられた木を見せる「Tree Circus」というアトラクションが作られた。その後、恐竜の像をあしらった「Lost World」に変化したが、1965年に所有者が死亡し、その後しばらくして閉園した[4]。木は1983年にギルロイに移され、今も見ることができる[5]

1957年には市の北部にサンタ村(Santa's Village)という遊園地が開園した。サンタクロースが夏を過ごす場所というふれこみのテーマパークだったが、1977年に倒産した。現在は街路名のみが残っている。

アルフレッド・ヒッチコックは1940年から1972年までスコッツバレーの北に別荘を所有していた[6]
気候

盆地の高い所にあるため、海に近くて霧につつまれがちなサンタクルーズに比べると日中の気温が高めである。
人口

スコッツバレーの家の数は1930年代には1ダースに満たなかった。1970年代には人口が5,000人を越えた[7]。2010年の人口統計では11,580人である[8]
交通

サンタクルーズとサンノゼ方面を結ぶ州道17号線が市を縦断している。また、西隣のフェルトンで州道9号線に接続する。

ダウンタウンのそばにバスの乗り換えセンターがあり、サンタクルーズとサンノゼを結ぶハイウェイ17バスが止まるほか、サンタクルーズやフェルトン方面を結ぶメトロ・バスが走っている[9]

サンノゼへは車で30分程度の距離であり、通勤圏内にある。Yahoo!Appleなどのシリコンバレーの会社が社員のためにシャトルバスを運行しているが、乗り換えセンターを無断で使っていることが問題視されている[10]

かつては小さな空港があり、1981年にアップルのスティーブ・ウォズニアックがここで軽飛行機の墜落事故を起こした。1983年に閉港し、現在は公園になっている。
産業

過去においてスコッツバレーに本社のあった著名な会社には以下がある。

シーゲイト・テクノロジー - ハードディスクドライブの大手製造会社。2011年に本社はクパチーノに移転した。

E-MU Systems - シンセサイザーMIDIの会社。1993年にクリエイティブテクノロジーに買収された。

ボーランド - DelphiInterBaseなどで知られるソフトウェア会社。2008年にエンバカデロ・テクノロジーズに買収された。

アビザ・テクノロジー - 半導体製造装置会社。2009年に破産した後、住友精密工業に買収された。

ネットフリックス - オンラインDVDレンタル大手。のちにロスガトスに移転した。

イーストン=ベル・スポーツ - スポーツ用品の会社。

ベサニー大学(英語版)は4年制の私立大学で、もと1911年にサンフランシスコペンテコステ派アッセンブリーズ・オブ・ゴッド)の教育施設として創立したが、1950年にスコッツバレーに移転した[11]。2011年に閉校した。
脚注^ Muth (2016) p.18
^ a b Koch (1973) p.125
^Routes 17 through 24, California Highways, ⇒http://www.cahighways.org/017-024.html 
^ Muth (2016) pp.83-92
^ A Circus Tree Story, Gilroy Gardens, https://www.gilroygardens.org/circus-trees/a-circus-tree-story 


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:19 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef