スコッチ・ウイスキーの銘柄一覧
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この項目は、スコッチ・ウイスキーの銘柄一覧である。
モルトウイスキー
主要なシングルモルト・ウィスキー

大麦麦芽のみを原料とし、1つの蒸留所の原酒からつくられるもの。「 ウイスキー#ウイスキーの種類」も参照
ハイランドモルト
北ハイランド産グレンモーレンジクライヌリッシュダルウィニー
バルブレア(Balblair)
バルブレア蒸留所製造。風味は「軽く華やか」と評される。熟成の早さが特徴の一つで、かつては5年物のオフィシャルが販売されていた[1]。ブレンデッドウイスキー「バランタイン」を製造する会社が蒸留所を所有していた時期には同酒の原酒として使用されていた[2]
クライヌリッシュ (Clynelish)
クライヌリッシュ蒸留所製造。シルクのようななめらかさとスパイシーさを併せ持ち、「深く静かな余韻が残る」と評される[3][4]。伝統的にスペイサイドモルトの「グレンリベット」と並び称される銘酒で、かつては供給が追い付かないほどの人気を誇った[4]。ブレンデッド・ウイスキー「ジョニー・ウォーカー」金ラベルの原酒[3]
ダルモア(Dalmore)
ダルモア蒸留所製造。パワフルな風味を持ち[5]ながら、加水すると「まろやかな桃の風味」がすると評される[3]。ボトルに描かれている牡鹿はダルモア蒸留所のかつてのオーナーであったマッケンジー家の副紋章[6]
ダルウィニー (Dalwhinnie)
ダルウィニー蒸留所製造。穏やかな味わいが特徴。ブレンデッドウイスキーの「ブラック&ホワイト(英語版)」、「ロイヤル・ハウスホールド」の原酒[7]。年間生産量130万トンのうち、シングルモルトとして出荷されるのは5%に満たない[8]
グレンモーレンジィ (Glenmorangie)
グレンモーレンジィ蒸留所製造。風味は複雑かつ華やかで、「香りのデパート」と評される[8]。製品はすべてシングルモルトで、ブレンド用には一切供給されていない。仕込み水は硬水で、「良質のモルトウイスキーは軟水から作られる」という常識を覆した。熟成に使用する樽はすべて自ら原木を買い付け、ケンタッキー・バーボンを詰めたバーボン樽である[9]。スコットランドで最も飲まれているシングル・モルトである[8][10]
グレンオード(Glen Ord)
グレンオード蒸留所製造。マイルドな口当たりが特徴。ブレンデッドウイスキー「デュワーズ」の主要原酒[8]
オールドプルトニー(Pulteney)
プルトニー蒸留所製造。潮や海藻の香りが漂う風味が特徴[11]。ブレンデッドウイスキー「バランタイン」を構成する「魔法の7柱」のひとつ[12]
ロイヤル・ブラックラ(Royal Brackla)
ロイヤル・ブラックラ蒸留所製造。柑橘系の香りとラムレーズンのような甘味が特徴の食後酒[13]
スペイサイド(Speyside)
スペイサイド蒸留所(en:The Speyside distillery)製造。麦芽の乾燥にピートを使用していない[14]
ドラムーイッシュ(Drumguish)
スペイサイド蒸留所製造[15]
ティーニニック(テナニヤック)(Teaninich)
ティーニニック(テナニヤック)蒸留所製造。風味は「華やかで厚みがある」と評される[16]。ウイスキー・リキュール「ドラムビュイ」の原酒の一つ[17]
トマーティン(Tomatin)
トマーティン蒸留所製造。風味はドライでパワフル。同名のブレンデッドウイスキーもあり、そちらのほうが知名度が高い[16]

南ハイランド産
アバフェルディ(Aberfeldy

アバフェルディ蒸留所製造。まろやかで飲みやすいと評される。アバフェルディ蒸留所の近くには赤リスの生息地があり、15年物のラベルには赤リスの絵が描かれている[18]。デュワーズのキーモルトである[19]
ブレアアソール(Blair Athol)
ブレアアソール蒸留所製造。清冽さとまろやかさ、ほのかな甘みを併せ持つ[20]。蒸留所の近くを流れる小川アルト・ダワー・バーンはゲール語で「カワウソの川」を意味し、ユナイテッド・ディスタラーズ社が販売するブレアアソールのラベルにはカワウソの絵が描かれている[21]
ディーンストン(Deanston)
ディーンストン蒸留所製造。風味は薬品ぽい[22]
エドラダワー (The Edradour)
エドラダワー蒸留所(en:Edradour distillery)製造。香りは蜂蜜のように甘く、舌触りはとろけるようだと評される[23]。ただし、近年は化粧品のような香りがするようになったという指摘もある。シングルモルトの出荷量は年間2万4000本ほど[20][24]
グレンゴイン (Glengoyne)
グレンゴイン蒸留所製造。麦芽の風味を純粋に引き出すため、乾燥にピートを全く用いない。ウイスキー評論家の土屋守によると軽さとコクを併せ持ち、加水すると和食にも合う[25]
グレンタレット (Glenturret)
グレンタレット蒸留所製造。バニラ香のするオイリーでフルーティーな風味をもつ[26]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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