スケアリーストーリーズ 怖い本
Scary Stories to Tell in the Dark
監督アンドレ・ウーヴレダル
脚本ダン・ヘイグマン
『スケアリーストーリーズ 怖い本』(スケアリーストーリーズ こわいほん、Scary Stories to Tell in the Dark)は2019年のアメリカ合衆国・カナダのホラー映画。監督はアンドレ・ウーヴレダル、主演はゾーイ・マーガレット・コレッティが務めた。本作はアルヴィン・シュワルツが1981年から1991年にかけて発表した児童文学『誰かが墓地からやってくる』と『死んだ男の手首』 シリーズを原作としている。
ストーリー。ステラ、オーギー、チャックの3人はいじめっ子のトミー・ミルナーに悪戯を仕掛け、そのまま逃げ出した。その際、浮浪者のレイモンが3人を手助けした。その後、レイモンを含む4人は幽霊屋敷として有名な邸宅を探検することにした。その屋敷は町の創設に尽力したベロウズ家が所有していたものだった。屋敷内に入った4人は隠し部屋を見つけ、その中で怪談が多数記された本を発見した。その本の持ち主、サラ・ベローズは一族の集合写真から排除された曰く付きの人物であった。ほどなくして、4人を追ってきたトミーが屋敷に辿り着き、トミーが連れてきたチャックの姉と4人を隠し部屋の中に閉じ込めてしまった。不思議なことに、トミーが屋敷を離れた後、謎の力で扉が開いた。不審に思った5人だったが、取り敢えず屋敷を後にすることにした。
帰宅したステラは屋敷から持ってきた本に「ハロルド」と題された章が新たに書き加わったのを見て仰天した。その章の主人公はトミーであった。その頃、トミーはトウモロコシ農場でハロルドという名前が付いたかかしに追いかけ回され、正体不明の怪物にピッチフォークで刺されてしまった。不安に思ったステラはレイモンと一緒にトミーを探しに行き、農場でトミーの服を着たかかしを発見した。そのかかしにはトミーのものと思われる毛髪が付着していた。ステラはトミーがかかしになったと主張したが、レイモンはその主張に懐疑的であった。レイモンは「この一件が警察に知られたなら、最初に容疑者として疑われるのは俺だろう」と怯えていた。
その日の夜、ステラの本に「大きな足指」と題された章が新たに書き加わった。その章の主人公はオーギーであり、シチューの中に入っている人間の足指を食べてしまったオーギーがその足指の持ち主だった死体に追い回されるというストーリーであった。2人はオーギーに警告しようとしたが、時既に遅く、オーギーは死体から逃げ回っていた。オーギーは必死になって逃げたが、結局は死体に捕まってしまい、そのまま行方知れずとなった。「次は自分の番かもしれない」と思った2人はチャックと姉を呼び出し本の話をしたがチャックの姉は信じず高校のミュージカルに出演する為に行ってしまう。残された3人で本を破壊しようとしたが、どうやっても本は破壊できなかった。そこで、3人は騒動を収束させる方法を探るべく、サラ・ベロウズの過去を調べ上げることにした。しかし、そこでまた本に新しい章が書き加えられてしまう。それはチャックの姉の話であった。3人は何とか姉を救い出しサラの過去に迫っていくが次々と本に新しい章が書き加えられてしまう。 ※括弧内は日本語吹替
キャスト
ステラ・ニコルズ:ゾーイ・マーガレット・コレッティ
ラモン・モラレス:マイケル・カーザ(鈴木達央)
オーガスト・ヒルデブラント(オーギー):ガブリエル・ラッシュ(村井雄治)
チャック・スタインバーグ:オースティン・ザユル(沢城千春)
ルース・スタインバーグ:ナタリー・ガンツホーン(杉山里穂)
トミー・ミルナー:オースティン・エイブラムス(丹羽正人)
ロイ・ニコルズ:ディーン・ノリス(谷内健)
ターナー - ギル・ベローズ(森宮隆):警察署長
ルイーズ:ロレイン・トゥーサント
ミセス・ヒルデブラント:マリー・ウォード
クレア:カレン・グレイヴ
怪物