スクールランブル
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この項目では、小林尽による漫画作品について説明しています。この作品を原作とするアニメについては「スクールランブル (アニメ)」をご覧ください。

スクールランブル
ジャンル学園漫画ラブコメディギャグ漫画
漫画:スクールランブル
作者小林尽
出版社講談社

その他の出版社
Del Rey Manga
TOKYOPOP
Tanoshimi
Pika Edition
Play Press Publishing
Schibsted Forlagene
Norma Editorial
鶴山文化社
東立出版社
Chuang Yi Comics
Elex Media Komputindo
Vibulkij

掲載誌週刊少年マガジン
マガジンSPECIAL
発表期間週刊少年マガジン:2002年47号 - 2008年34号
マガジンSPECIAL:2003年2月号 - 2008年5月号
巻数全22巻
漫画:スクールランブルZ
作者小林尽
出版社講談社
掲載誌マガジンSPECIAL
発表期間2008年9月号 - 2009年6月号
巻数全1巻
テンプレート - ノート

『スクールランブル』 (School Rumble) は、小林尽による日本漫画作品である。通称「スクラン」。
概要

同級生の烏丸大路に片思いするごく普通の女子高校生・塚本天満、その天満に片思いする不良高校生・播磨拳児、この2人の主人公が恋に悪戦苦闘するさまを中心として、多くのキャラクターが絡み合う高校生活を描いたラブコメディ漫画である。講談社週刊少年マガジン』にて2002年47号から2008年34号まで連載された。

天満を「主人公」、播磨を「もう1人の主人公」として始まった。コミックスでは「天満ちゃん(恋する少女)が烏丸君(好きな人)を前に日々是、苦戦のラブコメディ♡」、『少年マガジン』本誌では「天満ちゃんと烏丸君の日々是、苦戦ラブコメディ♡」と紹介されているが、間もなく播磨が物語の中心となり、烏丸の出番は減っていき、増刊号の主人公であった塚本八雲や、元々は脇役だった沢近愛理がヒロイン的なポジションにつくようになる。また、その周辺の人物達もクローズアップされ、複数の恋愛が同時展開する群像劇となった。

連載開始前、作者は担当編集者と「ギャグから恋愛に転がってもおかしくない」「ショートものでキャラが増えて、だんだん話が動いていく」ような作品にしたら良いのではないかと話し合い、手本として『自虐の詩』を手渡されたという[1]

本編の連載終了後、作者は本作について、「まだまだ描きたい大事な作品」であり、「いつか青年誌で『大人になる彼ら』を描いてみたい」と発言している。また、2020年には、キャラクターの未来については決めかねており、いつか描く場が与えられたら挑戦したい旨を述べている。
School Rumble 増刊号

本編とは別に、講談社『マガジンSPECIAL』にて2003年2月号より2008年5月号まで連載された。

天満のである塚本八雲が主人公。八雲の他にも、脇役級のキャラクターを主役に据えたエピソードや、本編の出来事のサイドストーリーなどが描かれている。「本編のSideB」がキャッチコピー
School Rumble Z

『マガジンSPECIAL』にて2008年9月号から2009年6月号まで連載された番外編。「16Pのパラレルコメディ」がキャッチコピー。1話完結のスタンスがとられ、本編にリンクしていると思われる話が描かれることもあった。
その他

2003年1月8日発売の『マガジンFRESH』に『特別長編』が、2004年8月27日発売の『マガジンワンダー』創刊号に『臨時増刊号』が掲載された。増刊号を含め、これらは単行本化にあたって本編と共にまとめられている。特別長編は2巻、臨時増刊号第1話は7巻に収録。また、『School Rumble Z』終了後、『別冊少年マガジン』2010年3月号、『週刊少年マガジン』2016年53号、同2017年15号、『マガジンポケット』2017年11月8日配信分にて番外編が掲載されたが、これらは単行本に収録されていない。
特徴

作品タイトルは、「School Life」と「Royal Rumble」を組み合わせた上で「Scramble」の響きに掛けて付けられている。
ロイヤルランブルとはWWEにおける時間差バトルロイヤルのことで、キャラクターが後からどんどん参加してくる形式の学園ラブコメだから、というのが由来。プロレス好きの担当編集者の発案によるものである。漫画版での正式な表記は英語で、カタカナ表記の『スクールランブル』は、テレビアニメ版・コンピュータゲーム版などのメディアミックス作品のタイトルとして使用されている。ただし、『週刊少年マガジン』誌上でも目次はカタカナ表記であり、英語表記される場合もカタカナと併記されることが多い。

キャラクターの名前には近畿地方の地名や鉄道駅名にちなんだものが多い。

矢神市という東京近郊の架空の街を舞台としている。

柱の煽り文は、通常の漫画では各話の冒頭と末尾にしか表記されないが、本作ではほとんどのページに渡って表記されている。単行本収録時には、追加(連載時における広告がなくなることでスペースが空くため)や修正がされることも多い。

話数を表す際には、例えば第12話であれば 「♯12」 というように、本来は音楽記号である「♯(シャープ)」が「#(ナンバーサイン)」の代わりに使われている。これに対応する形で、『School Rumble 増刊号』では「♭(フラット)」が、『School Rumble 臨時増刊号』と『School Rumble Z』では「?(ナチュラル)」[2]が、それぞれ話数に冠されている。

『週刊少年マガジン』においては、第100話、第150話、第200話の際に巻頭を飾った。

1話あたりのページ数は、連載当初は7-8ページで、後に10ページ前後となり、第1期アニメ開始からは12ページまで増えた。そして、第2期アニメ開始直前に「企画進行のため」として8ページへの減ページが4週間続いたのち、連載終了までは9ページ前後が標準となった。また、一挙2話掲載が2回、一挙3話掲載が3回あった。増刊号は通常8ページであった。

話数や掲載順には、『週刊少年マガジン』と単行本の間でズレや入れ替えがある。たとえば、『週刊少年マガジン』2006年49号にて第200話記念と銘打たれた話は、正確には第201話にあたるものであり、さらに単行本では掲載順が後回しになり第203話に変更された。また、本来の第203話以降は、話数を一つずつ繰り上げて単行本に収録されている。また、サブタイトルにも、『週刊少年マガジン』では重複や付け忘れがあり、単行本では一部の例外を除き修正されている。

コミックスの発行部数は累計750万部を突破した。

登場人物詳細は「スクールランブルの登場人物」を参照
単行本

講談社より発売。
KCコミックス

第1巻 発売日:2003年5月16日(表紙:塚本天満)
ISBN 4-06-363244-X

第2巻 発売日:2003年9月17日(表紙:塚本八雲) ISBN 4-06-363290-3

第3巻 発売日:2003年12月17日(表紙:沢近愛理) ISBN 4-06-363321-7

第4巻 発売日:2004年3月17日(表紙:周防美琴) ISBN 4-06-363346-2

第5巻 発売日:2004年6月17日(表紙:一条かれん) ISBN 4-06-363391-8

【限定版はメインキャラのシール付きのメインキャラの中学時代アルバム付き】 ISBN 4-06-362029-8


第6巻 発売日:2004年9月17日(表紙:播磨拳児) ISBN 4-06-363433-7

【限定版は付け替え可能の天満・烏丸フィギュア携帯ストラップ付き】 ISBN 4-06-362030-1


第7巻 発売日:2004年12月17日(表紙:花井春樹) ISBN 4-06-363464-7

【限定版は付け替え可能の八雲・高野フィギュア携帯ストラップ付き】 ISBN 4-06-362036-0


第8巻 発売日:2005年3月17日(表紙:刑部絃子) ISBN 4-06-363505-8


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