『スクリーム・フォー・ミー・ブラジル』
ブルース・ディッキンソン の ライブ・アルバム
リリース1999年10月
録音1999年4月 ブラジル
ジャンルヘヴィメタル
時間69分35秒
レーベルAir Raid Records
プロデュースロイ・Z
専門評論家によるレビュー
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ケミカル・ウェディング
(1998年)スクリーム・フォー・ミー・ブラジル
(1999年)ベスト・オブ・ブルース・ディッキンソン
(2001年)
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『スクリーム・フォー・ミー・ブラジル』(Scream for Me Brazil)は、ブルース・ディッキンソンが1999年に録音・発表したライブ・アルバム。1999年4月のブラジル・ツアーにおけるライブ音源を収録している。 ディッキンソンはアルバム『ケミカル・ウェディング』(1998年)発表後、1998年10月から12月にかけてヨーロッパ・ツアーを行うが[1]、この時はロイ・Zが祖父母の体調を理由に不参加となり[2]、リチャード・グル・カレットが代役を務めた[1]。そして1999年4月、ロイ・Zが復帰した編成でブラジル・ツアーが行われ、リオデジャネイロ、サンパウロ、クリティーバの3都市で5公演を行う[1]。なお、このブラジル・ツアーが行われた頃には、ディッキンソンとエイドリアン・スミスのアイアン・メイデン復帰が既に決定していた[2]。 アイアン・メイデンの曲や、初のソロ・アルバム『タトゥード・ミリオネア』からの曲は収録されていない[3]。ディッキンソン自身は2000年にMetal-Rules.comのインタビューで「既にアイアン・メイデンにいるんだから、アイアン・メイデンの曲は必要ない」「『タトゥード・ミリオネア』からの曲はもうライブ・ビデオになってるし、それに俺はずっと、俺が作ってきた全部のアルバムの中でも『タトゥード・ミリオネア』は異質だって感じてたんだ。良いアルバムなんだけど、ちょっと奇異なのさ」と語っている[4]。 本作はディッキンソンが新設したレーベル「Air Raid Records」からリリースされた[3]。ただし、同レーベルは既に『ケミカル・ウェディング』、『タトゥード・ミリオネア』、『ボールズ・トゥ・ピカソ』(1994年)の3作の権利も得ており、本作のカタログ番号は「Air CD 4」となった[4]。 Greg Pratoはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「首尾一貫した見事な演奏が聴き所になっている」「メタル史上最も偉大なシンガーの一人のファンであれば誰でも『スクリーム・フォー・ミー・ブラジル』を楽しめるだろう」と評している[3]。 特記なき楽曲はブルース・ディッキンソンとロイ・Zの共作。
背景
評価
収録曲
トランペッツ・オブ・ジェリコ - "Trumpets of Jericho" - 6:26
キング・イン・クリムゾン - "King in Crimson" - 4:56
ケミカル・ウェディング - "Chemical Wedding" - 4:33
ゲイツ・オブ・ユライゼン - "Gates of Urizen" - 4:20
キリング・フロア - "Killing Floor" (Bruce Dickinson, Adrian Smith) - 4:11
ブック・オブ・セル - "Book of Thel" (B. Dickinson, Roy Z, Eddie Casillas) - 8:24
ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン - "Tears of the Dragon" (B. Dickinson) - 8:06
ラフィング・イン・ザ・ハイディング・ブッシュ - "Laughing in the Hiding Bush" (B. Dickinson, Roy Z, Austin Dickinson) - 4:01
アクシデント・オブ・バース - "Accident of Birth" - 4:18
タワー - "The Tower" - 7:41
ダークサイド・オブ・アクエリアス - "Darkside of Aquarius" - 7:32
ロード・トゥ・ヘル - "Road to Hell" (B. Dickinson, A. Smith) - 4:59
参加ミュージシャン
ブルース・ディッキンソン - ボーカル
ロイ・Z - ギター
エイドリアン・スミス - ギター
Size:12 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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