スギナ
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「つくし、ツクシ」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「つくし (曖昧さ回避)」をご覧ください。

スギナ Equisetum arvense
スギナ(神奈川県川崎市、2006年4月撮影)
分類

ドメイン:真核生物 Eukaryota
上界:バイコンタ Bikonta
:アーケプラスチダ Archaeplastida
=植物界 “Plantae”
:シダ植物門 Pteridophyta
:トクサ綱 Equisetopsida
:トクサ目 Equisetales
:トクサ科 Equisetaceae
:トクサ属 Equisetum
:スギナ E. arvense

学名
Equisetum arvense L. (1753)[1]
シノニム


Equisetum arvense L. f. campestre (Schultz) Klinge (1882)[2]

和名
スギナ、ミモチスギナ[1]
英名
Field Horsetail, Common Horsetail
品種

オクエゾスギナ Equisetum arvense L. f. boreale (Bong.) Milde (1865)[3]

スギナ(杉菜[4]、接続草、学名: Equisetum arvense)は、シダ植物門トクサ綱トクサ目トクサ科トクサ属の植物の1種。日本に生育するトクサ類では最も小柄である。一般的には栄養茎をスギナ、胞子茎をツクシ(土筆[4]、筆頭菜)と呼び分けることがある[5]
名称

和名スギナの由来は、地上部がスギ(杉)を連想させ、春のツクシが食用されることから、「杉の菜」の意から名づけられたものである[6]。スギナの別名は、ツキグサ[4]、ツギマツ[4]などがある。スギナの中国植物名漢名)は、問荊(もんけい)という[1][7]

ツクシ(土筆、筆頭菜)は、スギナにくっついて出てくることから「付く子」、袴の部分で継いでいるように見えることから「継く子」となった説が有力である。ツクシの別名でツクシンボ[4]、つくしんぼう(土筆ん坊)、スギナノコ[4]、フデンコ[4]、地域によっては「ほうしこ」(伊予弁など)とも呼ばれる。漢字の「土筆」は、土から出てきた胞子茎が伸びきる前は先端まで「袴」に覆われており、その形状が「筆」に似ていることから、「土筆」という字が当てられたと考えられている[6]

学名のEquisetumは、属の学名 Equisetum の equusは「馬」、setaは動植物の「剛毛」の意味である。
特徴

原産地は北半球温帯地域[8]日本では全国の北海道本州四国九州に広く分布する[9][4]。市街地周辺から農耕地帯、山地原野、野原、荒れ地土手道ばたなど日当たりの良い酸性のやせた土地を好み、大小の集団をつくって群生する[9][4]

多年生草本[10]。繁殖力が強く、浅い地下に地下茎を長く伸ばして、節から地下茎を出してよく繁茂する[10][4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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