スキー板
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出典検索?: "スキー板" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2016年11月)
アルペンスキーの板

スキー板(スキーいた、ski)とは、の上を滑走するために足下に履く細長い板。通常2本1組を1台として、ブーツビンディングで装着し使用する。もともとは雪の多い地方の交通手段であったが、現在では主にスキースポーツとして競技やレクリエーションに用いられる。また、スノーモービルの操舵を行う前輪の代わりとしても使用されている。
歴史

19世紀に固定型のスキー締具(ビンディング)とくびれ型のスキー板が作りだされ、現代のスキー板の原型が誕生した。1890年代には金属製のビンディングが作られた。当初はスキー板は1枚のの板であったが、1930年代には合板のスキー板が開発され、金属のエッジも取り付けられた。さらに1940年代には金属(アルミ合金)の板で木の板を挟んだメタルスキーが、1950年代にはグラススキーと呼ばれる木の芯にグラスファイバーを巻きつけたものや合成樹脂製のスキー板が開発される。その後、芯が中空のスキー板や芯にプラスチックやメタル(金属)を用いたものなど様々なものが開発された。現在では芯は木を用いたもの(ウッドコア)が多く、グラスファイバーやケブラー、メタルなどの素材を組み合わせて作成されている。2000年代に入って新たにビンディングと一体構造のスキー板なども数多く開発されている。以前、日本ではでスキーが作られたこともある。
構造サンドイッチ構造の断面
1.トップシート
2.ラミネート上層
3.芯材
4.エッジ
5.ソール
6.サイドウォール
7.ラミネート下層キャップ構造(上部)とサンドイッチ構造(下部、白)の併用

スキー板は、芯材、ソール(滑走面)、エッジ、トップシート、サイドウォールなどから構成される。

芯材はスキー板のもつべき剛性や弾性を実現する中心的な素材である。伝統的には木材が用いられてきたが、近年は発泡樹脂も用いられており、また、ケブラーガラス繊維炭素繊維ボロン繊維ポリエチレン繊維などの化学繊維チタン合金やマグネシウム合金のような金属により強化することで天然素材そのままでは実現できない力学的特性を実現している。[1]

ソールは、スキー板が雪面と接する部分である。現在のスキー板では高密度ポリエチレンが用いられている。特に、上級モデルや競技モデルのスキー板のソールは焼結ポリエチレンを用いることで、滑走時に塗布するワックスがよりよく吸収されるようになっており、雪面に対する摩擦係数の低下による滑走性の向上を図っている。また、競技モデルを中心として、グラファイト粉末を混入して静電気の発生の低減を図ったものも用いられている。

エッジは、アルペンスキーにおけるターンの実現に欠かせない部品である。硬い金属、一般にはを素材とする細長い形状のもので、ソールに沿ってスキー板の左右に、板の先端(チップ)から後端(テール)まで配置される。現在はチップからテールまで、ひと続きとなったエッジがほとんどだが、板の柔軟性を優先するために、数cmごとに切れ目の入ったクラックドエッジも一部で用いられている。エッジは90度、ないしそれよりやや鋭角に研がれているのが一般的であり、ターン時に雪面、ときにはアイスバーンを削ってターン中の足場を確保する。

トップシートとサイドウォールは、スキー板の上面や側面を保護するための部材である。近年は、その形状や材質を工夫することで、スキー板の性能向上につなげている場合が多い。また、スキー板の内部構造は、もともとはソール、芯材、トップシートを重ねて貼りあわせて側面にサイドウォールを接着したサンドイッチ構造のものが多かった。近年はトップシートとサイドウォールの一体化することでねじれ(トーション)に強いボックス構造、あるいはキャップ構造を採用する板も多い。スキー板前部にキャップ構造、スキー板後部にサンドイッチ構造を使用するなど両方の構造を併用した板もある。ビンディングと一体構造のスキー板はビンディングの一部分のみが板と結合され、踵あるいはつま先の部分が稼働することなどによって板のセンター部(ブーツの下)をたわませることが出来るようになっている。そのほか、トップシートの上に振動吸収を目的とした小さな部材を取り付けた板も存在する。
形状形状の異なる4タイプのスキー。左から
1.くびれの無いスキー: クロスカントリー、テレマーク、旧式アルペン
2.カービングスキー
3.ツインチップスキー
4.ファットスキー

スキー板の基本性能を決定する形状的特徴には、長さ、幅、くびれ、反りの4つがあり、用途により板の形状はさまざまである。例えばモーグル競技のスキー板は、コブを滑るためにやや細身でゆるいサイドカーブを持つ。整地されていない雪山などのバックカントリーでは、深雪で沈まないように幅を広くしたファットスキーが使われる。
長さ

ソールの表面積はスキー板の長さ太さによって定まるが、それがスキー板の浮力、すなわち雪への沈みにくさの一つの指標となる。クロスカントリースキーの板は抗力を減らすために細く、しかし必要な浮力が得られるようその分長くなっている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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