株式会社スガイディノス
SUGAI DINOS, Inc.本社が入居していたノルベサ(2008年6月)
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
〒060-0063
北海道札幌市中央区南3条西5丁目1-1 ノルベサ6階
設立2018年12月19日
業種サービス業
法人番号1430001077968
スガイディノスホールディングス株式会社種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
〒062-0921
北海道札幌市豊平区中の島一条2丁目1番8-106号
設立2018年11月22日[2]
法人番号7430001077806
事業内容持株会社の運営[2]
代表者破産管財人 實重洋祐[3]
資本金1億7600万円[2]
純利益2億7295万円(2020年10月31日時点)[4]
総資産11億2326万9000円(2020年10月31日時点)[4]
主要株主北海道SOキャピタル(株)または同社が運営管理する投資事業有限責任組合[2]
特記事項:2024年3月25日破産手続開始決定。
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株式会社スガイディノス(英: SUGAI DINOS, Inc.)は、北海道札幌市に本社を置き、ゲームセンター・ボウリング場・映画館などを運営していた企業。
なお、フジサンケイグループの通信販売を手がけるDINOS CORPORATIONとは無関係である。 SDエンターテイメント株式会社は、須貝興行[5]株式会社時代から映画館事業・ボウリング場事業・ゲームセンター事業を長年にわたって手がけてきた。しかし、SDエンターテイメントにおける事業は、北海道のみで手がけているエンターテイメント事業(映画館事業・ボウリング場事業・ゲームセンター事業)と全国展開しているフィットネスや保育などウェルネス(健康)関連事業に経営資源が分散されている状態であった他、エンターテイメント事業自体も不振の状態が続いていた。さらに、SDエンターテイメントの親会社であるRIZAPグループの2019年3月期における決算予想も、約70億円の最終赤字となる見通しとなった[1][6][7]。 SDエンターテイメントは2018年11月13日に、エンターテイメント事業(映画館事業・ボウリング場事業・ゲームセンター事業)を手がける新会社として、同年12月19日に株式会社スガイディノスを設立することを発表。スガイディノスは同年12月19日付でSDエンターテイメントからエンターテイメント事業を新設分割で譲受した。本社はSDエンターテイメントと同じディノス札幌中央ビルに置かれる[1][6]。翌12月20日付でスガイディノス全株式はSDエンターテイメントから投資会社である北海道SOキャピタル株式会社が出資したスガイディノスホールディングス株式会社へ譲渡された[2]。これに伴い、SDエンターテイメントは、須貝興行時代から続けてきたゲームセンター事業・ボウリング場事業・映画館事業から撤退した。 スガイディノスは、ノルベサの5階にあるディノスパークノルベサを2019年2月17日に閉鎖した他、ディノス札幌中央ビル内にあるスガイディノス札幌中央(ディノスパーク札幌中央・ディノスボウル札幌中央・ディノスシネマズ札幌劇場)を同年6月2日に閉鎖するなどの事業再構築を図る[8][9]。 スガイディノス札幌中央の閉鎖に先んじて、スガイディノスの本社も2019年3月にディノス札幌中央ビルからディノスボウルノルベサが入居しているノルベサ6階へ移転した。スガイディノスはスガイディノス札幌中央の閉鎖の理由として、ディノス札幌中央ビルの所有者であるタツミプランニングとの契約が満了を迎えること、ディノス札幌中央ビル自体が築51年と老朽化していたことなどを挙げている[10]。閉鎖前日である同年6月1日にはゲーセンミカドとのコラボ企画が行われた他[11]、閉鎖当日である同年6月2日には、札幌市出身の高橋名人も駆けつけ、23時の閉店と同時に、小笠原一郎会長、三浦尚久社長、高橋名人、来場者が「スガイ、ディノス!」の掛け声と同時にシャッターが閉まり、前身である札幌座時代から、同地における101年の歴史に幕を下ろした[12][13]。 スガイディノス札幌中央の代替地については、狸小路商店街などの代替地を探すとしていたが[14]、2020年2月1日に、札幌プラザ2・5を所有する株式会社谷井と賃貸借契約を締結[15][16]。同年3月にゲームセンターが先行開業した他、同年7月に4スクリーンの映画館「サツゲキ」が開業した[15][16][17]。「札幌東宝プラザ#札幌プラザ2・5?スガイディノスへ」も参照 しかし、事業展開の投資資金が不足したため、経営的にも苦しい状況が続いた[18]。追い打ちをかけるかのように、新型コロナウイルスの感染拡大による施設の臨時休業や時短営業により来店客が減少。2019年11月期の売上高は38億円で、営業利益は1億5200万円だったのが、2年間で売上高が25億円台に減少し、営業損益は2020年が6億円、2021年が6億7200万円の赤字に転落。このため、2007年3月に開業したラウンドワンスタジアム旭川に若年層のボウリング客を奪われ、新型コロナウイルスの影響によりボウリング客がさらに減少したディノス旭川2階にあったディノスボウル旭川を2020年9月に閉鎖したが[19]、資金繰りが更に逼迫し、ディノスボウル札幌麻生における定期借家契約の更新が不可能となった[20]。三浦社長は、すでに片岡尚GENDA会長に対して事業譲渡を打診していた。この時点では片岡GENDA会長は三浦社長に対して「ゲームセンター事業だけなら譲受してもいい」と返答した[18]。
概要
民事再生法を申請