スカパーJSAT
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スカパーJSAT株式会社
SKY Perfect JSAT Corporation
本社所在地の赤坂インターシティAIR
種類株式会社
市場情報東証1部 4795
2004年3月22日 - 2007年3月27日
本社所在地 日本
〒107-0052
東京都港区赤坂一丁目8番1号
赤坂インターシティAIR
設立1994年11月10日
業種情報・通信業
法人番号7010401072259
事業内容CSデジタル放送のプラットフォーム事業および衛星運営事業
代表者代表取締役執行役員会長 高田真治
代表取締役執行役員社長 米倉英一
(2019年4月1日)
資本金500億83百万円
(2016年6月24日現在)
純資産1655億42百万円(2012年3月)
総資産2683億4百万円(2012年3月)
決算期毎年3月31日
主要株主スカパーJSATホールディングス 100%
主要子会社WAKUWAKU JAPAN 60%
JSATインターナショナル 100%
衛星ネットワーク 92%
JSAT MOBILE Communications 53.3%
スカパー・カスタマーリレーションズ 100% 他
外部リンクhttps://www.skyperfectjsat.space
特記事項:設立時の商号は株式会社ディーエムシー企画、2008年10月1日より現商号
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スカパーJSAT株式会社(スカパージェイサット、英語: SKY Perfect JSAT Corporation)は、日本通信衛星事業者、衛星放送プラットフォーム事業者(有料放送管理事業者)および有線一般放送事業者

法人格としては、現商号の「スカパー」に該当する株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(SKY Perfect Communications Inc.)の後身にあたる。本項では、その前身である同社についても併せて記述する。目次

1 概要

2 沿革

3 主要事業

3.1 衛星事業

3.1.1 関連衛星一覧


3.2 有料多チャンネル事業

3.2.1 プラットフォーム

3.2.2 放送・番組供給

3.2.3 コンテンツ配信

3.2.4 衛星通信回線提供

3.2.5 映像機器販売・レンタル等



4 事業所等

5 スタジオ

6 主なグループ企業

6.1 過去の子会社・関連会社


7 脚注

8 関連項目

9 外部リンク

概要

2008年10月1日スカパーJSATグループの中核事業3社のうち、スカパーを存続会社とし、衛星運営会社のJSAT株式会社、宇宙通信株式会社を合併して設立した。

衛星インフラを主軸としている電気通信事業者であり、十数機の通信衛星を運用、アジア随一、世界有数規模の通信衛星保有企業となっている。

大口利用者には、防衛省NTTグループ自治体衛星通信機構が挙げられる他、CS放送(CSによる衛星基幹放送事業者及び衛星一般放送事業者)、番組素材配信日本放送協会を含む基幹放送事業者)、ケーブルテレビ局向け番組配信日本デジタル配信)にも多くの衛星通信回線を提供している。

うち、日本国内の衛星放送分野では、唯一のCSによる衛星基幹放送基幹放送局提供事業者並びに衛星一般放送事業者に放送設備を提供する電気通信事業者でもあり、全てのCS放送番組を各視聴者へ向け送信し、かつ唯一の有料放送管理事業者として スカパー!及び スカパー!プレミアムサービスというプラットフォームを運営する事で知られている。これに付随し放送番組インターネット向けの映像コンテンツの制作・供給、CS放送受信機器の販売・レンタルなども行っている。
沿革

(旧JSATおよび宇宙通信はそれぞれの項目参照)

1994年11月10日 - 株式会社ディーエムシー企画(DMC Plannning Inc.)設立。

1995年

7月 - 株式会社ディーエムシー企画が株式会社ディーエムシーと商号変更。

9月 - 株式会社ディーエムシーが日本デジタル放送サービス株式会社(Japam Digital Broadacast Service Co., Ltd.)と商号変更。


1996年

6月20日 - ニューズ・コーポレーションソフトバンク、「JスカイB」計画発表。

9月30日 - 日本デジタル放送サービス、東経128度CSプラットフォーム「パーフェクTV!」開始。

12月17日 - ジェイ・スカイ・ビー株式会社(JスカイB)設立。


1997年12月 - 日本デジタル放送サービスとJスカイBの合併交渉開始発表。

1998年

2月3日 - 日本デジタル放送サービスとJスカイBの対等合併合意発表。

4月25日 - 日本デジタル放送サービスとJスカイBの合併に先立ち、プラットフォーム名を「スカイパーフェクTV!」に変更。JスカイBが運営する東経124度CSプラットフォーム「SKYサービス」開始。従来の東経128度は「パーフェクTV!サービス」とする。

5月1日 - 日本デジタル放送サービスを存続会社としてJスカイBを合併。


2000年

6月28日 - 日本デジタル放送サービス、株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(スカパー)と商号変更。

9月19日 - スカパー、マルチチャンネルエンターテイメント株式会社(現・株式会社スカパー・エンターテイメント)を子会社として設立。

11月9日 - 株式会社ワン・テン企画設立。


2001年5月7日 - 株式会社ワン・テン企画が株式会社プラット・ワンと商号変更。

2002年

3月1日 - プラット・ワン、東経110度CS放送プラットフォーム「プラット・ワン」開始。

7月1日 - スカパー、東経110度CS放送プラットフォーム「スカイパーフェクTV!2」開始。


2003年6月2日 - スカパー、株式会社オプティキャストを設立。同社は新築やアンテナを設置できない集合住宅等向けに、スカパー!等の電波を光信号に変換して光ケーブルで伝送するオプティキャストサービス(現スカパー!プレミアムサービス光)を2004年に開始した。

2004年

3月1日 - スカパーを存続会社としてプラット・ワンを合併。両者の東経110度CSプラットフォームを統合し、「スカイパーフェクTV!110」(現・スカパー!)とする。

3月22日 - 東証マザーズから東証1部へ上場市場を変更。(証券コード:4795)


2005年6月 - 携帯電話を利用した新規事業を展開するため株式会社スカパー・モバイルを設立。

2005年10月 - 日経平均株価の構成銘柄に採用される。元・マザーズ上場企業が日経平均株価の構成銘柄に採用されるのは、これが初めてのことであった(その後、2015年10月にディー・エヌ・エーも採用される)。

2006年12月 - 衛星放送業界で最大のライバル会社であったWOWOWと業務提携。WOWOWのアナログBS5チャンネルで放送されている内容をスカイパーフェクTV!で放送開始。オプティキャストが運営する(現スカパー!プレミアムサービス光)でものちに放送も開始(2007年1月から)。

2007年

4月2日 - JSAT株式会社(登記上はジェイサット株式会社)と株式移転し、スカパーJSAT株式会社(2008年6月、株式会社スカパーJSATホールディングスに商号変更)を設立、同社の子会社となる。スカイパーフェクト・コミュニケーションとJSAT共に、3月27日付けで東証1部上場廃止。

9月25日 - 本社を東京都渋谷区渋谷渋谷クロスタワーから現在地に移転。


2008年

6月27日 - 総務大臣への届出により、有料放送管理事業者となる。

8月21日 - JSAT株式会社は、JSAT MOBILE Communications株式会社を設立。

10月1日 - スカパーを存続会社として、兄弟会社の宇宙通信株式会社及びJSAT株式会社を合併、商号をスカパーJSAT株式会社へ変更するとともに、衛星放送子会社の株式会社スカパー・ブロードキャスティング、マルチチャンネルエンターテイメント株式会社(現スカパー・エンターテイメント)、株式会社eTEN(現スカパー・ブロードキャスティング)を吸収分割により、親会社である株式会社スカパーJSATホールディングスの直接の子会社とする。
スカパー!のハイビジョン放送サービス、スカパー!HDサービス(現スカパー!プレミアムサービス)を開始。

11月30日 - 連結子会社の株式会社インフォメーションネットワーク郡山を解散。


2009年2月20日 - 放送法施行規則改正により、特別衛星放送および一般衛星放送受託放送事業者にみなされる。

2010年

2月26日 - 保有する株式会社ケーブルテレビ足立(現ジェイコム足立)の株式をジャパンケーブルネット株式会社(2014年に株式会社ジュピターテレコムと合併)に譲渡。

4月1日 - 完全子会社の株式会社スカパー・ウェルシンクを吸収合併。NTT東日本、NTTドコモ、NTTデータ、NTTコミュニケーションズが保有する株式会社データネットワークセンター(現スカパー・カスタマーリレーションズ)の全株式を取得し、同社を完全子会社化。

8月5日 - 完全子会社の株式会社スカパー・モバイルを解散。


2011年6月30日 - 放送法改正により、衛星基幹放送の基幹放送局提供事業者および衛星一般放送事業者に放送設備を提供する電気通信事業者にみなされる。

2014年4月1日 - 完全子会社の株式会社オプティキャストを合併。有線一般放送事業者ともなる。

主要事業
衛星事業
関連衛星一覧

2013年10月時点。

シリーズ通 算
打上数
(内失敗)スカパーJSAT概  略
保有数管制数
N-SAT-1101112000年に打ち上げ、運用中の日本国内向け衛星。旧JSATと旧宇宙通信が区分保有、管制業務は旧宇宙通信が担当していた。このため、JCSAT-110、SUPERBIRD-Dという別名を持っている。
JCSAT12(1)77旧JSATから続く、日本及びアジア・太平洋地域向けシリーズ。
SUPERBIRD8(1)33旧宇宙通信によるシリーズ。但し最後に打ち上げたSUPERBIRD C2は、スカパーJSAT成立直後の2008年10月に納入となった。
BSAT-3c/
JCSAT-110R1102011年に打ち上げ、放送衛星システムと区分保有の日本国内向けBS・CSハイブリッド衛星。CS部分をスカパーJSATが保有しJCSAT-110Rと呼称、N-SAT-110をバックアップする。管制業務は放送衛星システムに委託。
Horizons220旧JSATと旧パンアムサット(インテルサットに被合併)による北米向けシリーズ。2007年までに打ち上げられた2機を運用中。インテルサットとの区分保有機で、同社に管制業務委託。但しHorizons-2は軌道遷移し次のIntelsat 15と同じ用途へ変更されている。
Intelsat 15110インテルサットが保有する中継器22本のうちスカパーJSATが5本区分所有し、JCSAT-85と呼称する。アジア、インド洋、中近東、ロシアなどをカバーする。
N-STAR311NTTグループによるシリーズ。2002年までに3機が打ち上げられ、管制業務を旧JSATが受託。運用中であるのはNTTドコモが保有していたN-STARc(2010年、スカパーJSATへ譲渡)のみ。運用を終えた2機も、運用末期に旧JSATへ譲渡となっていた。その後継機としての役割も持っているJCSAT-5Aについては運用当初から旧JSATの保有機であるが、NTTグループにおいてはN-STARdと呼称している。
WINDS


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