スカウトエスペラント連盟
スカウトエスペラント連盟の微章
Skolta Esperanto-Ligo
場所ベルギー
創設1918年
創設者Alexander William Thomson (フランス、1896-1982)
ウェブサイト
⇒Skolta Esperanto-Ligo
ウィキポータル スカウト
スカウトエスペラント連盟(スカウトエスペラントれんめい エスペラント: Skolta Esperanto-Ligo, SEL)は、エスペランティストのスカウト運動の国際組織。
スカウトのモットーはエスペラントで「そなえよつねに」の意味であるEstu Pretaである。連盟のスカウト章には緑の星があしらわれている。
設立の目的
スカウト運動の理想を、エスペラントで広める。
各国のスカウト達にエスペラントを広める
スカウトによるエスペラントでの著作活動を支援する。
スカウト運動とエスペラント運動
ロバート・ベーデン=パウエル卿(以下 B-P と表記)の著書スカウティングフォアボーイズの1908年の初版の「Signaling」(信号術&通信術の手段)の章に、エスペラントが登場した。なお、前年の1907年にB-Pの母国イギリスのケンブリッジで第3回世界エスペラント大会が開催されている。
原文 (英語)日本語訳
Also if you want to use a secret language in your patrol, you should all set to work to learn ”esperanto“. It is not difficult, and is taught in a little book costing one penny. This language is being used in all countries so that you would be able to get on it abroad now.…スカウトたちが班の中での秘密の言葉を使ってみたいなら、揃って「エスペラント」を勉強してみるとよい。
難しくない上、1ペニーの小冊子で勉強できる。この言葉は全ての国々で使われているので、今やこの言葉で外国に行くこともできる。
PRACTICES IN SIGNALLING ... Teach Semaphore and Morse Codes; also Esperanto if feasible. Encourage competitive ingenuity in concealing despatches on the person.信号術&通信術の実践 ... 手旗やモールスコードを教えてあげなさい。できるかぎり、エスペラントも教えてあげなさい。知られないうちに急報する技の競い合いを奨励してあげなさい。
沿革
1908年 スカウティングフォアボーイズの初版に、エスペラントが登場。
1918年 スカウトエスペラント連盟創設。スカウト運動の国際団体としては、世界スカウト機構(創設1922年)に4年先行している。
1922年 国際キャンプ開始。第1回はオランダ。
1965年 東京で開催された第65回世界エスペラント大会において、スカウトの国際分科会を開催。[1]
1971年 日本で初の第13回世界ジャンボリーにスカウトエスペラント連盟日本支部[2]が本部テント付で奉仕協力。[3]
2004年 Jamboree On The Internetのチャットサイトにエスペラント専用チャネルを開設。
2005年 第12回アメリカスカウトジャンボリーにブース出展。
2006年 世界エスペラント協会のザメンホフ基金