この項目では、ジグソーの曲について説明しています。角松敏生の曲については「スカイ・ハイ (TAKE YOU TO THE SKY HIGH)」を、その他の類似する題名の曲については「スカイハイ」をご覧ください。
「スカイ・ハイ」
ジグソー の シングル
B面ブランド・ニュー・ラヴ・アフェアー
リリース 1975年8月
1975年9月26日
1975年10月25日
ジャンルディスコ
ポピュラー音楽
時間2分53秒
レーベル Splash
Chelsea
BASF/テイチク
スプラッシュ/テイチク
作詞・作曲Clive Scott, Des Dyer
編曲:Richard Hewson
プロデュースChas Peate
チャート最高順位
3位(Billboard Hot 100)
9位(全英シングルチャート)
2位(オリコン、総合)
1位(オリコン、洋楽部門)
年間1位(オリコン、洋楽部門、1977年度)
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「スカイ・ハイ」(Sky High)は、イギリスのポップ・ミュージック・グループ、ジグソーが1975年にリリースしたシングルである。 この楽曲は1975年に封切したジミー・ウォング主演、香港・オーストラリア合作アクション映画「スカイ・ハイ(原題:The Man From Hong Kong)」のテーマソングとして制作され、Billboard Hot 100で最高3位、全英シングルチャートで最高9位を記録した。 2年後、日本ではメキシコ合衆国のプロレスラー・ミル・マスカラスが、全日本プロレスに参戦した際のリング入場のテーマ曲として流されたことをきっかけに大ヒットする。日本での発売元のテイチクは「出す前は売れるとは思わなかった」というが[1]、蓋を開けてみるとオリコンシングルチャートで総合チャート最高2位、洋楽チャートで1977年3月14日付から11週連続1位(1977年度の年間1位獲得)[2]を記録し、日本だけで公称120万枚[3]を売り上げた(オリコン調べでは約57万枚[4])。これ以後日本では、二匹目のドジョウを狙ったスポーツ関連の企画盤、便乗盤レコードが次々と発売されることになる[1]。 この楽曲には2つのバージョン、「メインタイトル」版と「シングルカット」版があり、後者はアップテンポで1分ほど短い。前者は映画のファーストシーンで用いられた。 フルオーケストラを駆使した華麗なサウンドとは裏腹に、歌詞の内容は「君に愛を捧げたのに、僕に嘘をつき、僕らの愛を空高く吹き飛ばした」と失恋を歌っている。 日本盤シングルは規格品番とB面曲が異なるいくつかの盤がある。1975年発売の「ブランド・ニュー・ラヴ・アフェアー」をB面曲としたもの(BASF/テイチク、規格品番:UP-499-B。1987年に同内容で再発盤(規格品番:YE-35-V)が発売されている)、1977年発売のピート・ジョンズ・オーケストラ イギリスの歌手ニュートン 日本のロックバンドBEAT CRUSADERSは、この曲のカバーを行い、2005年にリリースされたアルバムMUSICRUSADERSに収録した。 イタリアのレコード会社 The SAIFAM Groupは、2000年に DJ Mikoによるカバーをプロデュースした。SAIFAMやイギリスのレコード会社クローン・レコードによるものを含むコンピレーションCDで聞くことができる。DJ Miko
解説
シングル盤
カバーなど
イギリスのレコード会社オールマイティー・レコード(英語版)はジグソー版のリミックスシングルを2006年にリリースし、同年リリースされたAlmighty Definitive 4にも収録された。
アメリカのヒップホップグループボーン・サグズン・ハーモニーはこの楽曲をFlow Motionでサンプリングし、2007年にリリースされたアルバムStrength & Loyaltyに収録された。
また、A TOUCH OF CLASSのNew York Cityという楽曲でもサンプリングされている。
代表的な楽曲の利用ケース
映画
スカイ・ハイ - 前述のようにこの映画のために書き下ろされた。
テーマ曲として
前述のようにミル・マスカラスのリング入場のテーマ曲として知られており、マスカラス自身もリング上で歌ったこともある。彼が使ったことがきっかけで、日本においてこの曲に注目が集まった。ちなみに全日本プロレスにおいて使用されたのは「メインタイトル」版である。日本で初めて選手入場時に流れたテーマ曲でもある。
新日本プロレスのTV放送である『ワールドプロレスリング』(テレビ朝日)では、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの大会テーマ曲としてニュートンがカヴァーしたものを使用している。
鳥人間コンテスト選手権大会 - メインテーマとしても使用された。
プロ野球では元阪神タイガースの八木裕、元読売ジャイアンツ?北海道日本ハムファイターズの二岡智宏が登場曲として使用していた。
サッカー・Jリーグでは、ガイナーレ鳥取がJFL時代から、試合前の出場選手紹介時のBGMとして使用している(但し、ジグソーのものではなく、カヴァーを使用)。
プロボクシングでは元WBA世界スーパーフライ級王者清水智信が入場曲として使用していた。
TBSラジオ・安住紳一郎の日曜天国内で不定期に実施されている「鳩レース・日曜天国カップ」放鳩時のスターティングテーマとして使用されている。
テレビコマーシャル
1982年に、トヨタ・ライトエースワゴンのコマーシャルソングに用いられた。
2006年に、トヨタ・ノアのコマーシャルソングに用いられた。
脚注^ a b 「がんばれ具志堅! 歌手として…」『週刊読売』1977年9月17日号、19頁。