スウェルの鉱山街
(チリ)
スウェル遠景
英名Sewell Mining Town
仏名Ville miniere de Sewell
面積17.2 ha
(緩衝地域 33ha)
登録区分文化遺産
登録基準(2)
登録年2006年
公式サイト世界遺産センター
スウェル (Sewell) は、チリのリベルタドール・ベルナルド・オヒギンス州(第6州)カチャポアル県マチャリ市 (Machali) にある、定住者のいなくなった鉱山都市である。シーウェル、セウェルなどとも表記される。標高 2,000 m から 2,250 m のアンデス山脈の斜面にある。町は、1904年にブラデン・カッパー社 (Braden Copper Co.) が銅の採掘のために建設し、1915年には同社の初代社長であるバートン・スウェル (Barton Sewell) にちなんで、町の名前をスウェルとした。
1918年には既に14,000人もの人が暮らす鉱山町となり、世界屈指の銅鉱脈を持つ鉱山として活気があふれた。しかし、1977年に規模を縮小することになり、会社はそこで暮らしていた家族達を別の場所に移し、採掘拠点を解体し始めた。
チリ政府は、1998年にスウェルを国定史跡とした。2006年には、ユネスコの世界遺産に登録された。鉱業に関する産業遺産である。
スウェルは、階段の町としても知られている。斜面に建てられた町のため、通常の道路が存在しないのである。しかし、各世帯と採掘拠点を結ぶ列車は存在した。
世界遺産登録基準からの翻訳、引用である)。
(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
外部リンク
⇒スウェル公式サイト
表
話
編
歴
チリの世界遺産
文化遺産
ラパ・ヌイ国立公園(イースター島)
ハンバーストーンとサンタ・ラウラの硝石工場群
バルパライソの海港都市の歴史的町並み
チロエの教会群
スウェルの鉱山都市
カパック・ニャン アンデスの道(ほか5か国と共有)
アリカ・イ・パリナコータ州におけるチンチョーロ文化の集落と人工ミイラの製法
自然遺産
なし
複合遺産
なし
世界遺産
危機遺産一覧
抹消
締約国の地域区分と一覧
南アメリカの世界遺産
チリの世界遺産
五十音順
ウィキメディア・コモンズには、チリの世界遺産に関するカテゴリがあります。
コーンウォールと西デヴォンの鉱山景観 | ファールンにある大銅山の鉱業地域 | ラス・メドゥラス | バンスカー・シュチャヴニツァ歴史地区と近隣の工業建築物群 | クトナー・ホラの聖バルボラ教会のある歴史地区とセドレツの聖母マリア大聖堂 | ハンバーストーンとサンタ・ラウラの硝石工場群 | スウェルの鉱山都市 | ランメルスベルク鉱山、歴史都市ゴスラーとオーバーハルツ水利管理システム | エッセンのツォルフェアアイン炭鉱業遺産群 | 石見銀山遺跡とその文化的景観 | レーロースの鉱山街とその周辺 | オウロ・プレット | ポトシ市街 | モンス市スピエンヌの新石器時代の火打石採掘地 | 古都グアナフアトとその銀鉱群 | サカテカス歴史地区