この項目では、アジアスイギュウについて説明しています。その他のスイギュウについては「アフリカスイギュウ」、「ウシ族」をご覧ください。
スイギュウ
保全状況評価[1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
(Bubalus arneeとして評価)
ワシントン条約附属書III類[2]
(ネパール)[注釈 1](野生種)
分類
スイギュウ(水牛、英: Water buffalo)は、哺乳綱偶蹄目(鯨偶蹄目)ウシ科アジアスイギュウ属に分類される偶蹄類。同じウシ族で水辺を好むアフリカスイギュウなどと区別するため、アジアスイギュウ、インドスイギュウともいう。
ウシ(牛)とは全くの別種であるため、ブタとイノシシのような交配(イノブタ)は出来ない[3]。味は牛肉に似ているが肉が硬く、煮込むか干さないと食用に適さない。ヒンドゥー教で神聖とされるのは牛(ガヤ、???)、特にインド瘤牛であり、水牛(???? ????)は異なる種類の動物で魔神マヒシャの化身、魔神ヤマの乗り物である。そのため、非菜食主義のヒンドゥー教徒にも食されたり、犠牲獣として山羊や羊と共に用いられる[4][5][6]。
野生種はアジアスイギュウBubalus arnee、家畜種はスイギュウBubalus bubalisに大別され[7]、家畜種にも多数の品種がある(参照)。 インド、タイ、ネパール、バングラデシュ、ミャンマーに自然分布[8][9]。家畜と交雑したと考えられている個体群がインド、インドネシア、カンボジア、スリランカ、タイ、バングラデシュ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスに分布[9]。
分布