スィオネ
Thyone
仮符号・別名Jupiter XXIX[1]
S/2001 J 2
見かけの等級 (mv)22.3[2]
分類木星の衛星 (不規則衛星)
発見
発見日2001年12月11日[1][3]
発見者スコット・S・シェパードら
軌道要素と性質
軌道の種類アナンケ群
木星からの平均距離21,197,000 km[4]
離心率 (e)0.2307[4]
公転周期 (P)627.19 日 (1.717 年)[4]
軌道傾斜角 (i)148.595°[4]
近点引数 (ω)97.023°[4]
昇交点黄経 (Ω)233.022°[4]
平均近点角 (M)238.786°[4]
木星の衛星
物理的性質
直径~4 km[3][5]
質量~9.0 ×1013 kg[5]
平均密度2.6 g/cm3 (仮定値)[5]
アルベド(反射能)0.04 (仮定値)[5]
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スィオネ(英語:Thyone、確定番号:Jupiter XXIX[1])は木星の第29衛星である。
2001年12月11日にスコット・S・シェパードが率いるハワイ大学の観測チームによって発見され、S/2001 J 2 という仮符号が与えられた[6][7]。観測にはカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡とハワイ大学の望遠鏡が用いられた[6]。発見は他の10個の木星の新しい衛星の発見とあわせて2002年5月15日に小惑星センターのサーキュラーで公表された。その後2003年8月8日に、ギリシア神話のゼウスとの間にディオニュソスを産んだセメレーの別名テュオーネーに因んで命名され、Jupiter XXIX という確定番号が与えられた[8]。
スィオネの見かけの等級は22.3であり、アルベドを0.04と仮定した場合、スィオネの直径はおよそ 4 km と推定される[3][5]。また、密度を 2.6 g/cm3 と仮定した場合、質量はおよそ 9.0 ×1013 kg と推定される[5]。スィオネは、木星から1930万kmと2270万kmの間の距離を逆行軌道で公転し、軌道傾斜角が 150° 前後の不規則衛星のグループであるアナンケ群に属している[2][3]。
出典^ a b c “Planet and Satellite Names and Discoverers