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1933年、野村芳亭監督の映画については「沈丁花 (1933年の映画)
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ジンチョウゲ
ジンチョウゲの花
分類
界:植物界 Plantae
門:被子植物門 Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 Magnoliopsida
目:フトモモ目 Myrtales
科:ジンチョウゲ科 Thymelaeaceae
属:ジンチョウゲ属 Daphne
種:ジンチョウゲ D. odora
学名
Daphne odora Thunb. (1784)[1]
和名
ジンチョウゲ(沈丁花)
英名
Winter Daphne
ジンチョウゲ(沈丁花[2]、学名: Daphne odora)は、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木。別名でチンチョウゲともいわれる[3]。中国名は瑞香[1]、別名:輪丁花。原産地は中国南部で、中国から日本に渡来して、室町時代にはすでに栽培されていたとされる[4][3]。クチナシ、キンモクセイとともに、日本の三大芳香木の一つに数えられる[3]。 「沈丁花」という漢字名は、香木の沈香(ジンコウ)のような良い匂いがあり、丁子(クローブ)の香りを合わせたような香木という意味で名付けられた[4][3]。また、沈丁は沈香から転訛したものという説もある[5]。学名の Daphne odora の属名 Daphne(ダフネ)はギリシア神話の女神ダフネにちなむ[5]。種小名の odora(オドラ)は「芳香がある」を意味する[5]。 常緑広葉樹の低木[4]。樹皮は褐色で滑らか[2]。葉は互生し[3]、濃緑色をしたツヤのある革質で、長さ6センチメートル (cm) 、幅2 cmの倒披針形で[4][6]、ゲッケイジュの葉に似ているが、ゲッケイジュよりも軟弱。 雌雄異株であるが、日本にある木は雄株が多く、雌株はほとんど見られない[4]。 花期は2月 - 4月[4][2]。枝先から濃紅色の花蕾が、集まって出てくる[2]。花は花弁がない花を20 - 30個、枝の先に手毬状に固まってつく[4]。花弁のように見えるものは4枚の萼片で[5]、外側が淡紅色、内側が白色で、中にはすべて白色のものもある[3]。雄蕊は黄色、花から強い芳香を放つ。花を囲むように葉が放射状につく。 果期は6月[3]。赤く丸い果実をつけるが、実を噛むと辛く[6]、有毒である。日本には雌株が少ないため、あまり結実しないが、ごく稀に実を結ぶこともある[4][2]。 冬芽は前年枝の先につき、そのほとんどが花芽で、多数の総苞に包まれている[2]。側芽は枝に互生し、かなり小さく、葉が落ちると見えるようになる[2]。
名称
特徴