ジョージ・リューデ(George Rude、1910年2月8日-1993年1月8日)は、イギリスの歴史学者。専門は、フランス革命史。
ノルウェー・オスロ生まれ。第一次大戦後の1919年、イギリスに移住。ケンブリッジ大学トリニティ校で言語学を学ぶ。パブリック・スクールの語学教師として生計を立てていたが、イギリス共産党員であること(1935年に入党)を理由に辞職を余儀なくされ、ロンドン大学大学院で歴史学の研究に専念し、フランス革命における群衆行動の研究で博士号取得。イギリスでは大学のポストを得ることができなかったが、オーストラリアのアデレード大学やフリンダース大学、カナダのサー・ジョージ・ウィリアムズ大学で教鞭をとった。
著書
The crowd in the French Revolution, Clarendon Press, 1959.
『フランス革命と群衆』、前川貞次郎ほか訳、ミネルヴァ書房, 1963
Wilkes and liberty: a social study of 1763 to 1774, Clarendon Press, 1962.
Revolutionary Europe, 1783-1815, Collins, 1964.
The Crowd in History: A Study of Popular Disturbances in France an d England 1780-1848, John Wiley & Sons, Inc., 1964.
『歴史における群衆――英仏民衆運動史 1730-1848』、古賀秀男・志垣嘉夫