この項目では、現代音楽の作曲家について説明しています。「ジャマイカ・ルンバ」の作曲者については「アーサー・ベンジャミン」をご覧ください。
ジョージ・ベンジャミン
生誕 (1960-01-31) 1960年1月31日
出身地 イギリスロンドン
学歴パリ音楽院
ジャンルクラシック音楽
職業作曲家・指揮者・ピアニスト
ジョージ・ベンジャミン(George Benjamin, 1960年1月31日 - )は、英国の作曲家・指揮者・ピアニスト・大学教授。目次 1960年、ロンドン生まれ。早熟の神童として知られ、1970年代後半にパリ音楽院に留学、オリヴィエ・メシアンの愛弟子として評判になる。後にピエール・ブーレーズに認められ、IRCAMと協力体制を築き上げた。「ピアノ・ソナタ」は自作自演でレコーディングし、ピアノの相当な腕前も披露している。 1980年代から厖大な量の委嘱作品をこなし、「予告無き時 Sudden Time 」や「3つのインヴェンション Three Inventions 」などの管弦楽曲のほか、アンサンブルと電子楽器のための「アンターラ Antara 」を作曲した。帰国後にケンブリッジ大学キングス・カレッジで音楽を専攻し、アレクサンダー・ゲールに師事。わずか20代にして、驚くほどの成熟ぶりと自信あふれる表現力によって名を揚げる。プロムスで初演された「平らな地平線に囲まれて Ringed by the Flat Horizon」は、まだ在学中の作品で、プロムスで上演された作曲家の最年少記録を作った。 現在はロンドンに住んで定期的にロンドン・シンフォニエッタを指揮している。王立音楽大学で教壇に立つかたわら、現在はキングス・カレッジ・ロンドンでも教鞭を執っている。1990年代よりたびたび来日して自作の上演に立ち会うかたわら、都内の大学でワークショップを開いてきた。2003年には武満徹作曲賞の審査員も務めている。 ベンジャミンの作品は色彩的で、ときに華美であるとさえ看做されているが、入念に彫琢され、著しい思慮深さが目立っている。このような作風は、イギリス音楽よりも、フランス音楽の伝統(ベルリオーズ、ラヴェル、メシアン)の流れを汲んでおり、武満徹の作風にも似ていて分かりやすい。しかしながら、メシアンや武満と異なり、彼の叙情的な表現は官能的であるというより清冽である。 弟子に藤倉大がいる。
1 略歴
2 作曲作品について
3 日本人の学生
4 外部リンク
5 脚注
略歴
作曲作品について
日本人の学生
外部リンク
[武満徹作曲賞] 2003年度審査員 ジョージ・ベンジャミン(イギリス)詳細なデータつき
脚注などしてくださる協力者を求めています(P:音楽/PJ:音楽)。
更新日時:2020年10月17日(土)04:44
取得日時:2020/11/13 04:28