「ジョン・W・キャンベル新人賞」とは異なります。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ポータル 文学2009年にコリイ・ドクトロウに贈られたジョン・W・キャンベル記念賞のトロフィー
ジョン・W・キャンベル記念賞(ジョン・W・キャンベルきねんしょう、John W. Campbell Memorial Award for Best Science Fiction Novel)は、1994年を除いて毎年授与されている、SF小説(サイエンス・フィクション)の文学賞である。前年に英語で出版された長篇SF小説を対象としている。1973年ハリイ・ハリスンとブライアン・オールディスが、SF編集者ジョン・W・キャンベルにちなんで、キャンベルのようにSF作家たちを励ますことを目的として創設した[1]。
1987年から始まった、短編SF小説を対象とするシオドア・スタージョン記念賞も同時に選考され、あわせて授賞式が行われる。なお、ワールドコンでヒューゴー賞とともに授賞式を行っているアスタウンディング新人賞(旧称ジョン・W・キャンベル新人賞)は、本賞と直接の関係はない。 候補作の決定後、選考委員の議論により受賞作を決定する。2009年の委員は8名、2010年と2011年は9名だった。選考委員は1位、2位、3位という形で3作品まで選考し、発表する。 授賞式は従来様々な場所で行われてきたが、1979年からカンザス大学の Center for the Study of Science Fiction
選考
例として、2010年と2011年の選考委員は以下の9名だった[1]。
グレゴリー・ベンフォード - 物理学者、ネビュラ賞受賞作家(『タイムスケープ』)
ポール・ディ・フィリポ
1973年と1974年には前年の最優秀長篇小説以外に特別な賞も授与している。
1973年: award for excellence in writing - ロバート・シルヴァーバーグ『内死
1976年、選考委員会は該当作品がないと結論付け、1970年に出版された作品に遡及して特別に賞を与えた。
1994年、賞は与えられなかった。これは選考が紛糾してまとまらなかったためであり、賞に値する作品がなかったわけではない。審査員の意見が割れたため、これまでに4回、2作品が同時受賞したことがある。
フレデリック・ポール(1978、1985)とジョーン・スロンチェフスキ(英語版)は(1987、2012)は2回受賞している。
授賞年受賞作原題作者
1973アポロの彼方(英語版)Beyond Apolloバリイ・N・マルツバーグ
1974宇宙のランデヴーRendezvous with Ramaアーサー・C・クラーク
マレヴィル(英語版)Malevilロベール・メルル
1975流れよ我が涙、と警官は言ったFlow My Tears, The Policeman Saidフィリップ・K・ディック[2]
1976静かな太陽の年The Year of the Quiet Sunウィルスン・タッカー (1970年の作品に遡及して授与)[1]
1977去勢(英語版)The Alterationキングズリー・エイミス