ジョン・ブローヴェン
John Broven
生誕1942年??月??日
イギリス ロンドンケント州メードストン
職業音楽歴史家、著者
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ジョン・ブローヴェン(John Broven、1942年生まれ[1])は、イギリスの音楽歴史家、著者、レコード再発プロデューサーであり、米国のブルース、R&Bの音楽史についての著書を出版している[2]。彼は、1995年にルイジアナ州殿堂入りをした[3]。 ブローヴェンはイギリスのケント州メードストンに生まれた。少年時代をイースト・サセックスで過ごし彼はファッツ・ドミノやヒューイ・"ピアノ"・スミスのヒット曲に合わせて演奏をしたり、レコードを収集するなど、早くからロックンロールに夢中となった[4]。 イースト・サセックスのベクスヒル・グラマースクールに通い、そこで後にブルース・ライターとして知られるようになるマイク・レッドビターと出会う[1][5]。学校を離れたあと、彼はミッドランド銀行に就職し、30年以上に渡って勤務した[1]。1963年、彼はレッドビターが創刊したブルース・アンリミテッド誌で記事を書くようになったが、1978年頃までは雑誌への寄稿については趣味に留めていた[1][5]。1970年代から1980年代にかけて、彼はエイス・レコードを始め、チャーリー、EMI、フライライトなど多くのブルース編集盤のライナーノーツを執筆した[3]。1985年には、彼はシラ・ハギンズ、ベス・ターナーとともにジューク・ブルース誌を創刊している[1]。1991年から2006年までの間、彼は再発盤を手掛けるレコード会社、エイス・レコードに在籍した[3]。 ブローヴェンは1970年に初めてルイジアナ州を訪れ[1]、その際アーチボルド、プロフェッサー・ロングヘア、ヒューイ・"ピアノ"・スミスと会っている[5]。彼の初めての著書『Walking to New Orleans』(米国では『Rhythm & Blues in New Orleans』との題名で出版)が1974年に出版となった。1983年には、それに続く著書『South to Louisiana』が出版された[3]。米アドヴォケート紙は、これらのルイジアナの音楽史に関する著書を決定版と評している[6]。彼の著書は、ニューオーリンズのラジオ局WMNOでフィーチャーされた[7]。またアメリカン・ソングライター誌[8]、ポップマターズ誌も彼の2008年出版の著書『Record Makers and Breakers』について、肯定的な評価をしている[2]。 ブローヴェンはまたR&B音楽について、講演およびラジオ放送も行なっている[3]。 2021年には、ニューヨークのブルース・スタイルと歴史について記した初の書籍『New York City Blues: Postwar Portraits from Harlem to the Village and Beyond』(ラリー・サイモン著)の編集を担当した[3]。
来歴
著書
『Rhythm and Blues in New Orleans』(Pelican Publishing、1977年)(元々は1974年、「Walking to New Orleans」の名前で出版された。2015年に改訂版)[9]
『South to Louisiana: The Music of the Cajun Bayous』(Pelican Publishing、1983年)
『Record Makers and Breakers』(University of Illinois Press、2009年)[10]
出典^ a b c d e f Steve Cushing, Pioneers of the Blues Revival
^ a b “Record Makers and Breakers by John Broven