ジョン・フィードラー
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ジョン・フィードラー
John Fiedler
『12人の怒れる男』より
本名John Donald Fiedler
生年月日 (1925-02-03) 1925年2月3日
没年月日 (2005-06-25) 2005年6月25日(80歳没)
出生地ウィスコンシン州プラットヴィル
国籍 アメリカ合衆国
職業俳優
活動期間1949年 - 2005年
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ジョン・ドナルド・フィードラー(: John Donald Fiedler、1925年2月3日 - 2005年6月25日)は、アメリカ合衆国の俳優、声優。

十二人の怒れる男』での臆病な陪審員2番役、『クマのプーさん」シリーズでのピグレット役、『ボブ・ ニューハート・ショー』での臆病な患者・ペターソン役の3つで知られる。
経歴

ウィスコンシン州プラットヴィルに生まれた。父はビール売りのドナルド・フィードラー、母はマーガレット・フェラン[1]。5歳のとき同州ショアウッドに転居し、1943年にショアウッド高校を卒業。アメリカ海軍に入り、第二次世界大戦終結まで従軍した[2]。兵役が解かれるとニューヨークで俳優を始め、ラジオコメディThe Aldrich Familyにホーマー・ブラウン役で出演。当時まだ創成期だったテレビにおいてもTom Corbett, Space Cadetのキャデット・アルフィー・ヒギンズ役で人気を博した。1957年公開の映画『十二人の怒れる男』に陪審員2番役で出演。紳士や臆病な役が多いが、テレビドラマ『宇宙大作戦』の『惑星アルギリスの殺人鬼』では管理責任者役で切り裂きジャックさながらの気迫を見せた。

ア・レーズン・イン・ザ・サン』ではリンドナー住宅委員長役で1961年の映画版、1988年のテレビドラマ版ともに出演。『おかしな二人』ではポーカー選手のヴィニー役を演じた。そのほか『勇気ある追跡』、『キャノンボール』、『わが街ハーパーバレーは大騒ぎ』などの映画や、『奥さまは魔女』、『それ行けスマート』、『ロックフォードの事件メモ』、The Golden Girls、『チアーズ』などのテレビドラマに出演。『事件記者コルチャック』では死体安置所職員のゴーディー・スパングラー役で定期的に出演。テレビドラマ『ボブ・ ニューハート・ショー』では主人公ボブのかかりつけ患者ペターソン役、『トワイライト・ゾーン』のエピソード47ではダンディー役でゲスト出演した。

ビアンカの大冒険』、『きつねと猟犬』、『ロビン・フッド』、『ラマになった王様』、『くまのプーさん 完全保存版』、『ティガー・ムービー プーさんの贈りもの』、『くまのプーさん 完全保存版II ピグレット・ムービー』、『くまのプーさん ザ・ムービー/はじめまして、ランピー!』などのディズニー・アニメにも声をあてた。2005年公開のディズニー映画『ラマになった王様2 クロンクのノリノリ大作戦』が最後の出演作となった。

2005年6月25日にがんのためニュージャージー州アングルウッドで死去。80歳であった。晩年は俳優基金によって建てられた、引退したエンターテイナーのための「リリアン・ブース俳優の家」に入所していた。フィードラーの死去に伴い、ピグレット役にはトラヴィス・オーツが充てられた[3]

生涯独身を貫いたが、二人の兄弟がいて多くの姪と甥がいた。その一人、ジェイムズは元ウィスコンシン州判事で、彼の息子のジョンも同じくウィスコンシン州判事を勤めている[4]
主な出演作品

公開年邦題
原題役名備考
1957
十二人の怒れる男
12 Angry Men陪審員2番
1958女優志願
Stage Struckエイドリアン
1961レーズン・イン・ザ・サン
A Raisin in the Sunマーク・リンドナー
1962ミンクの手ざわり
That Touch of Minkスミス
1964マリアンの友だち
The World of Henry Orientシドニー
ねえ!キスしてよ
Kiss Me, StupidRev. Carruthers
1965マードックの拳銃
Guns of Diabloアイヴェス
フロリダ万才
Girl Happyペンチル
1966素晴らしき男
A Fine Madnessダニエル
1967ニューヨーク泥棒結社
Fitzwillyモートン
1968おかしな二人


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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