ジョン・ハート
Sir John Hurt
2015年
本名John Vincent Hurt
生年月日 (1940-01-22) 1940年1月22日
没年月日 (2017-01-25) 2017年1月25日(77歳没)
出生地 イングランド ダービーシャー・チェスターフィールド
国籍 イギリス
職業俳優
配偶者Annette Robertson (1962-1964)
Donna Peacock (1984-1990)
Jo Dalton (1990-1996)
Ann Rees Meyers (2005-2017)
主な作品
映画
『わが命つきるとも』
『ミッドナイト・エクスプレス』
『エイリアン』/『エレファント・マン』
『天国の門』/『1984』/『スペースボール』
『スキャンダル』/『ザ・フィールド』
『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』
『デッドマン』/『コンタクト』
『ハリー・ポッター』シリーズ
『ヘルボーイ』シリーズ
『Vフォー・ヴェンデッタ』
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』
『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』
『メランコリア』/『裏切りのサーカス』
『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』
『スノーピアサー』
『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』声の出演
『ウォーターシップダウンのうさぎたち』
『指輪物語』/『コルドロン』
『ドッグヴィル』/『マンダレイ』
『パフューム ある人殺しの物語』
受賞
ベルリン国際映画祭
テディ賞 特別賞
2009年
MTVムービー・アワード
キャスト賞
2012年『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
英国アカデミー賞
主演男優賞
1980年『エレファント・マン』
助演男優賞
1978年『ミッドナイト・エクスプレス』
生涯功労賞
2011年
ゴールデングローブ賞
助演男優賞
1978年『ミッドナイト・エクスプレス』
その他の賞
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ジョン・ヴィンセント・ハート(Sir John Vincent Hurt, CBE、1940年1月22日 - 2017年1月25日[1])は、イギリスの俳優。舞台、映画、テレビで50年以上にわたり200本を超える作品に出演してきた[2]。 父は聖職者[3]。一家の期待もあり画家を志していたが、学生時代に断念。代わって興味を持った芝居の世界に惹かれて舞台に立った。1962年、本格的に初舞台を踏み、1966年に初出演を果たした映画『わが命つきるとも』での高い演技力で注目された。 以降は映画を中心に活動の拠点を置き1971年の『10番街の殺人』、翌1972年『二人だけの白い雪』のヒットで一気に知名度があがる。1970年代後半からはテレビリーズにも出演。作家クエンティン・クリスプ
来歴
日本ではオスカーにノミネートされた『ミッドナイト・エクスプレス』やハリウッドのSF大ヒット作『エイリアン』のクルー役で名前が知られる。のちに『スペースボール』に本人役でカメオ出演し、『エイリアン』のセルフパロディを演じている。
そして、デヴィッド・リンチ監督のカルト的な人間ドラマ『エレファント・マン』では、特殊メイクで扮した悲劇の青年ジョン・メリック役で「エレファント・マン」になりきり、再びオスカーにノミネートされている。
以降は、知的で心優しい父親や教師、中年男性役で登場。演技力を生かして悪役や時代物の独裁的権力者など、幅の広い役柄を演じきった。1980年代には『気球の8人』、『バイオレント・サタデー』、『チャンピオンズ[要曖昧さ回避]』などに出演。マイケル・ラドフォード監督作、ジョージ・オーウェル原作の近未来SF大作『1984』では、国家権力に翻弄されながらも意志を貫く悲劇の主人公を演じた。
また、『サバンナ・スピリット/ライオンたちの物語』などの子供向けの動物番組や、アニメーションにおいてナレーションを務めている。ラース・フォン・トリアー監督による『アメリカ三部作』でも彼の詳細なナレーションが役割を果たしている。
イギリスの人気ドラマ『ドクター・フー』では2013年の50周年エピソード「The Day Of The Doctor」にてウォー・ドクターを演じ、『ハリー・ポッターシリーズ』ではオリバンダー老人役で出演した。
2015年には膵臓がんで治療中であることを明らかにしていたが[4]、2017年1月27日に死去した[5][6]。77歳没。
なお、2017年の映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でネヴィル・チェンバレンを演じる予定であった[7]が、膵臓がん治療のため降板、ロナルド・ピックアップが代役をつとめた[8]。