ジョン・ドリトル
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、児童文学作品『ドリトル先生』シリーズの主人公である架空の人物について説明しています。アメリカ合衆国下院議員については「ジョン・ドゥーリトル」をご覧ください。
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}ドリトル先生シリーズ > ドリトル先生シリーズの登場キャラクター > ジョン・ドリトル

ジョン・ドリトル
John Dolittle
ドリトル先生』シリーズのキャラクター
ロフティングが描いた『ドリトル先生アフリカゆき』初版本(1920年)の内扉、中央がジョン・ドリトル
作者ヒュー・ロフティング
レックス・ハリソン
宝田明
中村正
立川清登
詳細情報
愛称ドリトル先生(Doctor Dolittle)
別名ジョング・シンカロット王
ホアン・アガポコ
性別男性
職業医師獣医師博物学者
肩書き医学博士ジェントリ
家族サラ・ドリトル・ディングル(妹)
国籍 イギリス
テンプレートを表示
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ポータル 文学

ジョン・ドリトル(John Dolittle)は、20世紀前半にアメリカ合衆国で活動したイギリス出身の小説家ヒュー・ロフティングによる児童文学作品ドリトル先生シリーズ(Doctor Dolittle)の主人公である架空の博物学者ダラム大学医学博士ジェントリ

Dolittleの日本語表記は1925年大槻憲二訳では「ドーリットル」だったが、1941年井伏鱒二訳以降は「ドリトル」と表記・発音するのが例外もあるが慣例となっている。「ドリトル先生シリーズ#「ドリトル」という表記」を参照
人物像学生時代を過ごした、ダラム大学になっているダラム城

イングランド西部のスロップシャー(Slopshire)[1]にある田舎町、沼のほとりのパドルビー(Puddleby-on-the-Marsh)の、オクスンソープ通りに面した先祖代々の広大な屋敷に住んでいる。体型はころころとした超肥満型で、第4巻『サーカス』第1部2章ではマザー・グースに登場するハンプティ・ダンプティになぞらえて紹介されている。パイプ煙草を愛用し、フロックコートに当人のトレードマークでもあるシルクハットステッキ姿で登場する典型的な英国紳士。ダラム大学に学び、同大で医学博士号を取得している[2]。性格は温和だが、いざと言う時の戦闘能力は高く、第2巻『航海記』第5部における部族戦争をはじめとして、格闘する場面がいくつかある。また水泳も得意であるなど、身体能力は高い。一方、音楽にも造詣が深く、フルートの演奏を趣味の一つとしている。

冒険家肌の博物学者であり、非常に意志が強く、辛抱強い。一度決心すると、どんな困難が降りかかってこようともけして諦めず、希望を持って頑張り通し、ついに目標を達成してしまう。相手の言葉に理がある時は、たとえ無学な子供であろうと貧者であろうと尊重し、相手が間違っていれば、国王であろうと怖気ずに進言する。その性格と生活態度から、一般人からは「紳士だけど風変わり」と評判の人物である。

動物達の意志と権利を尊重する観点から、自国のキツネ狩りスペイン闘牛を野蛮な行為と断じ、根絶すべきであると強く主張している。実際にイングランドの一地方ではキツネ狩りを実質的に廃止へ追い込み[3]、スペイン領のカパ・ブランカ島では、闘牛の全面禁止を賭けて本職の闘牛士と対決した[4]。さらに動物を利用した営業行為の現状を虐待であると論じ、不衛生なペットショップから動物たちを救出したり[5]、自ら理想的な動物園サーカスを実現したりしてみせた。先生自身は家畜廃止論者ではなく、菜食主義でもない[6]

「未開の民を、優れたキリスト教徒としてのイギリス人が教化する」という植民地主義に肯定的な発言が多少見られるものの[7]、ドリトル先生自身は当時では珍しいほど、人種や階層などにはこだわらない人物として描かれている。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:46 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef