ジョン・スミスは人名のひとつ。
John Smith
一般的な綴り。英語圏においては「ジョン」「スミス」共にありふれた名前である(と思われている)ため、日本語での山田太郎やドイツ語でのハンス・シュミット (Hans Schmidt) のように、一般的な男性の人名として認識されている。そのため、偽名の代名詞としても用いられており、小説などの創作作品において登場人物がジョン・スミスと名乗る場合、それが暗に偽名であることを示していることもある。「ジョン・ドゥ (John Doe)」と同様に身元不明の遺体や記憶喪失の人など、本名が不明の人物に対する便宜的な呼び名として使用されることもある。アメリカ合衆国社会保障局が2010年に行った調査では「John」は名前ランキングで26位[1]、アメリカ合衆国国勢調査局が2000年に行った調査では「Smith」は姓名ランキングで1位となっている[2]。
John Smyth
特殊な綴り。ジョン・スミス (バプテスト牧師)など。
実在の人物
ジョン・スミス (労働党党首) - イギリスの労働党元党首。
ジョン・スミス (哲学) - 17世紀のイギリスの哲学者。ケンブリッジ・プラトン学派の一人。
ジョン・スミス (探検家) - 15世紀のイギリスの探検家。新大陸を探検し、ヴァージニアを命名した。
ジョン・スミス (バプテスト牧師) - 16-17世紀のイギリスのバプテスト派の先駆者の一人。
ジョン・スミス (財務大臣)
ジョン・スミス (コネチカット州知事)
など。 ジョニー (Johnny) は、ジョン (John) の愛称。
おもに「ジョニー・スミス」と呼ばれる人物
ジョニー・スミス - イギリスのプロレスラー
ジョニー・スミス (ジャズ・ギタリスト) - アメリカ合衆国のジャズ・ギタリスト
架空の人物
ジェームズ・ヒルトンの小説、およびその映画化作品『心の旅路』で、主人公チャールズ・レイニアが、第一次世界大戦の戦傷による記憶喪失時に名乗っていた仮名。
『特攻野郎Aチーム』のリーダー。通称ハンニバル。
『アウトフォクシーズ』に登場する殺し屋。
『ラストマン・スタンディング』でブルース・ウィリス扮する主人公の名。黒澤明の監督映画『用心棒』を禁酒法時代のアメリカに置き換えている。
『Mr.&Mrs.スミス』に登場する殺し屋。妻の名はジェーンで、これもありふれた英語圏の女性名。
『舞-HiME』および『舞-乙HiME』に登場するエージェント。
『舞-乙HiME 0 ~s.ifr~』に登場するエージェント。上記の人物とは別人であるが、上記の人物も「キッド」という名前で登場している。
スティーヴン・キングの長編小説『デッド・ゾーン』の主人公。サイコメトラー。
『あしながおじさん』及び『私のあしながおじさん』において、ジャーヴィス・ペンデルトンが、主人公・ジェルーシャ(ジュディ)に対して匿名で就学を援助するために用いた仮の名前。
『涼宮ハルヒシリーズ』において、主人公のキョンが三年前の七夕の夜で使用した偽名。
『赫炎のインガノック』に登場するドロシーの保護者の名前。
『R.O.D -THE TV-』に登場する役者であり、未熟な役者達の名前。
『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』に登場するCIAのエージェント。
『ドクター・フー』(Doctor Who
『ゴルゴ13』に登場する殺し屋・狙撃手。
『Wolfenstein: The New Colossus』では主人公のブラスコビッチが、ジョン・スミスという偽名の消防士になりすまして、ロズウェルで協力者と接触しようとする。
エドガー・アラン・ポーの短編小説『使い切った男』(原題: The Man that was used up) の主要登場人物の名前。John A. B. C. Smith と表記されている。
フィリップ・K・ディックの同名小説を原作とするAmazon.comのテレビドラマ『高い城の男』の主要登場人物の名前。
脚注^ ⇒Popular Baby Names
^ Frequently Occurring Surnames from the Census 2000
関連項目
「ジョン・スミス」で始まるページの一覧
ジェームズ・スミス