ジョン・ジョーンズ
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ジョン・ジョーンズ
アメリカ合衆国議会議事堂で行われた
脳の健康調査イベントにて (2014年)
本名ジョナサン・ドワイト・ジョーンズ
(Jonathan Dwight Jones) [1]
生年月日 (1987-07-19) 1987年7月19日(36歳)
出身地 アメリカ合衆国
ニューヨーク州ロチェスター
通称ボーンズ (Bones)
JJ
国籍 アメリカ合衆国
身長193 cm (6 ft 4 in)[2]
体重112.4 kg (248 lb)[3]
階級ライトヘビー級 (2008年 - 2020年)
ヘビー級 (2023年 - )
リーチ215 cm (85 in)[2]
拠点 アメリカ合衆国
ニューメキシコ州アルバカーキ
チームチーム・ボムスクワッド (2008年 - 2009年)
ジャクソン・ウィンクMMA (2009年 - 2021年)
ジャクソンズMMA・アコマ/ファイト・レディー (2021年 - )
トレーナーグレッグ・ジャクソン (2009年 - )
ランクブラジリアン柔術 (紫帯)
現役期間2008年 -

総合格闘技記録
試合数29
勝利27
ノックアウト10
タップアウト7
判定10
敗戦1
失格1
無効試合1
その他
子供4人
著名な親族アーサー・ジョーンズ(英語版) (兄)
チャンドラー・ジョーンズ (弟)
ウェブサイトhttps://officialjonjones.com/
総合格闘技記録 - SHERDOG
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ジョン・ジョーンズ(Jon Jones、1987年7月19日 - )は、アメリカ合衆国男性総合格闘家ニューヨーク州ロチェスター出身。ジャクソンズMMA・アコマ/ファイト・レディー所属。現UFC世界ヘビー級王者。元UFC世界ライトヘビー級王者。UFCパウンド・フォー・パウンド・ランキング2位UFC史上8人目の二階級制覇王者
概要

プロデビューからわずか3年、UFC史上最年少記録の23歳8か月でUFC世界王座獲得に成功した。格闘技関係者やファンからは「総合格闘技史上最も才能を持つファイター」[4][5]と呼ばれることが多く、総合格闘技における「パウンド・フォー・パウンド最強」と称される[6]。ライトヘビー級において圧倒的な強さと実績を持ち、7人の歴代UFC世界ライトヘビー級王者から勝利を収めている[7]。キャリアの中で1敗を喫しているが、これは圧倒していた試合での物議を醸した反則負けであり(後述)、実質無敗の選手である[8]
ファイトスタイルキックを放つジョーンズ

オーソドックスサウスポーの両構えであり、恵まれた長い四肢から繰り出される独創的でスペクタクルな打撃技に加え、95%に達するUFCでも屈指の卓越したテイクダウンディフェンス能力と、レスリング出身のファイターからでも容易にテイクダウンを奪うことができる優れたテイクダウンテクニックを兼ね備えたオールラウンダー。「華麗な技の基本はYouTubeで独学した」と語っている[9][10]

傑出した身体能力を持ち、215cmのリーチを活かした打撃に、イマジネーション豊かで意外性のある跳び技や回転技などの攻撃が武器。多彩な角度から絶妙なタイミングで放たれる肘打ちがスタンド、グラウンド問わず得意で、スピニングバックエルボーやムエタイ仕込みの蹴り技も得意としている。関節技にも長け、長い腕を活かした絞め技では、何人ものファイターからキャリア初の一本負けを奪っている。また、キャリアを通じてノックダウンされたことがなく、打たれ強さについてジョーンズ本人は「俺のアゴはとても過小評価されていると思う」と語っている[11][12]

近年は、往来のアグレッシブに相手を攻め立てるスタイルから、無理にフィニッシュを狙わず要所でポイントを稼ぐ判定重視のスタイルにシフトチェンジしているが、これに関して、総合格闘家の高阪剛は「アグレッシブな攻めを信条としていた選手が、ディフェンシブな戦い方に変えると大概やられる。しかしジョーンズはより無駄のない攻めができるようになっていて、そうはなっていない」と評している[13]
来歴

ニューヨーク州ロチェスターに生まれ、同じニューヨーク州のブルーム郡エンディコットで育つ。幼少期に同級生と遊んでいる時に友人を怪我させてしまうことが度々起こり「何故なんだろう?」と不思議に思ったことがあると語っており、既に飛び抜けた身体能力の高さを発揮していた。

兄アーサーの影響で14歳の時にレスリングを始め、高校時代には2005年のニューヨーク州大会で優勝を果たす[14]。高校卒業後スカウトを受け進学したアイオワ・セントラル・コミュニティ・カレッジでは刑事司法を専攻し、レスリングでは2006年に全国大会で優勝、NJCAAでオールアメリカンに選出された[15]。カレッジではコルビー・コヴィントンジョー・ソトとルームメイトで、当時から総合格闘家になる事が夢だったソトから総合格闘技の話を聞かされるが、この時のジョーンズは全く興味を持たなかった[16]。その後、後に婚約者となる女性との間に子供を授かったため、総合格闘技を始めることを決意して20歳で大学を中退し、YouTubeと本から独学で一から格闘技を修得した[17][18]
2008年

2008年に20歳でプロ総合格闘技デビュー。ローカル大会で6戦全勝の戦績を収め、USKBAライトヘビー級王座を獲得した[19]
UFC

2008年8月9日、UFC初参戦となったUFC 87でキャリア5戦全勝のアンドレ・グスマォンと対戦し、3-0の判定勝ち[20]
2009年マンダレイ・ベイのカジノにて、UFC 100のファン・エキスポに出席するジョーンズ(2009年)

2009年1月31日、UFC 94ステファン・ボナーと対戦。スピニングバックエルボーでダウンを奪い、スープレックスや足払いなど多彩な投げ技でボナーを圧倒し、3-0の判定勝ち[21]。同年7月11日、UFC 100ジェイク・オブライエンと対戦し、2Rにギロチンチョークで一本勝ち[22]

2009年8月22日、チーム・ボムスクワッドを離れ、ジャクソンズMMAに移籍[23]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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