ジョン・クライヤー
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ジョン・クライヤー
Jon Cryer
2011年撮影
本名Jonathan Niven Cryer
生年月日 (1965-04-16) 1965年4月16日(59歳)
出生地ニューヨーク
国籍 アメリカ合衆国
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ジョン・クライヤー(Jonathan Niven "Jon" Cryer, 1965年4月16日 - )はアメリカ合衆国の俳優・脚本家・映画プロデューサー。

1984年に映画『恋人ゲーム』に出演してデビューを果たし、ジョン・ヒューズ脚本の映画『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角 』のダッキー役で有名になる。1998年には自身で脚本を書き上げ、Went to Coney Island on a Mission From God... Be Back by Fiveを制作した[1]

映画では有名な作品に出演したこともあるが、テレビでは成功していたとは言い難く、The Famous Teddy Z、Partners、The Trouble with Normalなど出演していた番組で長く続いたものはなかった。しかし、2003年から放映されているCBSの『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』で、主演のチャーリー・シーンと対照的な役柄のアラン・ハーパー役にキャスティングされ、プライムタイム・エミー賞助演男優賞(コメディ部門)に3度ノミネートされた[2][3][4]。 クライヤーはよく俳優のマシュー・ブロデリックと間違えられることでも知られている(後述)[5]
略歴

母は俳優・歌手のグレッチェン・クライヤー(旧姓:カイガー) (en:Gretchen Cryer)、父は俳優・歌手・プロデューサーのディヴッド・クライヤー[6][7]で、ロビンとシェリーの二人の姉妹がいる[5]

クライヤーは12歳のときに俳優を志した[8]。これを聞いた母親は、息子には俳優以外の選択肢も必要ではないかと考え、「配管工も悪くない職業よ」と冗談を言った[5]。10代のころにクライヤーは、俳優養成のためのサマーキャンプであるステージドア・マナー(en:Stagedoor Manor)に夏休みの間何度か参加している[9]。1983年にブロンクス科学高校を卒業した[10]

1984年、当時19歳だったクライヤーは、ロマンティック・コメディ映画『恋人ゲーム』の主演チャールズ・カミングス役でデビューを飾った[11]。その後テレビ映画で何本か脇役を務め、ジョン・ヒューズの映画『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』のフィル・ダッキー・デール役で脚光を浴びる[12]。当時は世界中のティーンエイジャーの少女が電話をかけてきて、金切り声や笑い声を留守番電話に残していった、とクライヤーの母はデイリーニューズのインタビューで語っている[5]。この作品のヒットで有名になり、1987年に『スーパーマンIV 最強の敵』で悪役レニー・ルーサーを演じた[5]。1991年、 ジム・エイブラハムズのコメディ映画『ホット・ショット』でチャーリー・シーンと共演し[8]、このときの評価は良かった[13]。クライヤーはブラット・パック俳優の一人とされることが多い[14]。2009年に行われた en:Anytime with Bob Kushellでのインタビューによると、クライヤーはブラット・パック映画とされる『セント・エルモス・ファイアー』のオーディションを受けたことがあるが、落選した[15]

映画に比べクライヤーのテレビ出演は不調で、1989年にはコメディドラマ The Famous Teddy Z で主役を務めたが評判は悪く[16]、このドラマは第1シーズンのみで終了し、続編の製作はキャンセルされた[16]。1993年、ロンドンで舞台に上がっている時、『フレンズ』のチャンドラー・ビング役のオーディションに参加しないかという誘いがあり、彼の演技はイギリスのキャスティングエージェントによって収録されたが、最終決定前にビデオテープがアメリカに到着しなかったため、採用は見送られた[8]。1995年、シットコムPartnersでボブ役を務めた。この番組は第1シーズン放送後に打ち切られた。en:Time Out New Yorkでのインタビューにおいて彼は 「ねえ、なんだか僕の出る番組はみんなだめになってしまうみたいだね。ジョージ・クルーニーは28のパイロットとかに出たことを考えたよ。意味はないけど。」と話した[5]。『ダーマ&グレッグ』や『The Outer Limits』にゲスト出演を果たしたあとの1998年、自主製作映画Went to Coney Island on a Mission from God...Be Back by Fiveが批評家たちの間での評判が良く[1]PLAYBOYのLeonard Maltinは「新鮮な息吹が入り込んできた(A Breath of Fresh Air)」と評した[17]。2000年、Trouble With Normalでメインキャラクターを演じたが、第1シーズンで打ち切りとなった[18]

2003年、クライヤーは『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』でアラン・ハーパー役を演じた。過去の出演作がみな失敗したことを知るCBSの重役たちは、クライヤーの起用に反対していたが、この番組でクライヤーはプライムタイム・エミー賞で3度ノミネートを受けることになった[2][3][4]。番組の高視聴率を見て彼は「毎週生き残るために戦っている番組に出ているときは、自分の素質はそんなに働いていないと感じ、自分の素質が信じられなくなる。でも、人々がとても気に入っていて、視聴率も高い番組なら、そんなプレッシャーを感じなくなる。」と言った[8]。『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』の前に SCI FIの『GALACTICA/ギャラクティカ』でガイアス・バルター役を演じることになっていたが、降板しジェイムズ・キャリスが担当することになった [19]。2008年、クライヤーはローレンス・フィッシュバーンジェームズ・クロムウェルと共に『ディープ・アンダーカバー』に出演し[20]、 2009年にはジェームズ・スペイダーと共に『ショーツ 魔法の石大作戦』に出演するとされている[21]

2010年8月、テレビガイド誌によると『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』の1エピソードあたりの推定出演料が55万ドル(日本円で約4,675万円)であることがわかった[22]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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