ジョゼ・ジョヴァンニ(Jose Giovanni, 1923年6月22日 - 2004年4月24日)は、フランスの小説家、映画監督、脚本家である。 フランスパリ出生、コルシカ島出身。本名はJoseph Damiani(ジョゼフ・ダミアニ)。戦時中から犯罪組織と関係し、かつファシスト政党フランス人民党に所属、ゲシュタポ協力者であった。誘拐や盗みなどを犯す。終戦直後、少なくとも3件の強盗殺人に関与し、死刑を宣告される[1]が、大統領恩赦を受けてまぬがれる。1956年に出所。 自らの経験を踏まえ小説家として活動。監督、脚本家としても活躍した。アラン・ドロンと組んだ暗黒街のふたり
目次
1 生涯
2 作品
2.1 小説
2.2 監督
2.3 脚本
2.4 原作
3 関連項目
4 脚注
5 外部リンク
生涯
1960年代からスイスに在住。生涯に映画15本、脚本33本、小説20冊、回想録2冊、テレビ番組5本を発表した。数奇な運命をたどったが、2004年に脳出血のためスイスローザンヌの病院で死去、享年80歳[2]。
作品
小説
穴(1958年/Le Trou) 映画『穴』の原作。
おとしまえをつけろ(1958年/Le Deuxieme Souffle)
墓場なき野郎ども(1958年/Classe tous Risques)
ひとり狼(1958年/L'EXCOMMUNIE) ※映画『勝負(かた)をつけろ』(1961年)と『ラ・スクムーン』(1972年)の原作。
気ちがいピエロ(1959年/HISTOIRE DE FOU)
生き残った者の掟(1960年/Les Aventuriers) 映画『冒険者たち』と『生き残った者の掟』の原作。
オー!(1964年/Ho!)
ル・ジタン(1975年/LE GITAN)
狼たちの標的(年/LES LOUPS ENTRE EUX) ※ジャン・シュミット(Jean Schmitt)との共著。
復讐の狼(年/Un Vengeur est passe)
監督
生き残った者の掟(1966年/La Loi du Survivant)
ベラクルスの男(1967年/Le Rapace)
最後のアドレス(1970年/Dernier domicle connu)
Un aller simple(1971年)
ラ・スクムーン(1972年/La Scoumoune)
暗黒街のふたり(1973年/Deux hommes dans la ville)
Ou est passe Tom?(1974年)
ル・ジタン -Le Gitan (1975)
ブーメランのように(1976年/Comme un boomerang)
掘った奪った逃げた(1979年/Les Egouts du paradis)
Une robe noire pour un tueur(1980年)
冒険野郎(1983年/Le Ruffian)
サンデー・キラー(1984年/Le Tueur du Dimanche=テレビ)
狼たちの報酬(1986年/Les Loups entre eux)
La Louve(1987年/テレビ)
Mon ami le traitre(1988年)
L'Irlandaise(1991年/テレビ)
Crime al'altimetre(1996年/テレビ)
父よ(2001年/Mon Pere)
脚本
黄金に賭ける男(1966)
原作
冒険者たち(1967年/Les Aventuriers)
海へ ?See you? - 日本映画で高倉健が主演。フィリップ・ルロワ(ニコラス・レイ監督のアメリカ映画北京の55日では伊丹十三と共演したフランスの映画俳優)も出演している。
関連項目
ジャン・ギャバン
脚注^ ⇒http://www.imdb.com/name/nm0320510/bio
^ ⇒http://www.imdb.com/name/nm0320510/bio
外部リンク
Jose Giovanni - インターネット・ムービー・データベース(英語)
典拠管理
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BNE: ⇒XX1108372
BNF: ⇒cb11905016f ⇒(データ)