ジョジョの奇妙な冒険_オールスターバトル
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ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルジャンルスタイリッシュ対戦格闘ジョジョアクション
対応機種PlayStation 3
開発元サイバーコネクトツー
発売元バンダイナムコゲームス
人数1 - 2人
メディアBD-ROM
発売日2013年8月29日
対象年齢CERO:B(12才以上対象)
コンテンツ
アイコンセクシャル、暴力
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『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』(ジョジョのきみょうなぼうけん オールスターバトル)は、2013年8月29日バンダイナムコゲームスから発売された漫画『ジョジョの奇妙な冒険』を原作としたPlayStation 3ゲームソフト[1]。略称は「ジョジョASB」。

ここでは、2022年9月に発売された『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルR』[2][3]についても解説する。
概要

2012年7月5日に行われた作者の荒木飛呂彦による原画展「ジョジョ展」の記者発表会で発表された[4]

開発はサイバーコネクトツー。キャラクターモデリング、3Dモーションなどの一部はグラフィニカが担当している[5]。ジョジョの奇妙な冒険第1部から第8部までに登場した主要キャラクターたちを操作し、1対1で戦う3D対戦格闘ゲーム[1]。ジョジョ25周年を記念し、すべての部が登場するクロスオーバー作品として制作された。

グラフィック面では荒木の独特の画風をゲームで再現するために独自のシェーディングエンジン「JOJO・シェーディング・レクイエム」が開発された。「レクイエム」の名がついているのは最初のシェーディングプログラムを一度捨てて生まれ変わらせているためである[6]。また、モーション面でも「ジョジョ的」なアクションを表現するために、秒間60フレームではなく敢えてその半分の秒間30フレームで作成されている。また、キャラクターの仕草や行動もゲームに影響させることもある。

キャラクターのモーションのほとんどが原作のコマからとられており、原作中から使えるコマをストックし、それを繋げてモーションにしている。例として、ジョナサンは約9割が原作からのモーションとなっている。ネット上にはモーションが原作のどの場面のものかを探す検証動画があがっている。なお、開発の松山はこの検証動画を視聴しており、間違っている箇所もあるなどと発言している。

本作の技名は、投げ技を含め半分以上が、作中のセリフから取られている。セリフが使われていない技も、その技が原作で使われた場面のナレーションや他のキャラクターのセリフなどが使われている。また、特定の状況では、特定のキャラクターに特定の技を使う、あるいは止めを刺す、特定の組み合わせで戦闘を行うなど、特殊な演出が用いられるなど、原作再現に力が入れられている。

2013年8月28日に行われた発売前夜祭イベントでDLCキャラクターに関する第7弾PVが公開され、同時に原作者である荒木の別作品『バオー来訪者』の主人公・橋沢育朗がゲスト参戦することが発表された。
オールスターバトルR

2022年9月1日(Steamは同年9月2日)[2]に『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル R』(ASBR)が発売。対応機種はPlayStation 4PlayStation 5Nintendo SwitchXbox OneXbox Series X/SSteam[3]

『ASB』からグラフィック・ゲームバランスが調整され、新規キャラクターが追加されている[3]。声優陣は第六部までの登場人物は全てテレビアニメのキャストに変更されている。『ASB』で有料DLCキャラクターであったキャラクターは最初から使用可能(バオー含む)。また、シーズンパスとして発売後にプレイアブルキャラクターがさらに追加される[2]
システム
バトルスタイル
本作のシステムにおける特徴の一つ。原作での各キャラクターの個性が反映され、スタイルボタンを押すことでキャラクターごとに設定されたスタイルが発動する。
波紋
第1部、第2部の主人公サイドのキャラクターである「波紋使い」が使うスタイル。スタイルボタンを押すことで「波紋の呼吸」を行い、ハートヒートゲージを増加させる。さらに、対応するコマンド技を強化することも可能(HHゲージ半分消費)。
食屍鬼街(オウガーストリート)
スピードワゴンのみが持つ、「東洋人」と「刺青」の3名で戦うスタイル。スタイルボタンを押すことで東洋人と刺青を入れ替えることができ、技の性能が変化する。
吸血
ディオやヴァニラなどの「吸血鬼」が持つスタイル。特定の技を当てた状態でスタイルボタンを押すと吸血を行い、体力やハートヒートゲージを回復する。
流法(モード)
第2部の敵である「柱の男」が使うスタイル。スタイルボタンを押すと徐々にハートヒートゲージを消費する特殊なモードを発動させ、キャラクター能力をアップさせる。また、さらにゲージを1本消費することで上位の流法へと移行してさらにパワーアップする。なお、「吸血鬼」と「柱の男」は受けたダメージの何割かが自動で回復し、使用できるステージが夜か屋内のものに限られる(キャンペーンモードではすべてのステージが使用できる)。
スタンド
第3部以降のキャラクターが持つスタイル。スタイルボタンを押すとスタンドのON/OFFを行う。スタンドON・OFFで技が一変するキャラクターが多い。スタンドゲージはないが、ダウンするとスタンドは解除される。スタンドモードでしか使用できない技などもあり、スタンドが特定の技を出している時にスタイルボタンを押すとハートヒートゲージを消費して本体も同時に攻撃する「スタンドラッシュ」を発動する。
兄貴とママっ子野郎(マンモーニ)
プロシュート&ペッシのみが持つスタイル。プロシュートをペッシが援護する。スタイルボタンはプロシュートのスタンドON・OFFに対応している。
騎乗
第7部のキャラクターが持つスタイル。スタイルボタンを押すと馬に乗り降りできる。スタンド同様、騎乗状態でダウンすると解除される。スタンドに比べ、乗るまでに少し時間がかかる。馬に乗っている状態では両者とも通常投げが当たらなくなる。
バオー武装現象(アームドフェノメノン)
橋沢育朗のみが持つスタイル。残りの体力が一定量になるたびに「フェノメノンLv」がアップし、Lvアップごとに特殊効果が発動する(最大Lv3)。Lv1では「体力の自動回復」が付加され、Lv2以降は体力の回復量が段々とアップしていく。
ハートヒートゲージ
画面の下部にあるゲージ。ダメージを与えたり受けることで増加していき、溜まったゲージを消費することで「ハートヒートアタック」や「グレートヒートアタック」をはじめとした特殊なアクションを発動できる。また、ハートヒートゲージの上にはミスタやジョニィの残弾、音石の電力ゲージなど一部キャラクター固有のゲージが表示される。
ハートヒートアタック / グレートヒートアタック
ハートヒートゲージを消費して発動する超必殺技。ゲージを1本消費する「ハートヒートアタック(略称HHA)」、ゲージを2本消費する大技「グレートヒートアタック(略称GHA)」の2種類がある。コマンドは全てのキャラクター共通で、コマンド+攻撃ボタン2、3つ同時押し、GHAに至ってはL1一つでも発動可能、攻撃ボタン2つ押しもR2で代用可能、と、かなり簡単に出せる。反面、カウンター技だったり隙が多かったりと当てるのに工夫が求められる場合がある。基本的に最初の始動技を当てることでムービーでの連続攻撃が行われるが、中にはカットインの後すぐ攻撃するものもある。カーズやジョルノなどの進化することが技性能が変化するキャラクターは進化した後にHHA・GHAが使えなくなる。また、このタイプの技は変身完了まで数秒間隙を晒すことになり、その間に攻撃を受けると失敗してしまい、ゲージも消費されたままである。
スタイリッシュムーブ
攻撃をタイミングよくガードすると発動するアクション。ガードゲージを消費する代わりに、華麗なポージングと共にノーダメージで回避行動を取ることができる。距離を取るのではなく軸移動するので、ラッシュ系の技だと被弾する場合あり。
スタイリッシュガード
『ASBR』にて追加されたシステム。コマンドを入力することで、当身状態(待機状態)に移行し、その間に攻撃を受けるとスタイリッシュムーブが発動する。
イージービート
格闘アクションが苦手な人向けに登載されているシステム。弱攻撃ボタンをタイミングよく押すだけで、連続コンボからHHAを発動させられる。ただし、HHAがカウンター系や攻撃以外の技のキャラクターは発動しない場合もある。
チェーンビート
通常攻撃は弱・中・強と順に繰り出すことで技のあとの硬直時間をキャンセルし、コンボを繋げることができる。
プッツンキャンセル
ハートヒートゲージを一定量消費することで、技を繰り出した後の硬直時間をキャンセルするシステム。普段は繋がらない技でコンボを繋げたり、空振りした隙を消すことが可能。
ステージギミック
各ステージに用意された仕掛け。特定の範囲でダウンすると起動準備に入り、少し経つと起動する。サブキャラクターによって一定範囲に対する攻撃が行われ、接触するとダメージ。1ステージだけ、ダメージではなくHHゲージ全快という効果のギミックがある(後述)。
シチュエーションフィニッシュ
特定の場所めがけてHHAかGHAで決着をつけると、敗北したキャラクターが各ステージの原作で起きたシーンを再現する演出が表示される。
挑発
相手をダウンさせたときに挑発をすることで相手のHHゲージを減少させることが可能。挑発はカスタマイズモードで自由に変更が可能。
ラッシュモード


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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