「ジョイフル」のその他の用法については「ジョイフル (曖昧さ回避)」をご覧ください。
株式会社ジョイフル
Joyfull Co., Ltd.
ジョイフル本社
種類株式会社
市場情報福証 9942
株式会社ジョイフル(Joyfull Co., Ltd.)は、本社を大分県大分市に置き、九州を中心にファミリーレストラン「ジョイフル」をチェーン展開するチェーンストアを子会社に持つ持株会社である。
福岡証券取引所単独上場銘柄の一つである(証券コードは9942)。「Joyfull」はjoy(楽しさ)とfull(いっぱい)を足し合わせた造語で[5]、英語形容詞の「joyful」とは綴りが異なる。 小商圏への出店と低価格戦略を特徴とする。 1号店は、1979年(昭和54年)2月に大分県大分市萩原に開店した萩原店(敷地、店舗は存続しているものの、1998年(平成10年)に改築されたため、開店当時の建物は現存しない)。 直営の店舗が大半を占めるが、九州・山口地方にはフランチャイズ店があり、長崎県(波佐見店を除く)、鹿児島県の大隅諸島と奄美群島、沖縄県は全店がフランチャイズである。フランチャイズ店はクレジットカード、電子マネーの取り扱いが異なる[6]ほか、鹿児島県の離島部のフランチャイズでは運営グループの黒糖焼酎がメニューにあるなど一部違いがある。かつては地域子会社による店舗展開が行われていたが、2004年6月1日までにすべてジョイフル本社に合併された[1]。しかし、2015年11月に地域子会社10社を設立。2016年1月1日をもって持株会社体制となり[7]、現在の店舗運営は10の地域子会社に承継されている[1]。 2020年6月30日現在、706店舗。宮城県・福島県を除く東北地方、甲信越地方には店舗がない。福井県については、唯一の店舗である福井南店が2020年4月10日に閉店し、店舗が消滅した[8]。関東地方のうち神奈川県は、2018年4月に横浜あざみ野店が開店した[9]が、2020年8月31日に閉店した[10]ため店舗が消滅。北海道は2018年9月5日に初出店[11]したが、2020年10月11日に閉店した[12]。また、静岡県、愛知県、三重県、大阪府では、府県庁所在地に出店していない[注 1]。 一時期別府市の老舗ホテル・亀の井ホテル等を運営する株式会社亀の井ホテル(現株式会社アメイズ)を傘下にしていた。1994年に買収した[13]が、本業集中のため2002年にジョイフル創業者で当時の社長だった穴見保雄(一部は当時の亀の井ホテル社長の古川功)が株式(約95%の株式を保有していた)を引き取り、グループを離れた。 2009年シーズンまでJリーグの大分トリニータのオフィシャル・パートナーであった[14]。トリニータがJ2に降格した2010年シーズン以降もアドボード・スポンサー等となっている[15]。 2003年度のイメージキャラクターに初めてアニメのパワーパフガールズを採用し[16]、その後も仮面ライダーシリーズ・プリキュアシリーズ(2007 - 2009年)のキャンペーン展開をしていた[17]が、その後はイメージキャラクターの採用及びタイアップはしていない。 主要取引銀行は伊予銀行、西日本シティ銀行、大分銀行[18]。
概要