『ジョアン 声とギター』
ジョアン・ジルベルト の スタジオ・アルバム
リリース2000年3月1日[1]
2000年5月16日[2]
ジャンルボサノヴァ
時間30分13秒
レーベルユニバーサルミュージック・ブラジル/ヴァーヴ・レコード
プロデュースカエターノ・ヴェローゾ
専門評論家によるレビュー


AllMusic link

ジョアン・ジルベルト アルバム 年表

アコースティック・ライヴ?あなたを愛してしまう?
(1994年)ジョアン 声とギター
(2000年)Live at Umbria Jazz
(2002年)

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『ジョアン 声とギター』（ジョアン こえとギター、原題：Joao Voz e Violao）は、ジョアン・ジルベルトが2000年に発表したスタジオ・アルバム。
背景

約10年ぶりのスタジオ・アルバムに当たり、ジャキス・モレレンバウン（英語版）編曲のオーケストラが参加するという前情報もあったが、最終的には全編ともジルベルトのギター弾き語りとなった[3]。カエターノ・ヴェローゾがプロデューサーに起用され、収録曲のうち「デスヂ・キ・オ・サンバ・エ・サンバ（サンバがサンバであるからには）」と「コラサォン・ヴァガブンド」はヴェローゾのカヴァーである[2][3]。10曲中5曲は、ジルベルトが過去のアルバムで取り上げた曲の再演で、ヴェローゾのカヴァーを含む残り5曲は本作に初収録された[3]。
評価

第43回グラミー賞では最優秀ワールドミュージック・アルバム賞を受賞し、自身2度目のグラミー受賞を果たした[4]。アレックス・ヘンダーソンはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「それほど野心的なCDではないが、ありがちな先の読める作品でもない」「ジルベルトは1999年6月に68歳になったが、彼の繊細で心地良い歌声は健在である」と評している[2]。
収録曲
デスヂ・キ・オ・サンバ・エ・サンバ（サンバがサンバであるからには） - "Desde que o Samba e Samba" (Caetano Veloso) - 3:54

ヴォセ・ヴァイ・ヴェール（思い知るがいいさ） - "Voce Vai Ver" (Antonio Carlos Jobim) - 2:56

エクリプシ（エクリプス） - "Eclipse" (Margarita Lecuona) - 3:04

ナォン・ヴォウ・プラ・カーザ（僕は家には戻らない） - "Nao Vou Pra Casa" (Antonio de Almeida, Roberto Roberti) - 2:56

ヂザフィナード - "Desafinado" (A. C. Jobim, Newton Mendonca) - 3:27

エウ・ヴィン・ダ・バイーア（バイーア生まれ） - "Eu Vim da Bahia" (Gilberto Gil) - 2:34

コラサォン・ヴァガブンド - "Coracao Vagabundo" (C. Veloso) - 2:08

ダ・コール・ド・ペカード（罪の色） - "Da Cor do Pecado" (Bororo) - 2:29

セグレード（秘密） - "Segredo" (Herivelto Martins, Marino Pinto) - 3:15

想いあふれて - "Chega de Saudade" (Vinicius de Moraes, A. C. Jobim) - 3:24

脚注[脚注の使い方]^ “ジョアン 声とギター (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2023年5月21日閲覧。
^ a b c Henderson, Alex. “Joao Gilberto - Joao Voz e Violao Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年5月21日閲覧。
^ a b c 日本初回盤CD (PHCA-1067)、2003年再発CD (UCCM-3050)、2010年再発CD (UCCU-9717)共通ライナーノーツ（中原仁、2000年1月）
^ “Joao Gilberto - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2023年5月21日閲覧。

外部リンク

ジョアン 声とギター - Discogs (発売一覧)