ジュノー I
ジュノー I ロケット(USAF)
機能衛星打ち上げロケット
製造クライスラー。ABMAが発注
開発国アメリカ合衆国
大きさ
全高21.2 m (69.5 feet)
直径1.78 m (5.8 feet)
質量29,060 kg (64,070 lb)
段数4段
積載量
LEOへのペイロード16.86 kg
打ち上げ実績
状態退役
射場LC-5
ジュノー I(Juno I)はアメリカ合衆国が開発・運用したロケット。4段式であり、1958年1月にアメリカ初の人工衛星であるエクスプローラー1号を打ち上げた。レッドストーンシリーズのロケットであり、ジュピターC観測ロケットの発展型である。混同される場合があるジュノーII(Juno II)はPGM-19 ジュピター中距離弾道ミサイルに由来する。 ジュノーIはジュピターCロケットの発展型として開発された。ジュピターCの3段目の上部に、4段目を追加したものである。3段目が燃焼した後に、4段目が点火して18,000 mph (8 km/s)の地球周回速度に達する。ヴェルナー・フォン・ブラウンが提案したオービター計画 ジュノーIによるエクスプローラー1号の打ち上げはアメリカに大きな成功をもたらしたが、5回の打上げのうち、2回だけ(エクスプローラー3号と4)が成功した。これは、ヴァンガード・ロケットとバイキング
開発
歴史
ジュノーIの相対的な成功の後、フォン・ブラウンはレッドストーンよりもPGM-19 ジュピターの1段目を使用してジュノーIIを開発した。
ジュノーIは6基打ち上げられている:
1958年1月31日: エクスプローラー1号の打上げ成功。衛星の重量は30.66 lb (13.91 kg)でペイロード重量が18.35 lb (8.32 kg)である。軌道は近点が224 mi (360 km),遠点が1,575 mi (2,535 km)だった。エクスプローラー1号からの送信は電池切れで1958年5月23日に停止したがその後12年間以上にわたり周回を続けた。1970年3月31日に太平洋へ落下した。
1958年3月5日: エクスプローラー2号の打上げ失敗、軌道投入不成功。衛星の重量は31.36 lb (14.22 kg)でペイロード重量が18.83 lb (8.54 kg)である。4段目に着火できず失敗した。
1958年3月26日: エクスプローラー3号の打上げ成功。衛星の重量は31.0 lb (14.0 kg)でペイロード重量が18.53 lb (8.41 kg)である。軌道は近点が119 mi (192 km), 遠点が1,740 mi (2,800 km)だった。1958年6月28日に落下した。
1958年7月26日: エクスプローラー4号の打上げ成功。衛星の重量は37.16 lb (16.86 kg)でペイロード重量が25.76 lb (11.68 kg)である。軌道は近点が163 mi,遠点が1,373 mi (2,210 km)だった。1959年10月23日に落下した
1958年8月24日: エクスプローラー5号の打上げ失敗、軌道投入不成功。衛星の重量は37.16 lb (16.86 kg)でペイロード重量が25.76 lb (11.68 kg)である。分離後、ブースターが2段目に衝突して上段の燃焼角度がずれて失敗した。
1958年10月23日: 12 ft (3.7 m)の膨張型航法衛星を軌道に投入した。衛星の重量31.5 lb (14.3 kg)でペイロード重量が18.3 lb (8.3 kg)である。ブースターから途中で2段目が分離して失敗した。
エクスプローラー3号を打ち上げるジュノー I