ジュネーヴ国際音楽コンクール
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ジュネーブ国際音楽コンクール(英語:Geneva International Music Competition)は、スイスジュネーヴで毎年開催されるクラシック演奏家のためのコンクール。
概要

歴史は古く、1939年に第1回が開催され、その後ほぼ毎年開催されている。審査部門は多岐にわたり、各楽器の演奏者だけではなく、声楽はもちろん室内楽や指揮者に対しても賞が与えられる。また、下記のとおり、毎年同じ部門が審査されるわけではない。有名な第1位受賞者として、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリゲオルク・ショルティフリードリヒ・グルダマルタ・アルゲリッチオーレル・ニコレハインツ・ホリガーモーリス・アンドレなどが名を連ねる。作曲部門は元からあったクイーンマリージョゼ国際作曲コンクールが吸収合併されたものである。

一位なし二位を授与することが多く受賞者に適役が見つからない場合は二位でも躊躇なく空位にする。低年齢の受賞者が目立つのも以前から指摘されており、17歳でも最高位という事態はここでは全く珍しくない。器楽の部門は、現代音楽が必修化されたため作曲部門の受賞曲を演奏させる場合がある。課題曲は毎年徹底的に改定されるため、「前回と同じ課題曲で受けられる」ということは、全くない。アジア系の参加者比率がピアノ部門2018は極めて高く、全参加者41人に対して日中韓参加勢は25人であった[1]
主要入賞者
1939年

フルート部門
第1位 アンドレ・ジョネ
(フランス)

オーボエ部門
第1位 ポール・ヴァランタン(フランス)

クラリネット部門
第1位 ロベルト・グゴルツ(スイス)

ピアノ部門
第1位 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(イタリア)

声楽部門
第1位 フリッツ・オルレンドルフ(ドイツ)、マリア・シュターダー(スイス)
1940年

トロンボーン部門
第1位 なし第2位 アルマン・タバシュニク
(スイス)

ホルン部門
第1位 エドモン・ルロワール(ベルギー)

ヴァイオリン部門
第1位 ローラ・ベンダ(スイス)第2位 ハイディ・シュトゥルツェネッガー(スイス)

チェロ部門
第1位 なし第2位 ガブリエル・モンタンドン(スイス)、ヴィルフリート・ライツ(スイス)

オルガン部門
第1位 なし第2位 ピエール・スゴン(スイス)、フランソワ・ラボー(スイス)

ピアノ部門
第1位 ルドルフ・アム・バッハ(スイス)、セシル・ベギン(スイス)第2位 リリア・マルセ=フィローザ(スイス)、レオ・ナデルマン(スイス)、テオドール・ザック(スイス)

声楽部門
第1位 エリーザベト・ゲーリ(スイス)第2位 リベロ・デ・ルーカ(スイス)、ハインツ・フグラー(スイス)
1941年

フルート部門
第1位 ヴィリー・ウルファー
(スイス)

オーボエ部門
第1位 エトガル・シャン(スイス)、フーベルト・フォーケ(スイス)

弦楽四重奏部門
第1位 オネゲル四重奏団(スイス)

ハープ部門
第1位 なし第2位 エミー・ヒュールリマン(スイス)、ジャンヌ=マリー・ド・マリニャク(スイス)

ピアノ部門
第1位 アンドレ・ペレ(スイス)第2位 ゲオルク・ショルティ(ハンガリー)、ネリー・ローザー(スイス)、マドレーヌ・デプラ(スイス)

声楽部門
第1位 なし第2位 ハイディ・ツンブルン(スイス)、ポール・ケドノー(スイス)、フリッツ・マック(スイス)
1942年

フルート部門
第1位 
オーレル・ニコレ(スイス)

クラリネット部門
第1位 なし第2位 ベルナール・ベレイ(スイス)

ヴァイオリン部門
第1位 ユルク・シュトゥッキ(スイス)

ヴィオラ部門
第1位 パウル・ドクトール(オーストリア)

チェロ部門
第1位 なし第2位 ヴィルフリート・ライツ(スイス)

ヴァイオリンとピアノのデュオ部門
第1位 なし第2位 ドリス・ロシオー&ニコ・カウフマン(スイス)、ジュリエット・フェルト&ルドルフ・バウムガルトナー(スイス)

ピアノ部門
第1位 ゲオルク・ショルティ(ハンガリー)第2位 リリア・マルセ=フィローザ(スイス)、キティー・チレン(スイス)、ハリー・ダティナー(スイス)

声楽部門
第1位 なし第2位 レニ・ミュンヒ(スイス)、マルグリット・アンベルク(スイス)
1943年

フルート部門
第1位 なし第2位 エドモン・エクスラン
(スイス)

トランペット部門
第1位 アンリ・ペイシェール(フランス)

ヴァイオリン部門
第1位 コラード・ロマーノ(イタリア)

コントラバス部門
第1位 なし第2位 ヘルマン・フェルケル(スイス)、ハンス・レニデア(スイス)

ピアノ部門
第1位 なし第2位 イヴォンヌ・シュミット(フランス)、ピーナ・ポッツィ(スイス)

声楽部門
第1位 なし第2位 アメリー・デュコミュン(スイス)、ルート・カウフマン(スイス)、ゴットフリート・フェール(スイス)
1944年

フルート部門
第1位 なし第2位 アンドレ・ボッシャー
(スイス)、ジェニーヌ・デュクレー(スイス)

ヴァイオリン部門
第1位 なし第2位 アンネ=マリー・グルンダー(スイス)

チェロとピアノのデュオ部門
第1位 モニク・ファロ(p)&ギー・ファロ(vn)(フランス)

オルガン部門
第1位 なし第2位 ハンス・フォレンヴァイダー(スイス)、フランソワ・ラボ(スイス)

チェンバロ部門
第1位 なし第2位 イヴォンヌ・シュミット(スイス)

ピアノ部門
第1位 ハリー・ダティナー(スイス)

声楽部門
第1位 なし第2位 アンネリース・ガンパー(スイス)、マルグリット・コンラート=アンベルク(スイス)
1945年

フルート部門
第1位 なし第2位 アントニオ・ツィピガー
(スイス)、エドモン・エクスラン(スイス)

クラリネット部門
第1位 なし第2位 ベルナール・ベレイ(スイス)

ヴァイオリン部門
第1位 ミシェル・オークレール(フランス)第2位 ブルーノ・シュトラウマン(スイス)

ヴァイオリンとピアノのデュオ部門
第1位 なし第2位 ロジェ・エルミジェ&ユゲット・ボレ(スイス)

ピアノ部門
第1位 ニコ・カウフマン(スイス)第2位 ヴィルフレート・ド・ボエ(スイス)、アルベルト・シュネーベルガー(スイス)、マルテ・シュナイダー(スイス)、キティー・チレン(スイス)、マルグリート・ヴィアラ=ブラント(スイス)

声楽部門
第1位 アドリエンヌ・ミリエッティ(スイス)第2位 マリー=リーズ・ド・モンモラン(スイス)、カタリーナ・マルティ(スイス)、ディエゴ・オクセンバイン(スイス)
1946年

フルート部門
第1位 レオン・ルロワ
(フランス)第2位 ガブリエル・ドゥシャン(フランス)

オーボエ部門
第1位 エトガル・シャン(スイス)第2位 アンドレ・シュヴァレ(フランス)

ヴァイオリン部門
第1位 リッカルド・ブレンゴーラ(イタリア)第2位 エリーゼ・チェルファルヴィ(ハンガリー)、アントン・フィーツ(オーストリア)

チェロ部門
第1位 レイモンド・ヴェランド(フランス)第2位 アントニオ・ヤニグロ(イタリア)

弦楽四重奏部門
第1位 ヴェーグ四重奏団(ハンガリー)

ピアノ部門
第1位 フリードリヒ・グルダ(オーストリア)第2位 ロサーナ・ボッタイ(イタリア)、ルイ・バック(ベルギー)、ディナ・アウグスト(ロシア)、パオロ・スパニョーロ(イタリア)、アニー・ダルコ(フランス)

声楽部門
第1位 ラファエル・アリエ(ブルガリア)第2位 イレーナ・レウィンスカ(ポーランド)、ピエール・モレ(スイス)、アルノルドゥス・ヴァン・ミル(オランダ)
1947年

クラリネット部門
第1位 アンリ・ドリュアール
(フランス)第2位 ラファエル・マセラ(カナダ)

トランペット部門
第1位 なし第2位 アンドレ・マルシャル(ベルギー)、ラウリ・オヤラ(フィンランド)

ヴァイオリン部門
第1位 なし第2位 ヨハンナ・マルツィ(ハンガリー)

ピアノ部門
第1位 パオロ・スパニョーロ(イタリア)第2位 ギルベルト・シュヒター(オーストリア)、マリー=マドレーヌ・プティ(フランス)、エルヴィン・ラースロー(ハンガリー)、セルジオ・フィオレンティーノ(イタリア)

声楽部門
第1位 ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(スペイン)第2位 ハラルト・プレーグルヘフ(オーストリア)、マリー=ジャンヌ・ド・コロヴラト(チェコ)、マリア・ベレイ(ハンガリー)、ゲオルゲス・アダムチェフスキ(ポーランド)


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