ジヤトコ株式会社
JATCO Ltd
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
〒417-0001
静岡県富士市今泉700番地の1
設立1999年6月28日(創業は1943年8月)
業種輸送用機器
法人番号6080101008739
ジヤトコ株式会社(ジャトコ、英: JATCO Ltd)は、日産自動車グループの自動車部品メーカー。富士市最大のプラント規模を有する。主な製品は自動車用の自動変速機と無段変速機で、納入先は日産自動車のみならず国内外多数の自動車メーカーに及ぶ。
当初は日産自動車の一工場であったが、AT関連の特許問題回避のため、1970年(昭和45年)にフォード、東洋工業(現・マツダ)との合弁会社となったが、1981年(昭和56年)にフォード資本、1999年(平成11年)にマツダ資本がそれぞれ撤退した。以降、2002年(平成14年)に三菱自動車工業から分社したダイヤモンドマチックを傘下に収め[2]、2007年(平成19年)にスズキが資本参加したことで、株式の保有比率は、日産75 %、三菱自15 %、スズキ10 %となった[3]。
製品は日産、三菱、スズキのほか、ゼネラルモーターズ(GM)、ルノー/ルノーサムスン等にも供給される。
沿革
1943年(昭和18年) - 日産自動車の航空機部吉原工場として設置。
1967年(昭和42年) - 日産自動車吉原工場にてAT生産開始。
1970年(昭和45年) - 日産自動車・東洋工業(現・マツダ)・フォードの合弁により日本自動変速機株式会社設立、出資比率は、フォード50%、日産自動車25%、東洋工業25%。
1981年(昭和56年) - 1979年に東洋工業とフォードが資本提携したことに伴い、フォード資本が撤退し、日産自動車65%、東洋工業35%の出資比率となる。日産自動車が、吉原工場の分工場として、庵原郡蒲原町(現・静岡市清水区)に、蒲原工場を開設。
1989年(平成元年) - 日本自動変速機株式会社からジャトコ株式会社に社名変更。世界初、「電子制御5速オートマティックトランスミッション」を開発。
1994年(平成6年) - 日産自動車が吉原工場を富士工場に改称。
1997年(平成9年) - 世界初、2リッタークラス金属ベルト式CVT。
1999年(平成11年) - マツダが所有する全株式を日産自動車に譲渡。
6月28日 - 日産自動車のAT・CVT部門が分社し、トランステクノロジー株式会社設立[4]。
10月1日 - トランステクノロジー株式会社とジャトコ株式会社が合併し、ジヤトコ・トランステクノロジー株式会社としてスタート[5]。世界で初めて「トロイダルCVT」を量産化。
2001年(平成13年) - 10月4日 - 日産自動車、ジヤトコ・トランステクノロジー、三菱自動車工業の三社、AT・CVT事業統合で基本合意[6]。
2002年(平成14年)4月1日 - ジヤトコ株式会社へ社名変更。三菱自動車工業のAT・CVT部門が事業分割により独立し、ダイヤモンドマチック株式会社発足。7月1日に株式交換により完全子会社化[7]。世界最大トルクの容量のベルトCVT。
2003年(平成15年)
1月1日 - 出資比率50:50で富士重工業(現・SUBARU)との合弁会社「富士AT株式会社」を設立。
4月1日 - ダイヤモンドマチック株式会社と合併[8]。
2004年(平成16年)- 世界で初めて累計生産500万台となったCVT開発