ジャン=リュック・ポンティ
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ジャン=リュック・ポンティ
Jean-Luc Ponty
ジャン=リュック・ポンティ(2008年)
基本情報
生誕 (1942-09-29) 1942年9月29日(81歳)
出身地 フランス マンシュ県アヴランシュ
ジャンルジャズジャズ・ロックフュージョン
職業ヴァイオリニスト作曲家
担当楽器ヴァイオリンエレクトリック・ヴァイオリンバリトン・ヴァイオリンピアノオルガンキーボードパーカッションクラリネットテナー・サックス
共同作業者フランク・ザッパ
マハヴィシュヌ・オーケストラ
リターン・トゥ・フォーエヴァー
公式サイト ⇒www.ponty.com

ジャン=リュック・ポンティ(Jean-Luc Ponty、1942年9月29日 - )は、フランスヴァイオリニスト。主にジャズ/フュージョンの分野で活動し、アメリカイギリスミュージシャンとの共演も多い。 ヨーロッパのジャズ・ヴァイオリニストとしては、ステファン・グラッペリと並び、最も卓越した、かつ影響力の強い人物とされている[1]
来歴

アヴランシュで生まれる。ポンティは5歳で父からヴァイオリンを習い始め、また、母からはピアノを習った[1]。その後、ステファン・グラッペリスタッフ・スミスといったジャズ・ヴァイオリニストに影響を受けてジャズに関心を持つが、当初はクラリネットテナー・サックスでジャズを演奏し[1]、ジェフ・ギルソンというピアニストのサイドマンとしてクラリネットを演奏した録音も存在する[2]。しかし、最終的には本格的にジャズ・ヴァイオリニストとして活動し、1964年6月に初のリーダー・アルバム『Jazz Long Playing』を録音した[3]1966年9月30日、スイスバーゼルでスタッフ・スミス、ステファン・グラッペリ、スヴェンド・アスムッセンとの共演ライブを録音し、その模様はアルバム『ヴァイオリン・サミット』として発表された[4]

1967年、ポンティはジョン・ルイスに誘われてモントレー・ジャズ・フェスティバルに出演し、自身初となるアメリカ公演を果たして、それを切っ掛けにアメリカのワールド・パシフィック・レコードとの契約を得た[5]1969年にはアメリカフランク・ザッパのアルバム『ホット・ラッツ』のレコーディングに参加し、また、ザッパ本人も編曲や演奏で参加したフランク・ザッパ作品集『キング・コング』[注釈 1]をレコーディングした。1969年には更にジョージ・デューク・トリオと連名のライブ・アルバム『カンタロープ・アイランド(エキスペリエンス)』も録音。

1970年代前半にはスタジオ・ミュージシャンとしても活動し、セルジュ・ゲンスブールメロディ・ネルソンの物語』(1971年)やエルトン・ジョンホンキー・シャトー』(1972年)でも演奏を残した[6]。ザッパとの共演を重ね、1973年の2月から9月まで、ザッパが率いたザ・マザーズ・オブ・インヴェンションのメンバーとなった[7]1974年から1975年にかけてマハヴィシュヌ・オーケストラのメンバーとして活動し、その後はアトランティック・レコードから多くのリーダー・アルバムを発表した[1]。アトランティックから発表された作品はアメリカで商業的に成功を収め、『秘なる海』(1977年)と『コズミック・メッセンジャー』(1978年)はアメリカの総合チャートBillboard 200でトップ40入りしている[8]。1977年には5弦エレクトリック・ヴァイオリンを使い始めた[1]

1995年、ポンティはアル・ディ・メオラスタンリー・クラークと共にアコースティック・アルバム『スーパー・ストリングス』(原題:The Rite of Strings)を録音し、この3人で6か月にわたるツアーを行った[5]

2011年チック・コリア率いるリターン・トゥ・フォーエヴァーに加入し、8月よりアメリカ・ツアーを行った[9]

2014年ジョン・アンダーソンとアンダーソン=ポンティ・バンドを結成して、活動を行った。
ディスコグラフィ
リーダー・アルバム

Jazz Long Playing (1964年)

『ヴァイオリン・サミット』 - Violin-Summit (1966年) ※スタッフ・スミス、
ステファン・グラッペリ、スヴェンド・アスムッセンとの連名

『サンディ・ウォーク』 - Sunday Walk (1967年)

Trio HLP (1968年) ※ダニエル・ユメール、エディ・ルイスとの連名

『モア・ザン・ミーツ・ジ・イヤー』 - More than Meets the Ear (1968年)

『カンタロープ・アイランド(エキスペリエンス)』 - Jean-Luc Ponty Experience with the George Duke Trio (1969年)

『エレクトリック・コネクション』 - Electric Connection (1969年)

『キング・コング』 - King Kong: Jean-Luc Ponty Plays the Music of Frank Zappa (1970年)


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