ジャンプスクエア
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ジャンプスクエア
JUMP SQUARE

愛称・略称ジャンプSQ.、SQ.
ジャンル少年漫画雑誌[1]青年漫画雑誌[2]
読者対象少年
20代男性
刊行頻度月刊(毎月4日)
発売国 日本
言語日本語
出版社集英社
編集部名ジャンプスクエア編集部
発行人矢作康介
編集長吉田幸司
雑誌名コード05151
刊行期間2007年11月2日(2007年創刊号) -
発行部数100,333部(2023年10月 - 12月日本雑誌協会調べ)
レーベルジャンプ コミックス
ウェブサイトジャンプSQ.(日本語)
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『ジャンプスクエア』(ジャンプSQ. 、JUMP SQUARE)は、集英社が刊行する日本月刊漫画雑誌2007年(平成19年)11月2日創刊。毎月4日発売。略称は「スクエア」、「SQ.」。

誌名の「スクエア」「SQ」の意味は、a public square(広場)、square(二乗)、SQ.=supreme quality(最高の品質)としている[3][注 1]
概要

集英社の公式サイトでは少年コミック誌として分類しているが[1]、『マガジンデータ』では男性コミック誌として分類されている[2]。ただし少女漫画誌で活動してきた作家の起用や、アニメや小説などの漫画化作品・エッセイ作品・小説の掲載と、ジャンルの枠に捕われない幅広い作品を扱っている。また、創刊号より「SUPREME読切りシリーズ」と題し、集英社の雑誌での執筆経験者に限らない様々な作家の読切をコンスタントに掲載している。雑誌本誌と並行して、公式ウェブサイト内での連載も行なっており、紙面整理等の関係で一部の作品は本誌連載からWeb連載へと変更がなされている。漫画にはルビを付記しているが、記事では付記していない。

連載作品の単行本は『MJ』と同じく〈ジャンプ コミックス (JC)〉レーベルから発行される。『SQ』作品収録以前の〈JC〉は掲載誌に関わらず統一されていた基本デザインを使用していたが、『SQ』およびその増刊・関連短編集などの単行本には雑誌と同じくオレンジ色を基調とした『SQ』専用の新たな基本デザインが採用されている。ただし、『MJ』時代からの続刊や『WJ』からの移籍作品では、従来のデザインをそのまま使用している場合もある。(通常〈JC〉との違いについての詳細はジャンプ コミックス#形状を参照)
沿革
前史

『SQ』の前身として以下の雑誌が挙げられる(いずれも集英社)

月刊少年ジャンプ (MJ) 』 - 部数低迷により2007年6月休刊。一部作品は『週刊少年ジャンプ (WJ) 』での番外編掲載を経て『SQ.』に移籍した[注 2]

週刊少年ジャンプの増刊号 - 以下の2誌は白色の更紙を使用している点で『SQ』と共通

『青マルジャンプ』 - 2004年発売

『ジャンプ the REVOLUTION!』 - 2005年2006年発売。一部読切作品が『SQ』で連載化


茨木時代

創刊編集者は茨木政彦(編集長)・浅田貴典(副編集長)[4]嶋智之(副編集長)[5]細野修平[4]林士平[5]ら6人だった[5]。後の編集長矢作康介は「横の編集部から見ていても元気で勢いのある雑誌」だったと振り返っている[6]。また、林は、「新しい作品をどんどん始めていかないと雑誌は衰えていく」という思想があふれる雑誌であったと語っている[5]

創刊号の部数は50万部[7]。しかし実売率が首都圏で9割、全国で7割に達したため、漫画雑誌では珍しく、約10万部の増刷が決定した[7][8]。なお増刷分には「緊急重版出来!!」と書かれたオビが巻かれている。また、創刊2号(発行50万部)に関しても創刊号を上回る売行きとなり、6万部の増刷が決定された[9]。創刊号に続く連続増刷は、漫画雑誌では極めて異例。なお2008年7月 - 9月期の発行部数は39万部[10]となっている。

本誌は「月刊誌の新たな可能性を探るため」に創刊された[11]。執筆陣には「若い作家を積極的に起用」している[11]。本誌の表紙は「多彩な書体を使用し、スタイリッシュな印象」にすることにより、「新しい感覚を取り入れ」たデザインに意識されている[11]。「コミック誌の基本的な手法である汚しやノイズ」を活用しながら「大人っぽい雰囲気に仕上げ」たり、「SとQの間を開け、表紙の絵をより大きく掲載できるよう」にしたりと、工夫が行われている[11]
嶋時代

編集長に就任した嶋智之は「売れるコミックスを出すチャンスの場」として、増刊を隔月化して『SQ.19』を創刊した[6]。2010年8月21日からはヤフーと提携し、iPad用アプリとして電子書籍版を配信を開始[注 3]、初号を一部を除くほぼすべての収録漫画作品を体験版として無料でリリース、以後夏号から有料配信を行うこととなっていた[12]。これは日本の出版業界でかなり先駆的な取り組みであり、携わっていた細野は後にウェブコミック配信サイト少年ジャンプ+』(集英社)を創刊することとなる[13]
矢作時代

編集長に就任した矢作康介は「常に新しい作品を生み出し続け、新しい読者をお出迎えし続けないといけない」として、新連載を毎年7?8本の始めることを目標としていた。また、「雑誌の中身を「これ」と決めて硬直化させることは、ゆるやかに自殺していくようなもの」として、キャッチコピーを打ち出すことはなかった[6]

2014年9月に細野らによって『少年ジャンプ+』(集英社)が創刊された。これ以降、多くの連載経験者・新人作家[注 4]が『SQ』から流出した[14]。同年10月には、矢作が「ここしばらくは、自分の雑誌がなんか「やってる感」がない」と証言しており、初期の勢いとは対照的な状況となっていた[6]

2018年に、『るろうに剣心』で連載を行っていた和月伸宏児童ポルノ単純所持の罪で書類送検された。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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