ジャンヌ・ダルク
The Messenger: The Story of Joan of Arc
監督リュック・ベッソン
脚本リュック・ベッソン
アンドリュー・バーキン
製作パトリス・ルドゥー
製作総指揮リュック・ベッソン
アンドリュー・バーキン
出演者ミラ・ジョボヴィッチ
ジョン・マルコヴィッチ
フェイ・ダナウェイ
ダスティン・ホフマン
音楽エリック・セラ
撮影ティエリー・アルボガスト
編集シルヴィ・ランドラ
『ジャンヌ・ダルク』(原題: The Messenger: The Story of Joan of Arc)は、1999年に公開されたフランス・アメリカ合作の伝記映画。リュック・ベッソン監督、ミラ・ジョボヴィッチ主演で、ジャンヌ・ダルクの誕生から処刑までを描いた歴史映画である。 フランスの英雄として扱われてきたジャンヌ・ダルクを「一人の少女」という視点から描いた作品。 全体を通して宗教と神の存在を絡めながら進行するが、同時にジャンヌは神の使いではないと否定的に描かれている。 作中にたびたび登場する大規模で迫力のある攻城シーンにより、娯楽大作としても評価が高い。 百年戦争下のフランス。13歳の少女ジャンヌは、故郷であるドンレミ村で父や母、姉のカトリーヌ[3]と共に幸せに暮らしていた。人並み外れて信仰心豊であったジャンヌは、頻繁に村の教会へ告解に訪れていたが、ある日神父に、自らに助言を授けてくれるという謎の少年について話す。その少年の正体は不明であるものの、ジャンヌは「天から来た人」ではないかと考えていた。その日の午後、ジャンヌが自分の村へ戻ると、村はイギリス軍に焼き討ちにされ、目の前で姉を虐殺されるという悲劇に見舞われる。心に深い傷を負ったジャンヌは、父の命令で[4]村の修復が終わるまでの間、伯父であるデュラン夫妻の家に預けられる。しかし姉を虐殺された悲しみとイギリス軍への憎しみから、ジャンヌは伯父夫妻にも心を閉ざし、教会の神父にもやり場のない感情をぶつける。彼女のあまりの悲しみを目の当たりにした神父は「いつか神が、お前を必要とする日が来る」と言うが、ジャンヌは「今すぐ神と一つになりたい」と激しい感情を露にする。 それから数年後。シノン城のシャルル王太子(後のシャルル7世)の元に、自らを「神の使い」と名乗るジャンヌからの手紙が届く。手紙には、イギリス軍に包囲されているオルレアンの街を解放し、シャルル王太子がランスで戴冠式を挙げる手助けがしたいと書かれていた。
概要
ストーリー