ジャングル・ブック
The Jungle Book
監督ジョン・ファヴロー
脚本ジャスティン・マークス
原作ラドヤード・キップリング
『ジャングル・ブック』
製作ジョン・ファヴロー
ブリガム・テイラー
製作総指揮ピーター・トビヤンセン
モリー・アレン
カレン・ギルティリスト
ナレーターベン・キングズレー
出演者ベン・キングズレー
ビル・マーレイ
イドリス・エルバ
ルピタ・ニョンゴ
スカーレット・ヨハンソン
ジャンカルロ・エスポジート
クリストファー・ウォーケン
ニール・セディ
音楽ジョン・デブニー
I Wan'na Be Like You
(唄 : クリストファー・ウォーケン)
撮影ビル・ポープ
編集マーク・リヴォルシー
製作会社ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
フェアビュー・エンターテインメント
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公開 2016年4月4日 ワールドプレミア(エル・キャピタン劇場)
2016年4月15日
2016年7月27日 歌舞伎座ジャパンプレミア
2016年8月11日[1]
上映時間105分40秒[2]
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$175,000,000[3]
興行収入 $966,550,600[3]
$364,001,123[3]
22億1000万円[4]
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『ジャングル・ブック』(原題: The Jungle Book)は、アメリカの映画製作会社「ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ」が開発した、実写の少年とCGIアニメーションによる動物が共演する、2016年における冒険ファンタジー映画であり、製作・監督をジョン・ファヴローが、脚本をジャスティン・マークスが務め、世界の中では日本とアメリカを含む約72カ国において一般公開された[脚注 1]。 本作公開の122年前にあたる1894年に出版されたイギリスの小説家かつ詩人であるラドヤード・キップリングの短編小説集『ジャングル・ブック』および、その翌1895年に出版された『続ジャングル・ブック』そして、ウォルト・ディズニーが手掛けた最期の作品かつ、彼の死後に公開された最初の作品である1967年公開のアニメーション映画『ジャングル・ブック』を基にして、架空の舞台となるインドのジャングルに登場するすべての風景や場所、動物たちをCGIアニメーションで製作し、人間として出演する俳優の演技だけをブルースクリーンを基調とした舞台セットで撮影し[5]、クロマキー合成することによって「実写/CGI」化したリメイク作品である。ハイクオリティな合成映像のために必要とされるSFXおよびVFXの技術的な問題ならびにトーキング・アニマルという非現実的な動作から生まれる違和感を、限りなく最小限にすることで実現したバーチャル・リアリティは、新たなるハイブリッド・テクノロジーの可能性を鑑賞者に提示し、ウォルト・ディズニー氏没後50周年というウォルト・ディズニー・カンパニーの歴史にとって大きな意味をもつ年に蘇り[6]、世界中で大きな話題を呼んだ。 物語ではたった一人、ジャングルの中でオオカミたちによって育てられてきた少年モーグリが、仲間である黒ヒョウのバギーラやクマのバルーに見守られながら、自身を狙う凶悪なトラであるシア・カーンから逃れるために人間の村へ向かう過程で、少しずつ人間として成長していく姿を描いており、主演・俳優は本作公開当時12歳の新人ニール・セディ、声優は『ディア・ハンター』のクリストファー・ウォーケン、『ガンジー』のサー・ベン・キングズレー、『ゴーストバスターズ』のビル・マーレイといった大御所をはじめ、ギャリー・シャンドリング、ジャンカルロ・エスポジート、イドリス・エルバ、ルピタ・ニョンゴ、スカーレット・ヨハンソンなど数多くの著名人が名を連ねた。また、本作は2016年に死去したギャリーの遺作となっており、本作のラストでは彼への追悼メッセージが表示される。 詩人でもあるラドヤード・キップリングによる『ジャングル・ブック』の原作には、一話ごとに歌が書かれていて、1967年のアニメ映画も原作に出てくる歌との関連性は低いもののミュージカル映画として公開されて人気を博したため、その名残として本作ではアニメ映画を代表する「The Bare Necessities」と「君のようになりたい」の2曲が登場キャラクターたちによって歌われている[7]。なお、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズが『ジャングル・ブック』を実写化するのは、1994年にジェイソン・スコット・リー主演で公開した『ジャングル・ブック』に続いて2度目であり、ウォルト・ディズニー・スタジオの作品として1967年のアニメ映画を含めて数えると、本作は3つ目に新しい『ジャングル・ブック』である。
概要