この項目では、アメリカ映画及び同映画のサウンドトラックについて説明しています。チャカチャスの楽曲については「ジャングル・フィーバー (曲)」を、NHKのテレビドラマについては「ジャングル・フィーバー (テレビドラマ)
」をご覧ください。ジャングル・フィーバー
Jungle Fever
監督スパイク・リー
脚本スパイク・リー
製作スパイク・リー
出演者ウェズリー・スナイプス
アナベラ・シオラ
音楽テレンス・ブランチャード
スティーヴィー・ワンダー
撮影アーネスト・R・ディカーソン
編集サミュエル・D・ポラード
製作会社40エーカー・アンド・ア・ミュール・フィルムワークス
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
UIP
公開 1991年6月7日
1992年1月18日
上映時間132分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$14,000,000[1]
興行収入$43,882,682[1]
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『ジャングル・フィーバー』(Jungle Fever)は、1991年に公開されたスパイク・リー監督のアメリカ合衆国の映画、及び、同年に発表されたスティーヴィー・ワンダーによる同映画のサウンドトラック。 ウェズリー・スナイプスが演じるアフリカ系アメリカ人の建築家と、アナベラ・シオラが演じるイタリア系アメリカ人女性との異人種間の恋愛を描く。サミュエル・L・ジャクソンはこの映画でカンヌ国際映画祭の助演賞を受賞した。尚、カンヌ国際映画祭には「助演男優賞」は存在しなかったがジャクソンの為に創設され、ジャクソン以外に受賞者はいない。つまり、それだけジャクソンの演技が高く評価されたということである。 ハル・ベリー、クイーン・ラティファのデビュー作でもある。 早朝、ミングは寝室でくすくすと笑っていた。別室の両親の部屋からいつものように喘ぐ声が聞こえてきたからだ。母親は喘ぎながら子供を起こさないでと父親のフリッパー・パリフィ(ウェズリー・スナイプス)に懇願しているが、当の母親の方が声が大きいのだ。食堂で「ママをいじめないで」と父親に頼むが、母親が説明を始めると「本当の事を話すかどうか試しただけ」と答え、母親が「ませた子ね」と言うとミングは「次は弟が欲しい」と伝えた。 ミングを学校まで送り出勤すると、上司がフリッパーに派遣されてきた新しい秘書アンジェラ(アンジー)・トゥッチ(アナベラ・シオラ)を紹介したのだが、彼女はイタリア系の白人だった。彼女と挨拶をした後フリッパーは上司の部屋に乗り込み、「アフリカ系アメリカ人を頼んだのに。この会社で働いているアフリカ系アメリカ人は俺だけじゃないか」と不満を言うと、上司は「人種差別で訴えられるのも怖いが、性差別で訴えられるのはもっと怖い。彼女が嫌なら君が派遣会社に訴えて送り返せよ」と追い返した。フリッパーは腕利きの建築家として会社を支えていたが、一人だけの黒人として居心地の悪さを感じていたのだ。 当のアンジェラも、一日中外で働いているのに食事を含む家事は全て彼女の仕事で、その上兄二人は「ママの料理の方がおいしかった」と感謝の言葉すら無い。アンジーは台所で「こんな人生」と一人不満を零した。 仕事が終わってからフリッパーは旧友サイラス(スパイク・リー)の元を訪れ、「新しい秘書は又イタリア系の白人だ」と不満を口にすると、サイラスは「会社を人種差別で訴えてやれ」と軽く受け流すだけで、真剣に話を聞いてはくれなかった。サイラスの妻ベラが帰ってくるとサイラスはフリッパーがそこにいるにもかかわらずセックスを、と誘ってみるが、ベラは「ピルをもらってくるまではしない」と軽く受けながし、「子供を作る前に、早く高校に戻って教師の仕事を続けなさいよ」と励ました。
概要
ストーリー