ジャワクマタカ
ジャワクマタカ Nisaetus bartelsi
保全状況評価[1][2][3]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II[注釈 1]
分類
Spizaetus bartelsi[4][5]
和名
ジャワクマタカ[5]
英名
Javan hawk-eagle[3][4][5]
ジャワクマタカ (Nisaetus bartelsi) は、鳥綱タカ目タカ科クマタカ属に分類される鳥類。 インドネシア(ジャワ島)固有種[5] 全長56 - 61センチメートル[5]。背や翼・尾羽は濃褐色、下面は淡褐色[5]。後頭には黒褐色の冠羽が発達する[5]。嘴の基部から頸部へ向かう斑紋(顎線)は黒褐色[5]。喉から胸部は濃褐色の縦縞、体側面や腹部・尾羽基部を被う羽毛(下尾筒)・人間でいう足の甲(ふ蹠)を覆う羽毛には褐色の横縞が入る[5]。 卵は長径60 - 69.9ミリメートル、短径42 - 53.8ミリメートル[4]。幼鳥は全身が橙色で、冠羽もあまり発達しない[5]。翼の羽毛の外縁(羽縁)が淡褐色で、腹部などには横縞が入らない[5]。虹彩は灰褐色[5]。 以前は旧クマタカ属Spixaetusに分類されていた。2007年にミトコンドリアDNAのシトクロムb制御領域の分子系統解析から、本種やクマタカを含む東アジアから東南アジアに分布する構成種をクマタカ属Nisaetusへ分割する説が提唱された[6]。 標高200 - 1200メートルの低山地にある熱帯雨林に生息する[5]。 クマネズミ属・ハイガシラリス属(Callosciurus)などの齧歯類、コウモリ類、コモンツパイ(Tupaia glis)などのツパイ科・ジャワルトン(Trachypithecus auratus)・カニクイザルの幼獣・スカンクアナグマ(Mydaus javanensis)・ジャワマメジカ(Tragulus javanicus)・マレーヒヨケザルなどの哺乳類、ジャワミヤマテッケイ(Arborophila javanica)・ガマグチヨタカ類(Batrachostomus javensis)・ミフウズラ・アオゲラ属(Picus)・キジバト属(Streptopelia)・シロガシラ属(Pycnonotus)などの鳥類、ヘビ・アガマ科・トカゲ科などの爬虫類を食べた例がある[4]。
分布
形態
分類
生態
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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