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出典検索?: "ジャブロー" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2021年2月)
ジャブロー (Jaburo) は、
アニメ作品のガンダムシリーズに登場する架空の地名、および軍事基地の名前。一年戦争以前からグリプス戦役初期までの地球連邦軍の総司令部である。
漫画『HELLSING』に登場する架空の基地の名前。南米にあるミレニアムの地下基地。名称は「1」に由来する。
本項では、「1」について説明する。 南米アマゾン川流域に所在すると設定されており、地下の巨大な鍾乳洞を利用している。地下空洞は大小複数の空洞を連結したもので、広い箇所は工場などが林立し、全高18メートルのモビルスーツ (MS) が跳躍できるほど大きい。全長は280kmにもおよぶとされる[1]。 広大なジャングルに覆われた、強固な地盤の深い地下に所在する。そのため、通常兵器はもちろん、核兵器による爆撃にも耐え得る。地上には火砲やミサイルが多数配備されているうえ、防衛用の戦闘機を発着時のみ開口するカタパルトから発進させられる。そのほか、外部との出入り口も植物や地面にカモフラージュされていたり、水面下に隠されていたりして位置を特定しにくい。長期間自給できる膨大な物資を蓄えた、難攻不落の要塞である。 さらには、基地施設だけでなくMSや艦船の工場、艦隊級の艦艇が停泊できるだけのドック、複数の宇宙艦艇を同時に打ち上げ可能な簡易マスドライバーの宇宙港、大規模兵器庫、保険庁、参謀本部までも備えており、名実共に連邦軍の心臓部かつ頭脳部である。このため、連邦軍高官の一部(特に守旧派・官僚主義者)は、前線で指揮せず安全なジャブローに引き篭もっており[2]、スペースノイドのみならず連邦軍のレビル将軍にも、「(ジャブローの)モグラども」と軽蔑されている。 一年戦争時、前線に出ずキャリアを積み出世コースを歩もうとする軍人にとっては、ジャブローでの勤務は憧れであったようである。これはOVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』でのイーサン・ライヤーがコジマを懐柔すべく発した「ジャブローのオフィスは快適だよ」の台詞にも表れている。一方、最前線などで戦う兵士からは、現場を知らないエリートという皮肉を込めて「本社」などとも呼ばれている。 なお、「地球連邦本部」とする記述もあり、政府機関が疎開していた可能性がある。この場合、地球連邦の政軍中枢が集中したことになり、ジオンがジャブロー攻略に固執した一因になる。漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではア・バオア・クー攻防戦中の会議に多数の連邦政府関係者が参加しており、連邦政府も疎開していたと思われる描写がある。 一年戦争時の描写。 ジオン公国軍は連邦軍の大本営であるジャブローの所在を大まかであるが把握しており、開戦当初に目標としてコロニー落とし(ブリティッシュ作戦)を実施した。だが、連邦軍宇宙艦隊の迎撃で損傷したコロニーは大気圏突入後に崩壊し、破片がオーストラリア大陸東海岸、太平洋、北アメリカ大陸に落下する。大被害をおよぼしたものの、ジャブロー自体は無傷だった。 南極条約で再度のコロニー落としを封じられたジオン軍は、占領地からガウによる空爆をたびたび実施したが、厚い地盤と対空砲火に阻まれてジャブローへの被害は少なく、連邦軍兵士からは「定期便」と揶揄された。 一年戦争後期、それまで地球をほぼ1周してきたホワイトベースが到着する(『機動戦士ガンダム』第29話「ジャブローに散る!」)。この時、ホワイトベースの行動を察知していたシャア・アズナブル率いるマッドアングラー隊が尾行しており、入港の際に宇宙船用ドックを発見されてしまう。 これを機に、ジオン軍はオデッサ作戦の敗北以降劣勢となっていた地上でのミリタリーバランスを覆すべく、キャルフォルニアベースなどの北米方面軍を中心とした多くの戦力を投入し、宇宙船ドックを主要な目標とした攻撃を敢行する[3]。
概要
作中での描写
一年戦争時