ジャコモ_(競走馬)
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ジャコモ

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欧字表記Giacomo
品種サラブレッド
性別
毛色芦毛
生誕2002年2月16日
Holy Bull
母Set Them Free
母の父Stop the Music
生国 アメリカ合衆国
生産Mr. & Mrs. Jerome S. Moss
馬主Mr. & Mrs. Jerome S. Moss
Stronach Stables
調教師John Shirreffs
競走成績
生涯成績16戦3勝
獲得賞金2,537,613ドル
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ジャコモ (Giacomo) は、アメリカ合衆国サラブレッド競走馬、および種牡馬である。2005年ケンタッキーダービーを大穴人気で制した。

名前の由来は歌手スティングの息子の名前から。


目次

1 経歴

1.1 出自・2歳

1.2 3歳・ケンタッキーダービー

1.3 4歳・引退後


2 評価

2.1 おもな勝鞍


3 血統表

4 備考

5 外部リンク


経歴
出自・2歳

2002年2月16日ケンタッキー州レキシントン近郊のミルリッジファームで生まれた馬である。父は1994年のアメリカ年度代表馬ホーリーブル、母は重賞未勝利ながらもステークス競走で4勝したセットゼムフリーであった。

2歳のときにジョン・シャレフ調教師に預けられて競走馬となり、2004年7月にマイク・スミスを鞍上に迎えてハリウッドパーク競馬場の一般戦でデビューした(結果は5着)。スミスは父ホーリーブルに騎乗していた騎手で、ジャコモもデビュー以来すべての競走でスミスが騎乗している。2歳時は4戦して未勝利戦を勝ったのみであったが、年末のハリウッドフューチュリティでは勝ち馬から1馬身差の2着に入っていた。
3歳・ケンタッキーダービー

年が明けた3歳シーズンはシャムステークス(3着)から始動し、サンフェリペステークス2着、サンタアニタダービー4着をはさんでケンタッキーダービーへと挑戦した。この年はウッドメモリアルステークスを17馬身差で圧勝したベラミーロード、アーカンソーダービーを8馬身差で優勝したアフリートアレックスなどが人気を集め、ジャコモは20頭中の14番人気とほとんど蚊帳の外であった。

ジャコモはゲートが開いた直後は後方につけ、バックストレッチに入ってから徐々に順位を上げ、第3コーナー手前で先頭集団のやや後ろに位置取った。そして最後の直線、馬群の外に割り出して進出、前方のクロージングアーギュメントとアフリートアレックスを2分の1馬身差で差し切ってゴール、大金星を飾った。このときのジャコモの単勝倍率は約51倍で、これはケンタッキーダービー史上2番目に大きな配当額であった[1]

翌戦プリークネスステークスでは評価が急上昇して3番人気に推されるが、アフリートアレックスから約9馬身離された3着に敗れた。このとき、主戦騎手のスミスはジャコモの呼吸に異常が見られたことをのちに語っている。続くベルモントステークスではさらに大きく敗れて7着に終わり、その年のエクリプス賞3歳牡馬部門も二冠馬となったアフリートアレックスに奪われた。

ベルモントステークスのあと、ジャコモは休養に入ってそのまま3歳シーズンを終了、翌年の現役続行を目指した。一方でアフリートアレックスは故障により引退している。
4歳・引退後

2006年、ジャコモはデビューの地でもある西海岸競馬へと戻り、4歳シーズンの初戦として2月のストラブステークスに出走、3着に入った。

しかしこの2006年はラヴァマンがまさに全盛期を迎えていた時期で、西海岸のあらゆる大競走はすべてラヴァマンに持っていかれてしまった。この年サンディエゴハンデキャップで優勝しているものの、サンタアニタハンデキャップパシフィッククラシックステークスではともに大きく離された5着に敗れている。

その年末、チャーチルダウンズ競馬場で行われたブリーダーズカップ・クラシックで4着に入ったのを最後に引退した。同競走にはラヴァマンも出走していたが7着で、ジャコモにとってはラヴァマンに先着した最初で最後の競走でもあった。

引退後、ケンタッキー州にあるアデナスプリングズに種牡馬として繋養されている。
評価
おもな勝鞍
2004年(2歳) 4戦1勝
2着 -
ハリウッドフューチュリティ (G1)
2005年(3歳) 6戦1勝
ケンタッキーダービー (G1)2着 - サンフェリペステークス (G2)3着 - プリークネスステークス (G1)、シャムステークス
2006年(4歳) 6戦1勝
サンディエゴハンデキャップ (G2)3着 - ストラブステークス (G2)、グッドウッドブリーダーズカップステークス (G2)
血統表

ジャコモの血統(プラウディット系(ヒムヤー系) / アウトブリード)(血統表の出典)
父系

Holy Bull
1991 芦毛 アメリカ父の父Great Above
1972 黒鹿毛 アメリカMinnesota MacRough'n Tumble
Cow Girl
Ta WeeIntentionally
Aspidistra
父の母Sharon Brown
1980 芦毛 アメリカAl HattabThe Axe II
Abyssinia
Agathea's DawnGrey Dawn
Agathea

Set Them Free
1990 鹿毛 アメリカ母の父Stop the Music
1970 鹿毛 アメリカHail to ReasonTurn-to
Nothirdchance
BebopperTom Fool
Bebop
母の母Valseuse
1973 栗毛 フランスTyrantBold Ruler
Anadem
BarbarossaCambremont
Barbara F-No.2-d
母系(F-No.)
5代内の近親交配
出典

半弟にサンタアニタダービー優勝馬ティアゴがいる。また、3代母Barbarossaの子孫に仏1000ギニー、サラマンドル賞、ロベールパパン賞などを制したBaiser Voleがおり、5代母Mistress Fordは仏オークス馬である。
備考^ 2009年現時点でのケンタッキーダービーにおける最高配当倍率は、1913年のドネレールの単勝92倍である。


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