ジャコウネコ科
インドジャコウネコ Viverra zibetha
地質時代
始新世 - 現代
分類
ジャコウネコ科(ジャコウネコか、Viverridae)は、哺乳綱食肉目に含まれる科。 アフリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシア、スリランカ、フィリピン[3] 体型は細長く、吻も細長く尖る[4]。 耳介の後縁に袋状の器官(耳嚢)がある[4]。歯列は門歯上下6本ずつ、犬歯上下2本ずつ、臼歯上顎8本・下顎6 - 8本、大臼歯上顎2 - 4本・下顎4本の計38 - 40本[4]。多くの種には肛門周辺に臭腺(肛門腺)がある[3][4]。四肢は短い[4]。上腕骨下部の内側に、神経や動脈が通る孔(内側上?孔)がある[4]。指趾は5本[4]。爪を引っ込めることができるが、爪を保護する襞(さや)のない種もいる[4]。 始新世に出現し、現生の食肉目内では起源が古く原始的な特徴を残した分類群だと考えられている[4]。 ジェネット亜科(ジャコウネコ亜科から分割)・ジャコウネコ亜科・タイガーシベット亜科(ヘミガルス亜科)・パームシベット亜科に区別される[1][6][7][8]。 以前はコバマングース、フォッサ、マダガスカルジャコウネコといったマダガスカルに分布する種が含まれ、フォッサ亜科やコバマングース亜科を構成する説もあった[4]。2003年に発表されたIRBP オビリンサン属Prionodon 現生種の分類はVeron (2010) に従う[1]。GenettinaeおよびGenetta felinaを除いて和名は川田ら (2018)[5]、英名はMSW3 (Wozencraft, 2005) に従う[2]。body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper{margin-top:0.3em}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ul,body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ol{margin-top:0}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper--small-font{font-size:90%}
分布
形態
分類
ジェネット亜科
ジェネット属 Genetta
Genetta abyssinica アビシニアジェネット Abyssinian genet
Genetta angolensis アンゴラジェネット Angolan genet (ケープジェネットと同種とする説もある[4])
Genetta bourloni ブルドンジェネット Bourlon's genet
Genetta cristata タテガミジェネット[11] Crested servaline genet
Genetta felina アフリカゴマフジェネット[12] South African small-spotted genet[13](ヨーロッパジェネットと同種とする説もある[2][4])
Genetta genetta ヨーロッパジェネット Common genet
Genetta johnstoni ジョンストンジェネット Johnston's genet
Genetta maculata オオブチジェネット Rusty-spotted genet(ケープジェネットと同種とする説もある[4]。一方でG. “letabae”・G. “schoutedeni”を分割する説もある[13])
Genetta pardina モリジェネット Pardine genet(オオブチジェネットと同種とする説もある[4])
Genetta piscivora ミズジェネット Aquatic genet
Genetta poensis ダイオウジェネット King genet
Genetta servalina サーバルジェネット Servaline genet
Genetta thierryi ジェネットモドキ Haussa genet(オオブチジェネットと同種とする説もある[4])
Genetta tigrina ケープジェネット Cape genet
Genetta victriae ジャイアントジェネット Giant forest genet