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ジャガーネコ
ジャガーネコ Leopardus tigrinus
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン:真核生物 Eukaryota
界:動物界 Animalia
門:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
綱:哺乳綱 Mammalia
目:食肉目 Carnivora
科:ネコ科 Felidae
属:オセロット属 Leopardus
種:ジャガーネコ L. tigrinus
学名
Leopardus tigrinus
(Schreber 1775)
和名
ジャガーネコ
英名
Oncilla
ジャガーネコの生息分布図
ジャガーネコの毛皮。その美しい毛並みから、ジャガーネコはしばしば毛皮のために狩猟の対象となる。
ジャガーネコは哺乳綱食肉目ネコ科オセロット属に分類される食肉類。英名タイガーキャット。日本でもこの名で呼ばれることがある。
オセロットやマーゲイと分類学的に非常に近く、身体の模様などが類似するが、華奢でより小型である。毛皮が美しいため乱獲され、現在絶滅の危機に瀕している。
イエネコとの間に繁殖能力のない雑種をつくることができる。この雑種は毛色がジョフロイネコやコドコドとよく似ている[1]。 主にコスタリカからアルゼンチン北部までに分布すると考えられているが[2]、それぞれの生息地間に隔たりがあり、正確な分布は分かっていない[3]。雲霧林に生息する傾向が強い。また、マーゲイやオセロットに比べて標高の高い所にも生息し[2]、コロンビアの標高4500メートルの高地や、エクアドルのアンデス山脈高地や、ブラジルの高地にある亜熱帯林で見られる[2]。その他、低木地やカンポ・セハードでもその生息が確認されている[4]。 体長45 - 65 cm、尾長26 - 33 cm、体重1.5 - 3.0 kg。メスはオスより小柄[1]。イエネコより若干大きいが体重は軽い[5] 。鼻鏡はピンク色で、虹彩は薄茶色または金色である。体背面の被毛の地色は明るい黄褐色で、背面や側面に斑紋(バラ斑)が縦方向に並ぶ。腹は色が淡く、暗色の斑点がある[6]。尾には10 - 11本の縞が並び、先端は黒い。耳は丸く、耳の後ろは黒く眼状紋がある[1]。首の両脇を二対の黒い線が縞状に走る。毛色には個体差がある。また黒変種(Black Tiger Cat)の個体が多い。ベネズエラではしばしば黒変種が見られる。 外見はオセロットやマーゲイによく似ている[6]が、より小柄で体格が細く、鼻口部が狭い[4]。またマーゲイより尾が小さめで体の花状斑が小さく、毛がやや荒いが、小さなマーゲイはジャガーネコとほぼ同じ大きさであるため両者はよく混同される[1]。 ジャガーネコはおもに陸上で生活するが純粋な森林生活者であり、マーゲイほどではないが木登りがとても上手く[7][1]、短い距離なら木の側面を頭を下にして駆け降りることもできる。小型の哺乳類、トカゲ類、鳥類、大型昆虫などを食料とする[1]。場所によってはアマガエルも食べる。普通は夜行性だが、ブラジルのカーチンガ 狩りでは獲物となる動物に遠くから忍び寄り、攻撃が届く範囲内に入ると一気に飛びかかって殺す[7][8]。若いジャガーネコは自分と獲物との距離が近くなるとゴロゴロと喉を鳴らすところが観察されている。一方成熟したジャガーネコはさっさと狩りを終わらせる[4]。 野生での繁殖習性はよく分かっていないが、決まった繁殖期は無いと考えられている。飼育下では74 - 76日の妊娠期間の後、1、2頭の子を出産する[1]。
分布
形態
生態
亜種
L. t. tigrinus, ベネズエラ東部、ギアナ地方、ブラジル北東部
L. t. amazonicus, アマゾン河上流地方
L. t. cooperi, アメリカテキサス州
L. t. guttulus (wiedi), ブラジル中央部から南東部、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチン北部
L. t. nicaraguae, ニカラグア、ホンジュラス、コスタリカ
L. t. oaxacencis, ワーハーカ
L. t. oncilla (yucatanicus), ユカタン半島