ジムヌラ
ジムヌラ Echinosorex gymnurus
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
Viverra gymnura Raffles, 1822[2]
和名
ジムヌラ[3][4]
英名
Greater moonrat[3]
Gymnure[1]
Moonrat[1][2][5]
分布域
ジムヌラ (Echinosorex gymnura) は、哺乳綱真無盲腸目ハリネズミ科ジムヌラ属に分類される食虫類。本種のみでジムヌラ属を構成する[2]。 インドネシア、タイ王国南部、ブルネイ、マレーシア、ミャンマー南端部[1] 頭胴長(体長)26 - 46センチメートル[3][5]。尾長16.5 - 30センチメートル[3]。体重0.5 - 2キログラムと、ハリネズミ科最大種[3]。全身は棘状ではないものの硬い体毛で覆われる。胴体は黒、頭部の体毛は白い。また眼の周囲から頭頂部にかけての体毛も黒い。 歯式は 3.1.4.3 3.1.4.3 × 2 = 44 {\displaystyle {\tfrac {3.1.4.3}{3.1.4.3}}\times 2=44} である[6]。 発達した臭腺を持ち、この臭腺からの分泌物は非常に臭う。 以下の亜種の分類・分布は、Hutterer (2005) に従う[2]。 低地の熱帯林やマングローブ林などに生息し[3]、ゴム農園などの耕作地にも生息する[1]。おもに林床で活動するが、樹上に登ることもある[3]。単独性[3][5]。夜行性で、昼間は倒木や木の根元などで休む[4]。泳ぎは上手く、水中にもよく入る。 昆虫類、ミミズ類、小型軟体動物などの無脊椎動物を食べる[3]。カエル類や魚類などの脊椎動物、果実も食べる[3][5]。 繁殖様式は胎生。周年繁殖し[5]、1年に2回出産する[3][5]。妊娠期間は35 - 40日[3][5]。
分布
形態剥製
分類
Echinosorex gymnura alba (Giebel, 1863)
ボルネオ島
Echinosorex gymnura gymnura (Raffles, 1822)
マレー半島、スマトラ島
生態
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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