この項目では、かつて存在したカナダの航空会社について説明しています。日本の格安航空会社については「ZIPAIR Tokyo」をご覧ください。
IATA
3JICAO
WZPコールサイン
ZIPPER
設立2002年9月
運航停止2004年9月
親会社エア・カナダ
保有機材数12
本拠地 カナダ アルバータ州
カルガリー、カルガリー国際空港
代表者Steve Smith
外部リンク4321ZIP.com
ジップ (Zip) は、アルバータ州カルガリーのカルガリー国際空港の格納庫101番に本部を置いていた、かつて存在したカナダの格安航空会社[1]。この会社は、エア・カナダがノーフリル(英語版)の子会社として、2002年9月に設立したものであった。12機のボーイング737を運航し、機材は、青、フクシャ(赤紫色)、緑色、オレンジ色など、明るいネオンのような色に塗られており、クラスを設けない均一サービスをおこなっていた。この子会社の経営は、かつてウエストジェット航空のCEOであったスティーヴ・スミス (Steve Smith) に委ねられていた[2]。
カナダにおいて代表的な格安航空会社であるウエストジェット航空に、直接競争を挑んだジップは、カナダ西部の諸都市、アボッツフォード(アボッツフォード国際空港(英語版))、カルガリー(カルガリー国際空港)、エドモントン(エドモントン国際空港)、バンクーバー(バンクーバー国際空港)、サスカトゥーン(サスカトゥーン・ジョン・G・ディーフェンベーカー国際空港)、レジャイナ(レジャイナ国際空港(英語版))、ウィニペグ(ウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港)の間をつなぐ路線を運航していた[3]。
ジップは、2004年9月に運航を停止し、代わってエア・カナダが西部各地の路線に就航するようになった[4]。 ジップは、ボーイング737-200だけを運航しており、いずれもエア・カナダから取得されたものであった[5]。2004年にジップが運航停止となった際には、機材はいずれも退役となった[4]。 2004年8月の時点で、ジップは、以下の各地に就航していた[3][6]。 都市空港注記
機材
就航地
カルガリー(アルバータ州)カルガリー国際空港ハブ空港、本拠地
エドモントン(アルバータ州)エドモントン国際空港ハブ空港
モントリオール(ケベック州)モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港