ジグソウ
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「ジグソウ」のその他の用法については「ジグソー (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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出典検索?: "ジグソウ" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2019年4月)

ジョン・クレイマー (ジグソウ)
John Kramer (Jigsaw)
作者ジェームズ・ワン
リー・ワネル
トビン・ベル
石田太郎
銀河万丈(石田没後の後任)
詳細情報
別名ジグソウ・キラー
性別
職業実業家
配偶者ジル・タック(元妻)
国籍 アメリカ合衆国
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ジグソウまたはジグソウ・キラー(Jigsaw Killer)は、映画『ソウ』シリーズに登場する架空の人物。連続猟奇殺人犯。

シリーズを経て人物が代わるが(人数も変わる)、このページではジョン・クレイマーを軸に記述する。
概要

「ゲーム」と称した儀式を行う殺人鬼。人間心理を巧妙に読み取る術に長けており、二重三重にも計算されたトラップを用意し、これまで数十人以上の犠牲者を出している。ただし、必ず生き残れる手段が作られており、殺人そのものが目的ではない(詳しくは殺人方法・嗜好を参照)。

初期はジョン・クレイマーによる単独犯で、主にジグソウと言えば彼を指す。2作目以降は弟子などと共に複数犯となり、彼の死後は弟子が名を継いで犯行に及んでいる[注 1]

「ジグソウ」の意味は直訳で糸鋸のことであるが、死体にジグソーパズルを模した印を付けることから作中のメディアがつけた名称であり[注 2]、ジョン本人は自らをジグソウと名乗ったことはない。なおjigsawの発音は[d?igs??]なのでカナで書くなら「ジグソー」のほうが近い。
経歴

機械工学や建築学などに精通、大規模住宅地の開発にも関わり、新聞や雑誌にも名が出るような実業家だった。薬物中毒者の更生クリニックを経営する妻ジルとともに町の名士として順風満帆な人生を送っていた。

物事を論理的に見る性質で、医学や文学などの知識を会得しジルとの性交、妊娠、臨月までをすべて計算しつくしていた。ところが、妻の患者だった男セシル・アダムズが強盗目的で病院に押し入り、その時、妊娠していた彼女の腹に衝撃を加えたため、ジルは流産してしまう。待望した子供だったためショックは大きく、また、ここで更生しなかった犯人を見て「自分を助けるのは他人ではなく自分」と考えるようになる。さらに、大腸癌が転移して完治不能の脳腫瘍を患っていることが判明し、余命宣告され絶望に陥る。その帰り道、自殺しようと車ごと崖から転落するが奇跡的に生き延び、それによって人の生死について一つの見解を得て、また自分が生き延びたのは「自己を省みない人間に生きる意味を見出させるため」と考える。

計画にジルを巻き込まないために一方的に離婚し、ジグソウとしてジルを流産させたセシルを被験者として最初の「ゲーム」を行い、以後、正体不明の連続猟奇殺人鬼として新聞などで扱われるようになる。(『ソウ4』)

タップ刑事に逮捕寸前まで追われる中、自分に余命宣告した医者ローレンス・ゴードンと、タップがゴードンの情報を探らせていた男アダム・フォークナーの二人をゲームにかける。(『ソウ』)

刑事エリック・マシューズによって逮捕され尋問を受けるが、エリックの息子がゲームに参加している映像を見せて動揺を誘い、アマンダの協力によってエリックを罠にかけて逃亡した。(『ソウ2』)

脳腫瘍の悪化により余命数日の身となったが、アマンダの協力によってゲームを続行した。並行して医者リン・デンロンを拉致し脅迫する形で脳腫瘍の手術を行わせ、アマンダには内面を試すためのゲームを行った。手術は成功したがアマンダはゲーム失敗により命を落とし、ゲームの生還者ジェフ・レインハートによる最後のゲームに自身の命をかけ、ジェフのゲーム失敗によりチェーンソーで喉を切り裂かれて死亡した。(『ソウ3』)

以後、ホフマンが後を継ぐ。(『ソウ4』以降)

余命いくばくもない身から表面上は死後アマンダかホフマンのどちらかに後を継がせるように見えたが、裏では二人の人間性に早くから不信感を持ち、いくつかの対策をとっていた。その一つに、二人には秘密裏に救出したローレンス・ゴードン医師に二人の監視と、ジルの保護を要請する。後述の通り、真の生還者であり献身的かつ最高の協力者であるゴードンに対しては絶大な信頼を寄せており、二人とは違い何一つ隠し事をしていない。しかしゴードン自身は後継者になるつもりはなく[注 3]あくまで助言や監視といった、ジョンの影に徹し続けた。

3作目以降登場する食肉工場、通称「ギデオン・ビル」は、ジョンの最初の物件である。また、ジョンは生まれてくる予定だった息子にこのギデオンという名をつけようと考えていた。
殺人方法・嗜好
ゲーム

被害者に「ゲーム」と称する様々な生死を賭けた殺人儀式を課し、これを成功するかどうかを見届ける。本人は、その目的より「更生のためのテスト」とも称し、対象者を「被験者」と呼ぶ。

まず、被害者の生い立ち、性格を十分に調査した後に麻酔などで眠らせて誘拐し、ゲームの装置に取り付けて自分は観察できる間近な位置で待つ。被害者が目を覚ますと、予め録画か録音したものをテレビかポケットレコーダーによって再生させ、被害者が置かれた状況とゲームの説明をする。説明の終了か被害者のアクションを引き金として時計を作動させ、時間制限以内にゲームを攻略しなければトラップを発動、死ぬかそれに近い状態にさせる。ゲーム終了後、失敗していれば、被害者の生死に関わらず外界と完全に隔離して立ち去り、生きていても警察が発見する頃には死亡、または発見自体されない。成功した場合は録画録音で讃える場合があるが、基本的にはそのまま立ち去り、被害者は警察に保護される。

ゲームの内容は被害者の性格や経歴によって相応のものが用意され、主には拷問装置のような機械仕掛けの装置に固定された状態で始まり、制限時間を超えると装置の作動によって身体を激しく損壊させられて死亡する。また、制限時間内であっても、大抵は初期状態で身体に重傷を負っていたり、ゲームクリアのために身体を犠牲にする必要があるが[注 4]結局、成功すれば命は助かる状態になる。結果的に被害者は身体を犠牲にすることを躊躇し、死亡するというパターンが多い。上記以外のケースとしては、(ある程度自由は利くが)どこかに隔離された状態、大切な人物の命が懸かっている、表向きは対象者の命は問題無いが他人の命を自分の判断で決めさせる[注 5]、もしくはそれらの複合などが挙げられる。被験者が命を判断する他人は、特に巻き込まれた理由が描写されないことや、どんな道を被験者が選んでも命が助からない場合もある[注 6]。いずれにせよ後述するゲームの目的より、成功するには、強力な生き延びる意志を示すことや、最初に指摘された業を克服できるかどうかが鍵となる。

また、ゲームを拒否しようとしても最終的に従わざるを得ないよう巧妙に計算し尽くされており、ジグソウのルールに従ってゲームを行わざるを得ない。

ゲームに敗れ命を落とした被害者は、ジグソーパズルのピースの形に皮膚の一部を切り取られる。本人曰く、これは人間として必要な要素(ピース)である「生存本能の欠如」の象徴だとしているが、一部の被験者を除き特に描写されていない[注 7]

また、ゲームでなくとも、自身を守るために幾重もの罠を仕掛けており、これの餌食になる者(主に警察)もいる。場合によってはゲームの内容で被験者をジグソウに仕立て上げて警察の注意をそらすこともあり、「SAW」ではローレンス・ゴードンとゼップ・ヒンドル、「SAW4」ではダニエル・リッグ、「SAW6」では「SAW5」の時点で既に死亡しているピーター・ストラムがジグソウ又はその後継者に仕立て上げられている。
ゲームの目的

作中では「連続殺人鬼」として知られているが、殺人を犯したり自傷行為をするなど命を粗末にする者に命の大切さを教え、生きる意味を見出させることが目的で殺人自体が目的ではない。ジョンが行うゲームには生き残る選択肢が必ず用意してあり、彼自身も『ソウ3』でリン・デンロンに「人殺し」と罵られた際に「私は殺しを許さない。人殺しを嫌悪している。」と言っている。
豚の被り物

ジグソウがゲームの対象となる被験者を誘拐する際に必ず使用する、髪の毛の付いた豚のマスク。誘拐の際、監視カメラに映っても特定されない為の手段として用いており、基本的に被験者の背後から忍び寄って、捕らえた直後に麻酔を打ち込む為、被験者のほとんどは突如襲われて意識を失うことが殆どである。ジョンがジグソウ事件の最初の犠牲者セシル・アダムズを誘拐する際は、チャイナタウンのお祭りで路上販売されていた仮面を使用。これをヒントにして豚のマスクを用いた誘拐方法を用いるようになった。

豚のマスクは複数作られており、被った人物としてジョン、アマンダ、ホフマン、リッグ、ゴードンのほか2名[注 8]が確認されている。
ビリー人形詳細は「ビリー人形」を参照

本人は被害者の前に直接姿を現さない代わりに不気味な腹話術人形のビリーをシンボルとして、ゲームの説明などを行わせる[注 9]。元々ビリーは生まれてくる息子のギデオンに渡すための小さなぬいぐるみであったが、ジグソウとなった後はそのぬいぐるみを元にジョン自らの手でビリー人形が作り出された[注 10]


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