NGVD29(英語版) 海面基準点1929年
OSGB36(英語版) イギリス陸上測量1936年
SK-42(英語版) Systema Koordinat 1942 goda
ED50(英語版) 欧州基準点1950年
SAD69(英語版) 南米基準点1969年
GRS80 測地学参照システム1980年
NAD83(英語版) 北米基準点1983年
WGS84(英語版) 世界測地学システム1984年
NAVD88(英語版) 北米垂直基準点1988年
ETRS89(英語版) 欧州陸上参照システム1989年
GCJ-02 中国の暗号化された基準点2002年
国際地球参照系(英語版)
空間参照系識別子(SRID)(英語版)
ユニバーサル横メルカトル図法(UTM)
表
話
編
歴
地球重力モデルのEGM96によるジオイドとWGS-84地球楕円体との高さの差(ジオイド高)
ジオイド(英: geoid)とは、地球の平均海水面に極めて良く一致する等ジオポテンシャル面を言う[1][注 1]。 ジオイドの定義、すなわち地球の平均海水面に一致する等ジオポテンシャル面は、地球の重力以外の影響を取り去った場合の全地球を覆う仮想的な海面に一致する。この場合の平均海水面は陸地にまで延長、すなわち、運河やトンネルを掘ってその場所まで海水を導いたとして考える[2]。 したがって、ジオイドとは、ジオポテンシャル によって形づくられる一種の「地球の形」を表現している。 地球のジオイドは、地球楕円体と呼ばれる回転楕円体でその形を近似されるが、正確には細かく複雑に歪んだ“セイヨウナシ”の形をしていて、地球楕円体モデルGRS80の楕円体面を基準にすると最大で約85mの突出と約105mの凹みを持つ。このジオイド面の相対的高さ(差)を「ジオイド高」と呼ぶ。 ジオイド面はジオポテンシャル Φ ( r ) {\displaystyle \Phi ({\boldsymbol {r}})} の空間分布に加えて、地球の平均海水面に良く一致するよう正規重力ポテンシャル基準値 W 0 {\displaystyle W_{0}} を定めることによって決まる(したがってジオイド面上の点 r {\displaystyle {\boldsymbol {r}}} では Φ ( r ) ≡ W 0 {\displaystyle \Phi ({\boldsymbol {r}})\equiv W_{0}} )。国際的な値として、GRS80モデルによる値は、 W 0 = 62636860.850 m 2 s − 2 {\displaystyle W_{0}=62636860.850\,{\textrm {m}}^{2}{\textrm {s}}^{-2}} 、国際地球回転・基準系事業(IERS)では W 0 = 62636856.000 m 2 s − 2 {\displaystyle W_{0}=62636856.000\,{\textrm {m}}^{2}{\textrm {s}}^{-2}} を用いている。
平均海水面
地球楕円体
その地点の鉛直線
地表面
ジオイド
5のジオイドから4の地表面までの距離が「標高」であり、2の地球楕円体と5のジオイドとの距離が「ジオイド高」である。目次
1 概要
2 ジオポテンシャル基準値
3 ジオイド面と平均海水面
4 ジオイド面と標高
5 ジオイド面の凹凸
6 脚注
6.1 注釈
6.2 出典
7 参考文献
8 関連項目
9 外部リンク
概要
ジオポテンシャル基準値