ジェネラル・ダイナミクス
General Dynamics Corporation
種類公開会社
コングロマリット
NYSE: GD
ジェネラル・ダイナミクス (General Dynamics Corporation、NYSE: GD) は、米国バージニア州フォールズチャーチに本社を置く重機械コングロマリットである。ニューヨーク証券取引所上場。 1952年に設立されて以来、宇宙防衛産業と造船業、情報エレクトロニクス技術産業を主力とし、売り上げ210億ドル(2005年)、従業員9万人(2010年)を雇用する世界有数の防衛宇宙複合企業。2005年時点で、軍需産業で第6位にランクされる一方、会社の収益に占める民生産業部門の比率も大きい。 1899年、エレクトリック・ボートが設立され、潜水艦や対潜ミサイルなどを米海軍向けに製造した。1952年にエレクトリック・ボートはジェネラル・ダイナミクスと名称を変更。1953年、航空機メーカーコンベアと合併。(航空機事業コンベア部門は1965年で終了、1976年にカナダ政府に売却されている。)1954年に原子力潜水艦ノーチラスを製造。1974年、F-16を開発。 民間および防衛目的の艦船の建造・保守企業群
概要
歴史
現在の主要事業
造船
ジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート
エレクトリック・ボート部門は、ハンティントン・インガルス・インダストリーズ社ニューポート・ニューズ部門と並んで、核動力艦を供給可能な企業。主要製品として、バージニア級原子力潜水艦などがある。
バス鉄工所
American Overseas Marine Corporation
National Steel and Shipbuilding
軍用車両
ジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ(en:General Dynamics Land Systems, GDLS)
M1エイブラムス戦車や、ストライカー装甲車などを生産する防衛用陸上車両部門。1982年に買収したクライスラー・コンバット・システムズ社と2003年にゼネラルモーターズから買収したGMディフェンス社が母体。
General Dynamics Armament and Technical Products
一連のガトリング式機関砲(GAU-8、GAU-12、GAU-19、GAU-22、GAU-17ミニガン、M61、M197)を製造。
General Dynamics Ordnance and Tactical Systems
General Dynamics European Land Combat Systems
MOWAG社 - 装輪装甲車のピラーニャ、イーグル、DURO
Santa Barbara Sistemas社 - レオパルト2E
Steyr社 - 装輪装甲車のパンデュールI/II、ASCOD歩兵戦闘車、SK105キュラシェーア軽戦車を製造。
航空宇宙
ガルフストリーム・エアロスペース
ビジネス用途小型ジェット機を生産する航空機部門。"Forstmann Little & Company"から1999年に買収。G500/G550(旧ガルフストリームV)などの製品で知られている。以前所有していた航空機部門コンベアとの関連はない。
Jet Aviation
ビジネス用途小型ジェット機を運行、管理する航空機運航管理部門。
( ⇒Jet Aviation)
情報機器(アビオニクス)
General Dynamics Advanced Information Systems (GDAIS)
ルーセント・テクノロジーズ社(旧AT&T社の機器開発部門)から1997年に買収
General Dynamics C4 Systems
モトローラ社から2001年に買収。GDAISと共に、民生用及び防衛用のアビオニクス、電子機器の生産をおこなっている。
Itronix - フル ラグド(Fully Rugged)ラップトップPC・タブレットPCのブランド
1992年にItronから部門買収した事業。個人でも購入が可能な、数少ないGD製品。
( ⇒Itronix Home)
情報分析
アメリカ国土安全保障省が非公開で行うソーシャルメディアの監視プログラムの運用[4]。
売却済事業
原子力事業
1967年にジェネラル・アトミックス社をガルフ・オイルへ売却。
軍用機事業
航空機部門は長らく軍用機製造をおこなっていたが、1992年12月に部門をロッキード(現ロッキード・マーティン)へ売却。
F-111 - 攻撃機・戦闘爆撃機。可変翼航空機として初めて実用化された。
F-16 - 戦闘機。現在はロッキード・マーティンが製造を継続。
出典^ ⇒- General Dynamics All Reports from phx.corporate-ir.net